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★+Comboをスローモーションで観察★

今回は以下のエントリーでも紹介しましたが
ハーフループを含むジャンプ・コンビネーションやジャンプ・シークエンスを
スローモーション映像で観察してみましょう。

★ジャンプ・シークエンスに…もっと光をっ!★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-191.html
★表外ジャンプと表内ジャンプ★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-192.html

圧巻のジャンプ・シークエンスはエフゲニー・プルシェンコ選手。

エフゲニー・プルシェンコ選手(3A+1Lo+3F)
http://www.youtube.com/watch?v=MhIiisXRBys#t=1m15



3A+1Lo+3Fは3番目(1;15~) プルシェンコらしく少し強引ですが流石です。

2002 Olympics Evgeni Plushenko LP - Carmen.3A+1Lo+3F Slow Motion
http://youtu.be/_9SFsKB6MGU


 
2002年当時はジャンプ・シークエンスになりますが…
もし現行ルールで行った場合は、3連続コンビネーションとして扱われます。
8.5+0.5+5.3=14.3点 後半だと15.73点

Shawn Sawyer Canadian Figure Skating 2011
http://youtu.be/Dv2hBOJALYM



こちらはカナダ選手権 ショーン・ソーヤ選手の3F+1Lo+3Lo(3:12~)
上記映像のジャンプ構成に注目して滑走を観てください。

Shawn Sawyer Canadian Figure Skating 2011 3F+1Lo+3Lo Slow Motion
http://youtu.be/JCLa2S8ncIE



カナダ選手権 【リザルト】
http://www.skatecanada.ca/tabid/12857/language/en-US/Default.aspx
【プロトコル】 PDF注意
http://results.skatecanada.ca/2010-2011/2011CDNS/dc2.pdf


3F<+3Lo+S と、表記されています。
+Cはコンビネーション +Sはシークエンス

3F+1Lo+3Sはコンビネーションになるのに…
何故3F+1Lo+3Loはジャンプ・シークエンス扱いなんでしょうか? 不思議ですよね。

【ジャンプ・コンビネーション定義抜粋】
第1ジャンプの着氷足が、第2ジャンプの踏み切り足となる。
第3のジャンプについても同様とする。

3F+1Lo+3Loはハーフループの着氷足から、RBOの踏みかえが入っているので
ジャンプ・コンビネーションの定義を満たさず、シークエンス扱いになります。

+サルコウや+フリップならば、直接、着氷足の踏み切りとなるので
このハーフループを含むケースはジャンプ・コンビネーション扱いになります。


ノーマル速度だったら、見分けがつかないかもしれないですね。

さて、基礎点を稼ぐのであれば+3Sがお得なんですが・・・
何故、0.8掛けとなってしまう+3Loの+SEQにしたんでしょう…?

3F+1Lo+3Sの3連コンボにしてしまうと
最後の3連続コンボがキックアウトされます。(2連続ならOK)

踏みかえが入る事によって、安定した踏み切りが出来るメリットを考えて
確実な、踏み替え+3Loを選んだのかもしれません。

TOの判定に関して…
このケースの場合はハーフループを表内ジャンプとして扱えないケース
(+Combo定義から外れた)なので、ハーフループは表外ジャンプとして3F<3Lo+Sとなるんですね。

あ~ややこしいっ!

ルール対応と得点UPをしっかり考えた要素構成だと理解して頂けたでしょうか。

クリックで拡大
WS00084.jpg

ISU GP Skate Canada -- Adam RIPPON - LP
http://youtu.be/eTQ5HZlsRdg



4Lz<< 3Lz+1Lo+3S(3:36~)

http://figure2.me/slfs/scores/view/2379

ジャンプ構成を見て頂くとわかりますが…
もし最初の4Lzが3Lzを試みたケースとみなされるような形のジャンプになると
後の単独3Lzを変更しなければなりません。(3回転ジャンプの同一種類は2回まで)

尚、今回4LzはDG判定され基礎点は3Lz分に引き下げられます
技術審判は4Lzを試みた。と、判定しているので関係ありません。
パンクさせ3Lzになったケースが注意しなくてはならないんです。

ISU GP Skate Canada -Adam RIPPON 4Lz
http://youtu.be/K7rU4Hblu9M



【オマケ】 コンビネーションではありませんが…4Lz映像を。 
残念ながらDG判定ですが…いつかISU公式戦で成功させて欲しいですよね。

ISU GP Skate Canada - Adam RIPPON 3Lz+1Lo+3S Slow Motion
http://youtu.be/JNQmrQkYS5U



高さも飛距離もある綺麗な3連続コンビネーションになっています。

Alena Leonova (RUS) Free Cup of China 2010
http://youtu.be/jC_3eGUz5Oo



3T+1Lo+3S(1:17)

http://figure2.me/slfs/scores/view/2775

Alena Leonova FS Cup of China 2010 3T+1Lo+3S Slow Motion
http://youtu.be/SzP3EZforeQ



凄く綺麗に3連Comboを跳んでますね。
しかし現役女子選手の3回転を2度含むコンビネーション例が少ない。

映像集で回転不足の見方も再確認してね。

★回転不足の見方★ 審判はこう見ている・・・
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-170.html

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★高橋大輔…ルールへの挑戦状!? ロッカーターンからのルッツ★

この記事は2010年10~11月頃のエントリーを上部に上げています。

 フィギュアスケート・グランプリシリーズも最終戦を待つのみになりましたね。 
日本人選手達がたくさんファイナル進出で応援するのも困る状態に。

全日本選手権も男女シングルは大変な激戦になりそうな予感です。
そして…今シーズンの世界選手権も、物凄く楽しみに。
全員入賞よりも、さらに凄い事になりそうな予感が一杯です。
もうね…出場枠3つは少な過ぎる時代に突入してます。

かつての全米選手権を制するよりも…
全日本選手権を制する方が困難な時代に。。。

今回のエントリーはNHK杯 男子SP 高橋大輔選手の出来事…
興味深い事がありましたので、記事にしておきます。


尚、拙Blogのリンク欄にもありますように
パンダ師匠さんも同様の記事にされています。
まだ、ご覧になっていない方は、ご一読を。。。

TVでは教えてくれないフィギュアスケート観戦術
http://pandamaster.blog114.fc2.com/

それ以外のBlogでは、恐らく当Blogエントリー記事及び
上記パンダ師匠さんのBlog記事を参考にされている可能性があります。
参考だけなら大歓迎なのですが…どうも違う方向も多いようですので。。。

まぁなんというか…
巧妙というか、バレたら書き換えるとか…厚顔無恥とはこの事かと。
ルール説明を勝手に自分の都合のいい解釈に持っていくことは競技への冒涜だよ。


後追い記事?みたいに思われるかもしれませんが…

NHK杯での様子はTwitterでつぶやいていたのです…
地上波の録画放送を視聴しながらのツイートです。

エントリーにするほどの事かな?って思っていましたが
ルール批判記事のネタにされているようですので、残しておきます。

Sakura(@Skater_Sakura)/2010年10月23日 - Twilog
http://twilog.org/Skater_Sakura/date-101023

高橋大輔…3F+3Tはランディングまでいい感じですが。
エッジが…どう判定されるかな? 3Aはタッチダウン。 
3Lz? エラーもらわないか? ステップが楽しい。
テクニックより魅せるって意味で凄い。 
ちょっと危ない箇所があったけど感じさせない。 
ジャンプのエッジ判定両エラーかな?
 
posted at 17:50:26


メディアの報道で中間点導入が日本人選手に追い風?
みたいな風潮がありますが、あんなのは勝手に言ってるだけ。 
これまでジュニアやこのNHK杯を見るかぎり、UR基準は厳格です。
1/4の回転不足気味はOKかな?って感じでもしっかり取る印象だよ。
全員同一基準は守られるのは当然だけど。
 
posted at 17:58:41


そっかそっか…高橋大輔選手の3F+3Tはフラット気味ということで軽微なe判定。 
3Lzはスリーターンではなく、ロッカーターンからの珍しい入りとしてLzを跳んでます。 
これってFのe判定と取られる可能性があるので危ない跳び方だとは思うんですが。 
Blogスケーターズフェイバー?
 
posted at 18:11:23

2010年10月25日 10:40
 ※ ニコニコ動画に投稿された動画

高橋大輔 NHK杯2010 SP【Universal Sports】ロングver. ‐ ニコニコ動画(原宿)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12542952
Universal Sportsの解説者も言及していますね。

NHK杯 2010 動画クリップ
http://www9r.nhk.or.jp/figure2/r/single_viewer.html?x=1_0007&gp=1

高橋選手のe判定に関連して…過去にこんなやり取りをした経験があります。 
ロッカーからのルッツはエッジ判定で物議を醸す可能性があるかもしれないって話。
 

FS資料室 質問用掲示板 
http://tac3g.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=2747633
http://tac3g.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=2739909
posted at 19:11:51


現世界チャンピオンがロッカーターンからのルッツ(難しい入り方)
【逆にスリーターンからの誤ったエッジからの踏み切りと判定される危険性】
を行う事で、今後影響があるかもしれません。


★スケーターズ・フェイバー?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-117.html
posted at 19:19:29


高橋大輔選手のロッカーターンからの3Lz映像でじっくり観察してください。
スロー再生があるのでハッキリわかるはず。 
尚Wrong edge判定は通常スピードで判定する性質のものです。


NHK杯 2010 動画クリップ
http://www9r.nhk.or.jp/figure2/r/single_viewer.html?x=1_0007&gp=1
posted at 19:27:25

Sakura(@Skater_Sakura)/2010年10月24日 - Twilog
http://twilog.org/Skater_Sakura/date-101024

(._・)ノ コケ…デ~スケのデ~じな話なんだケロ…反応薄い。
3Lzにe判定が付く事があった時に反応する? 
テクニカル・解説者どちらか?もしくは両方?が間違う可能性もゼロではないケースだと思うのだが。 
一応、頭の片隅に置いておいてね。

posted at 01:03:22


物凄くややこしい事なんですが、世界チャンプが
この入り方のルッツに挑戦するのは、ある意味”挑戦”と受け止めてます。
とても興味深い事なのでヨロシクね。
 
posted at 01:40:37


高橋選手についてのツイートの件補足します。
SPでは明らかにFのコンボを試みてますので、次はLzだと判断できるのですが
もしFがLzっぽい試み方をする選手が現れると、話はとたんにややこしくなるって事も念頭においてました。
FSでは余計に。字数が少ないと誤解を招きますね、すみません。
 
posted at 02:39:28


挑発?(笑) いやそこまではないでしょうが。 
Wrong edge判定には入りの定義が無いので個人的にはなんで?って思うルールでもあります。

posted at 03:14:35

Twitterをされている方は #Fisk8 ← のハッシュタグを検索して下さい。
効率的にSkater_Sakuraのフィギュアスケート関連のツイートが見つかります。
https://twitter.com/#!/Skater_Sakura

**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**

いったい何故? このようなメリットの少ない
むしろ、e判定を受ける可能性のある、入り方で跳ぶのか?

高橋選手のルッツはFSの疲れが出た後半で
時折e判定を受ける事がありました。
この事が影響しているのかはわかりませんが、思うところがあるのでしょう。

歌子先生と、Wrong Edgeの話の中から出てきたのかもしれません。
ある意味、男前な性格の先生…『じゃあ やったら?』の一言だったのかも?

本田コーチも『おもしれ~じゃん!』 あっいや関西風か?
 『それ おもろいやん!』って同調したかもね。

フルッツ判定受けた選手の中で流行ったらルール改正!?


今回の考察はSPですので、先に明確なフリップを試みていますので
同じジャンプを試みたとして、キックアウトされる事はないと思います。
Fは軽度のe判定ですが、普通のフリップの入りで跳んでますから。
 (個人的には軽度とはいえe判定を受けるほどエッジが不明確とは思えないのですが)
※ ルールや判定の批判ではありません。 全員、同じ基準で判定しますから。

Wrong Edgeを判定するのに、今までは一般的(ポピュラー)なパターンでの
暗黙の了解?的な、反時計回り方向からの踏み切りはフリップ
時計回り方向からの踏み切りはルッツというような
ある意味、アバウトなスケート界の常識(所謂暗黙の了解)でテクニカルも判定しているのだと思います。

単に私がWrong Edgeの入り方に関する定義を見つけられなかっただけかもしれません。
※ もし、このような定義があるよって場合はお知らせ下さい。

テクニカルの判定は、事前に提出されているプログラム・コンポーネンツ・シートの事もありますが
基本的に、試みたエレメンツを見たままコールして、レビューを要請した場合は
ビデオでの判定も行う仕組みだったはず。

ターンなどからの最終的なエッジがLBOならばルッツ
LBIならばフリップでは片手落ちではないか? と、感じるのです。

プレパレーションのパターンなども定義化しておくべきではないのか?
と、思っています。

理論上ではLFI~LBOのブラケットからルッツを跳ぶ選手が出るかもしれませんし
LFO~LBIのブラケットからのフリップを跳ぶかもしれません。

もしくはLFI~LBIのカウンターからのフリップや
LFO~LBOのカウンターからのルッツだって(笑)
チョクトーからも可能といえば可能ですよね。

難しい入りからのジャンプにはGoEの加点要因があることから
今までの常識的な跳び方以外のプレパレーションからのジャンプへ
挑戦していく事も、可能性があるのです。

まぁ現実的には、難しいでしょうから
遊びで挑戦するならいざ知らず、競技会で跳ぶにはリスクが高すぎますね。
メリットが少なすぎます。
特別なボーナス加点制度が適用されればやるかな?

上記パターンのプレパレーションを試して、実際に跳ぶ選手が現れてから
現場のテクニカルが確認するよりも、事前にルールの明確化に織り込まないの?
って、素朴な疑問が、ずっとモヤモヤと残っているのです。

高橋選手とコーチ陣は…この入り方をルールへの挑戦?として
敢えて入れてきたのでは?って感じるのです。
この時の解説には本田武史さんが入っていたので、その理由を知ってると思うのですが
残念ながら、この件には言及しませんでした。

長光歌子先生にお目にかかれる機会でもあれば、お聞きしてみたい。

選手やコーチならば、一度でもe判定もらったら
即座に疑問として思い浮かべますからね。

個人的な感想でまとめるなら・・・
そこに高橋大輔というフィギュアスケーターとしての
意思を表明するためではなかろうかと…


彼なりの表現のひとつとして意味を持つステップからの3Lzなのだと。。。



時間がかかりましたが、映像を連続キャプチャーしました。

2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000122422LFO~ 2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000122555LBIならスリーターン もし、これだとフリップの普通の入り方
2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000122689LBOならロッカーターン 
今まで、無意識にLBOになってフリップのe判定をもらった選手は数知れず。
2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000122822フリーレッグの位置は? スリーターン方向ならば、こちらに残りません。
 Daisuke Takahashi SP.avi_000122822

微妙にロッカーターンをアピールしたように見えます。

『コレはルッツだぞっ!』
って…。  ターン直後に微妙な間があるんですよ。

2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000122956 明確にLBOに乗っていますね。2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000123089踏み切り動作に入ります。
2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000123089Wrong Edgeはスローや静止画では判定しません。
2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000123223左肩が残り肩のラインも平行…重心バランスが取れたフォームです。
2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000123356この辺りまでで既にWrong Edgeの判定は終わってます。
2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000123490離氷の瞬間まで見てしまえば右足イン側トウを衝くのだから最後は誰でも当然インエッジに見える。ですので、流れの中で、通常速度で判定するのです。
2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000123623 こういった切り取った瞬間の映像は恣意的操作に繋がりやすい。信用しないように。
2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000123756※ フルブレードとかプレローテーションとか(笑)
トップスケーターでは、滅多に起こらない、稚拙な技術ですので。


と、このように説明しましたが、LFO~LBIで普通に踏み切ればフリップとなります。
高橋選手の3F+3TはRFI~LBIのモホークから踏み切っています。(今回は軽度のe判定)
スリーターンから跳ぶ選手で、LBOに変化したらフリップのe判定を受けるのです。

彼の場合は、明らかにLFO~LBOへのロッカーターンを丁寧に見せてから踏み切っています。
でも、このプレパレーションのパターンでルッツを試みた選手は、非常に少ないと思います。
というか、個人的には記憶にありません。 結果的にフルッツになってしまう選手ぐらいです。
 
さて、みなさんは高橋選手のこの3Lzをどう感じますか?

ルールへの挑戦?なのか…挑発?なのか…(笑)

★スケーターズ・フェイバー?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-117.html

上記エントリーでも詳しく記載していますので、ご覧になって頂ければ…

Tugba KARADEMIR選手のケースと高橋大輔選手のケース
この違いで問題が起こるケースは早急に改善した方がいいと思っています。 
 
2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000316683 

【オマケ】 高橋選手のフォームは理想形に近い。
踏み切り動作に入る瞬間を切り取ってますが、それぞれのライン
手足の位置など、理にかなった位置から始動しています。

細かい部分はコーチのメシのタネですのですが
プレパレーションから踏み切りへの理想形へと移っていく過程が
選手それぞれの個性があり違っても、上手い選手は概ねこのポイントに近づいていきます。

スケーターのみなさんには、そのポイントへの意識を
無意識に出来ていくように練習するのが大切です。

★自主練習の方法論★【スケーター向け】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-82.html


★Figure Skating Guideline★ エントリー 一覧
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-109.html

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★フリップとルッツ…見分けとUnclear Edgeとは?★

今回はUnClear Edge(Wrong Edge)に再注目なエントリーです。

Wrong EdgeUnclear Edgeと呼び方が変わりました。

Wrong Edgeの判定に関係がある表内ジャンプはフリップとルッツです。
未だTV解説のコール抜きで見分ける事が困難な方は多いでしょう。

TV放送では、プログラム・コンポーネンツ・シート(要素構成予定表)を元に解説するケースが多く
実際に選手が行った要素が変更されたり、競技終了後のプロトコルに記載される要素と違う事が起こります。
フリップとルッツは、時に解説者の説明と違うこともあり、何故???と、なる方も多いのでは。

技術審判(TO)テクニカル・オフィシャルメンバー3名の主な業務は…
ATS(アシスタント・テクニカル・スペシャリスト)がPGコンポーネンツシート(要素構成予定表)を元に
要素前に事前にTSに伝え(要素名ではなくジャンプ・スピン・ステップ)※ TSの先入観を防ぐため
TS(テクニカル・スペシャリスト)が実際に試みた要素をコール
ATSがコールや判定に異論がなければ、TC(テクニカル・コントローラー)が承認します。

要素にビデオ判定が必要なケースと判断した場合はレビュー要請(ビデオ判定要請)をオペレーターに伝えます。
選手滑走後~得点が表示されるまでの時間が長かった場合、レビュー要請の要素が多い事が考えられます。
また、スケーターズ・フェイバーの適用を協議しているケースもあります。(後述)

尚、レビューの際は、TSとATSが同時にコールし、一致しない場合はTCの見解を入れた多数決。
※ 迷ってしまうようなケースなど、協議されるような微妙な時は、スケーターズフェイバーの扱いになる事がある。

TV放送での解説者の説明は、解説者が見た見地での言及で、実際の確定された要素と違うケースが、ごく稀に起こる事があります。(後述)(他記事)

Flip and Lutz
http://youtu.be/6tWmm4AKmgc



おそらくISUのジャッジセミナー用解説映像です。

体幹軸・水平軸イメージが非常にわかりやすい映像。

2軸~1軸への移行や腕の使い方、フリーレッグの処理、水平・前後バランスの感覚。
目・顔・肩・腕・腰・・軸足…そしてフリーレッグ。

Wrong Edgeの無い、非常に質の高いサンプル映像です。

Figure skating_Jumps_Demonstration by Yukina Ota
http://youtu.be/H_bicStqb6U



大田由希奈さんの6種類のジャンプ映像。 
シングルやダブルのサンプルをたくさん見る方がトリプル以上の見分けに役立ちます。

Takahiko Kozuka 【Flip,Lutz Jump & Spin】
http://youtu.be/t9_NLRbHWsU



小塚崇彦選手によるフリップとルッツの跳び分け映像。
プレパレーションのカーブが映像に示され、難易度の違いの説明が判り易いでしょう。
踏み切り~着氷の方向は回転不足判定の基準方向でもあります。

スピン技術への説明もありますが、今回は割愛します。
チェンジエッジ技術はバック回転~フォア回転に移行する技術が難しい。
TV説明は、難しい回転(フォア)から、簡単な回転(バック)への移行を説明しています。

スローモーション撮影で説明されていますが、Wrong Edge判定は原則的にノーマル速度で判断する事を覚えておいて下さい。
Wrong Edge判定を切り取った瞬間やスローモーションで判断する性質の技術では無いからです。
(映像検証で使われているケースはスローや瞬間を根拠にしているケースが多い)←過ち

【2013.3.9追記】
現行ルールでのWrong Edge判定はスロー再生で見る事が許されています。

個人的には、この運用方法は微妙なケースを過度にエラー認定してしまう危険性があり
従来通り、アングルの問題が無ければノーマルスピードで判断すべき性質の技術だと思います。


★ジャンプ編…正しい理解の上で観て欲しい★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-10.html

Flip Jump & Lip Jump(Wrong edge) Figure Skating
http://youtu.be/Iel9kjBAq2s



↑ ↑ ↑ 上記のような スロー再生や停止を使った動画(作為的) 
実際にエラー判定を受けた映像と疑惑の映像などをスロー再生で検証する事自体が結果ありきで作られた可能性が高く作為的・悪意的な印象を受けます。 
こういったものを主張の根拠に使うことはナンセンスなんですよね。 
しかもTVで放送された録画ビデオは判定にも使われている映像ですらないのです。 
同じようにメディアも不勉強で…競技会の度にスロー再生映像を流すものですから 
これが一般的な解釈だと定着しちゃったのだと思います。 

特定の選手の判定を…『不正だ!』 『見逃されている!』 などの主張を繰り返しているケースの多くは、こういった映像を鵜呑みにしているか、特定の選手を貶めるために映像を利用しているだけです。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

友人である現役テクニカル審判員のメッセージ部分を転載させて頂きますね。 
このシステムになって、ジャッジは、ビデオリプレイを観る事ができるのですが、ジャンプの着地については、スローやスーパースローにして、回転不足をチェックしますが、踏み切りについては、標準モードで見ます。
 
スローやスーパースロー、停止で見てしまうと、Sakuraさんも書かれている通り、瞬間を見てしまうからです。
これは、ナンセンスですよね。 

どのレベルでwrong edgeのコールをするかは、事前にTO(テクニカルオフィシャル)で意識あわせをします。 

【テクニカル・ハンドブック】
踏み切り時にきれいで正しいエッジで踏み切らなかった場合には、テクニカル・パネルは“e”  (エッジ)マークを使って、ジャッジに間違いを示す。
通常は、間違ったエッジでの踏み切りの判定には、スロウ・モーション再生は用いず、スロウ・モーション再生を用いるのは、ノーマル速度では踏み切りエッジの確認ができないカメラ・アングルの場合のみである。 
ジャンプの踏み切りが間違ったエッジで行われた場合、テクニカル・パネルは “e” (エッジ)マークを用いる。 

【GoEのガイドライン】
最終的なGOEが
必ずマイナスとなるエラー
引き下げ最終的なGOEの
+-は制約されないエラー  
引き下げ
F/Lzでの間違ったエッジでの開始
(記号“e”)  
-2 to-3F/Lzでの不明確なエッジでの開始
(記号“e”)
-1 to-2

シングルおよびペア・スケーティングとも、フリップまたはルッツ・ジャンプの 
“間違ったエッジでの開始”および“不明確なエッジでの開始”は 
テクニカル・パネルにより特定されジャッジに示され、プロトコルでは記号"e”を用いる. 
各ジャッジはエラーの程度メイジャー・エラーあるいはマイナー・エラー)を 
自分自身で決定し、それに相応するGOE減点を行なう

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

★高橋大輔…ルールへの挑戦状!? ロッカーターンからのルッツ★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-144.html

上記エントリーより…

2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP
http://youtu.be/5AkSvXyY3Cw



2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP Slow Motion
http://youtu.be/BN1fpYze96Y



ロッカーターン~3Lzのスロー映像です。
下記画像の説明どおり、フリーレッグ処理でロッカーターンを意図している事が判りやすいかと思います。
以前は疲れてくるとe判定(軽度 エッジがフラット気味)(マイナーエラー)を受ける事もありましたが
エッジの傾きや体幹軸がアウト側にやや傾いている事が判ると思います。

説明のためにスローモーション映像や切り取った画像を用意していますが
Wrong Edge判定はノーマル速度で判断する事は忘れないでくださいね。

Daisuke Takahashi SP.avi_000122822

2010 NHK Trophy Daisuke Takahashi SP.avi_000316683

コレは切り取った瞬間ですが。(説明のため)
身体の連動した中で各パーツ同士が連携させて要素は完成する。 
フォームに至る、きっかけや始動、その方向など、見る部分は多岐。視点の引き出しが多いほうがいい。
何を感じたか?も大事。

【重要】
すべての選手の判定に言える事ですが…
テクニカル・パネルでは
エッジ判定・踏み切りのごまかし・回転不足判定・通称ザヤックルールなど
【あきらか】ではない場合(非常に微妙なケース)
スケーターズ・フェイバー(選手がルールで不利益を被らない措置)を受けているケースが時々あります。

特定の選手がルール運用上の判定で…『審判に狙われているっ!』
のような、陰謀論を信じているのか短絡的反応がありますが、スケーターズ・フェイバーが適用されている事もあるのです。

プロトコル上で表記されることも無く、また、ジャッジやTV解説者などが説明する事も無いので
実際に適用されたかどうかを、一般的に知る事が出来ません。

競技関係者の場合、実際の滑走や映像などの記憶とプロトコルを照らし合わせて
『ひょっとしたら、あの判定はスケーターズ・フェイバーを適用したかも…』
と、いう感じで、推察するので、それほど疑問とせず、その時の審判団がそう判断しただけ。
という風に受け止めるんです。
別に選手ごとに、判定の厳しさの度合いが違う訳ではありませんから。
裁判と同じように、【疑わしきは罰せず】(推定無罪)の精神があるのです。

★スケーターズ・フェイバー?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-117.html

選手本人やコーチなどは、『あの要素は微妙だったな…』 どっちの判定になるだろう。
という風に心配している要素の判定は、競技中から解っているんです。

それが回転不足判定やWrong Edge判定、スピンのミス・レベル認定など…
様々な部分で、『審判にはバレてるかも?』的な要素はあるもんです。

ほとんどの場合、審判にはバレてます。(笑)
でも、時々、上記のような、スケーターズ・フェイバーが適用され、選手が不利益を被らない判定になっているケースも起きているんです。

選手側の損得勘定的にみれば、判定で損をする事もありますが、得をしている事もあるんです。
あまり、ルール上の判定部分を損得勘定的な事で考えるのはよくありませんが。

2012 Yuzuru Hanyu 羽生結弦 FS
http://youtu.be/18fLcfKlq4c



(2:27)チョクトーからの3Lz+2T(片手上げ)に注目。
1st着氷でバランスを崩しながらタノ+2Tへつなげ、そのままターンまで…

2012 Yuzuru Hanyu 羽生結弦 FS Slow Motion
http://youtu.be/IWZwQ8vLifY



TOはレビューでチョクトーだと確認して、フリップのe判定にしなかった。
TV映像はエッジの角度が見えにくいのが残念。

羽生
結弦選手のルール対応力や挑戦している事は以下の記事へ…

★世界を見据えたIJSルール対応力★ 羽生結弦の挑戦
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-164.html

★羽生結弦…世界への扉★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-174.html

マイケル・ワイス先生のフリップ&ルッツ映像
シングル~トリプルまで入っているので、練習生にはお手本となるはず。

※ 埋め込み不可映像ですのでYou Tubeでご覧下さい。

The Flip Jump
http://youtu.be/7Zb8C7lnYVk

The Lutz Jump
http://youtu.be/UNmTZlo0tc8
  
The Six Basic Jumps
http://youtu.be/MbfRRXHqLm8

【5/9追記】Twitterより…
スケートって、やる方もだけど、観る方も気づきが大事で、その見るポイントとやるポイントのツボな部分を知ると、かなり見方が変わる。 
でも、それって言葉では伝えにくいところだったりもするし、経験が理解を早める部分もある。
ヒントになりそうなのは目の中に基準線を入れる。

目の中の基準線…
ダンス系のコーチやスポーツ指導者などは日頃から結構、体幹軸など意識した上でいろんなラインの本人比較などを見るクセがあると思うけど…
バランス系のスポーツは対称も意識するがスケートのように片足バランス系は必ずしも対称ではない。
でも水平軸は必要…深い。

カーブを使いバンクする姿勢の中から、次の運動(要素)などに水平軸が必要な場合、その移行する体軸バランスを使って水平軸を作らねばならない。
ジャンプやスピンは特に重要。この補正アドバイスが出来る人が指導者になれる。
エッジや身体が傾いたところからの水平軸移行がポイント。

前後水平軸はバランスが取りやすい…左右水平軸はバランスが取りにくい。 
何故か?の意味は身体の構造と道具の性質。 一番は地上でやってみればいい。スパイラル姿勢とY字バランスでもいい。
完全に出来なくてもどちらがバランスを取りやすいかが判る。 ヒントはスケートは片足で滑ることが多いスポーツ。

片足で滑る…という事は、片方の足はどこかにあるわけで、どの位置によってバランス感覚が違うか?
って事をイメージ出来るかどうか? 足の裏の形は? フリーレッグが前後?左右? それだけでもバランスは大きく変わる。
腕との関係は? スケートはやじろべえ? ちょっと違う?

見る部分や感じる部分を増やせば、もっと面白くみえるし、やりがいも出来る。 
見る人は対象者の身体の使い方に目がいき、やる人は、自分自身の身体を意識するようになる。すべては気づき。
ダンスでもバレエでも見るだけと、少しでもやるのとでは気づく確率が違う。 審美眼とは違う視点。

スケーターのフォームを審美眼だけで、優劣をつけるのは良くない。
クセがあっても、技術的に理に適っていればOKなんです。
問題は、その審美眼的なフォームの優劣で評価・質・点数に大きな差が出るのならば修正した方がいい。
でも、関係なければ個人の個性でOK。

フォーム優劣を審美眼で見るほどいい加減なものはない。
プロ野球などのバッターやピッチャーのフォーム優劣が審美眼でアウトなら、その選手は何故そこに居る?という事になる。
どんなに不恰好に見えても、理に適っていたり、本人の身体特徴に合致していれば、それが本人比の理想型。

スケーターのフォーム改造…
物理的・具体的方法で修正させるタイプと、本質部分の追及の中から自然と身につけさせる方法と…終着点へ向かわせる道が違う。 大きく2つの方法がある。
物理的・具体的なのは即効性があるが崩れる危険性もある。 他方はその逆の性質。
どちらが正しいかは判らない。 卵が先か? 鶏が先か? に、似ている。

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