★進化するフィギュアスケート技術 スピン考察…★
フィギュアスケートのBlogでいろいろ書いているのに、ちょっと避けてたエントリーかな…
私…スピンはヘタだったので、書くのも苦手意識が…(滝汗)
股関節の稼動域が少し変だったのか…あまり綺麗なポジションが取れなかったんですよね…
キャメルはバック(右足軸)の方が見た目が良かったので左足軸側は避けてましたね。(恥)
選手って結構苦手なものを持っているもんです。
スピンってどこがどう難しいのか?って事や…注目する点はどこがポイントなのか? って…結構難しいですよね。
競技会で見かける目新しい技術はスピンが多いです。
高速回転やビールマンやドーナツのようにアクロバティックなスピンは大きな拍手をもらったりしますよね。
高速回転は腕の力や身体の使い方で高速にする事は割とたやすいのですが
キャメル姿勢や、シット姿勢、中間姿勢全て、回転の速さが優れている選手は上手いです。
そして、小さな弧を描きながら流れず1点で回り続けてます。。。
YouTube - Figure Skating A to Z 3 【Biellmann Spin】
http://www.youtube.com/watch?v=wutTNnHTBW0&feature=channel_page
ビールマンなどを習得するのは柔軟性も必要ですし腰への負担も大きいので一瞬苦しそうに引き上げる時の顔が痛々しいですね。
(早すぎて見えないか)
ほとんどの選手は左回り(右利きの人)で回転します…
左足が軸の場合と右足が軸の場合も 基本的に左回転は同じ。
基本3姿勢 アプライト シット キャメル
※レイバック・ビールマンなどはアプライトに含まれてます。
バリエーションとして
キャッチフット ビールマン ドーナツ ヘアカッター サイドウェズレイ I字 A字 キャノンボール パンケーキなどの姿勢変化
中間姿勢も含めると複雑です。
近年は、昔流行っていた姿勢などの回帰現象も見受けられますね。
フライングを伴うジャンプスピン
バリエーションでは デスドロップ バタフライなどを使うとレベルが上がる要素です。
バックエントランスからスピンに入るのもフィチャーされますね。
コンビネーションスピンでは様々な姿勢を駆使してレベルを上げます。
この辺ぐらいまでは見た目で明らかに解るので大丈夫でしょうが…大丈夫だよね?
レベルを上げる為に、似通ったスピンが増えてしまったのは、このシステムの弊害とも言えるのが残念です。
スピンは左足軸の場合はほとんどの場合がバックインエッジで回転しているのですが…
チェンジエッジでアウトエッジを使うスピンは難しくレベルを上げる特徴になります。
右足軸のスピンはバックアウトエッジで回転しており、チェンジエッジすれば、フォアインエッジで回転します。
足元を注目して見れば、後ろ向き回転・前向き回転か判ります。
画像のようにブレードは緩やかなカーブがあり、前進はややかかと側、後進はややつま先側に乗って滑ります。
ブレード全体で滑っているように見えますが、スケーターはブレードの狭い範囲の1点で滑っています。
昔は意図せずチェンジエッジするようなスピンはダメだと言われていましたが
現在は、意図したチェンジエッジは評価されるようになったのです。
そういった目で見ているので、一瞬グラついたのか?って思うこともしばしば…
スピン中のチェンジエッジをミスしたときは本当にグラついてますけどね。
昔見つけた映像の中に美しいキャメルスピン中にチェンジエッジでフォアアウト回転…スピン終了後に 今度はリバース回転で同じようにチェンジエッジ…
鏡のように両方の回転を事も無げにやってたんですよね…
代わりに…
リバースのキャメルスピンを往年の名選手ロビン・カズンズ選手のスピンを紹介します。
YouTube - Robin Cousins - EX (1980)
http://www.youtube.com/watch?v=gpGOA3l57TY
物凄く憧れた選手です。
彼の跳ぶオープンアクセル&ディレイアクセルの大きさと滞空時間を観て下さい!
ダブルアクセルを間に入れていますが…アクセルだけで大観衆を虜にしたのです。
さらに…現在では見る機会が激減した(シングルなので)タックアクセルも跳んでますね。
タックアクセルは変形アクセルのひとつですが、空中でシットポジションの姿勢を作ります。
みなさんはジャンプは6種類との認識でしょうが…ひとつのジャンプの中に姿勢変化をともなう変形や回転制御のディレイなど小技があるのです。
フィギュアスケート用語集
http://www.geocities.jp/ice_snow6034/dic/dic.html#tuck
ダブルとトリプル並存時代の選手達は、少しでも個性を出そうと様々な工夫をしていました。
トップ選手が披露した小技は瞬く間に世界中に広がったんですよ。
EX最後のシーンにリバース(通常とは逆回転)キャメルスピンのフォアアウト回転のスピンを披露しています。
近年では、スイス選手達のスピンの多彩さが目立ちますね。
ステファン・ランビエール選手など、スピン中のバリエーションの豊富さや新しい姿勢への挑戦など
フィギュアスケート技術の向上はジャンプだけではない事を証明してくれています。
『何故?グルグル回っていて目が回らないの?』
フィギュアスケーターは必ず質問されますね。
三半規管が鍛えられてるともいえますが、目が回らないのは自然に身に付いたものなのですが
明確に答えられる選手は小数でしょう。
実は…スピン中は1点を凝視するような感じで回転していると目が回らないのです。
だいたい寄り目になってますね。(笑)
他の表現としては…ボー( ▽ )o〇O って感じの焦点が定まっていないような遠い目をしているような感じって書けばイメージしやすいかな?
目が回らなくなれば、どこでも見れます。
ストロボ写真や流れる映像のような感じで、景色を見ています。
頭の位置が回転の中心軸から離れたポジションになると、キツくなります。
振られる頭に血液が逆流してくる感じです。
宇宙飛行士・パイロットなどの訓練や、Gのかかる乗り物を想像してください。
目が回った人は…
指先などを目の前に持ってきて凝視すると早く回復します。(お試しあれ)
鏡に映る自分の目を見つめるのも効果があるし、目が回っている人の目は左右に凄い速さで動いています。
スピン練習を始める人には、指先を見つめさせながら練習させると、目が回りにくくなるので、コツをつかめば、どこかを凝視するなり、ボーっとした目の状態を作れるようになります。
教える時は『自分の鼻先を見つめてみろ!』なんて言ったりすることも。
実際に鼻先を見つめる訳ではないですが、その様な意識で目の高さにある景色の流れを見つめる感じです。
まぁ…現在スピンを練習していて目が回るのを悩んでいる方は試してみてね。
って事で…スピン中の選手の顔は結構おバカ顔なんですよ(汗)
録画したビデオをスロー再生で確認するとおもしろいかもよ?
って…ちょっと不謹慎ですね。
不謹慎で思い浮かべてしまったのが、メディアなどが撮影した写真の取り扱い。
連続撮影した写真の中から、わざわざ選手の変顔に写った写真を選んでWeb上などに掲載する行為を見かける事があります。
作為的に変顔になった写真を使うなんて事は最低な行為だと思います。
個人ではなくメディアなど責任のあるような媒体がするなんて信じられません。
そういった媒体はスポーツを取り上げる資格すらないといえますよね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。。。
★Figure Skating Guideline★ エントリー 一覧
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-109.html
私…スピンはヘタだったので、書くのも苦手意識が…(滝汗)
股関節の稼動域が少し変だったのか…あまり綺麗なポジションが取れなかったんですよね…
キャメルはバック(右足軸)の方が見た目が良かったので左足軸側は避けてましたね。(恥)
選手って結構苦手なものを持っているもんです。
スピンってどこがどう難しいのか?って事や…注目する点はどこがポイントなのか? って…結構難しいですよね。
競技会で見かける目新しい技術はスピンが多いです。
高速回転やビールマンやドーナツのようにアクロバティックなスピンは大きな拍手をもらったりしますよね。
高速回転は腕の力や身体の使い方で高速にする事は割とたやすいのですが
キャメル姿勢や、シット姿勢、中間姿勢全て、回転の速さが優れている選手は上手いです。
そして、小さな弧を描きながら流れず1点で回り続けてます。。。
YouTube - Figure Skating A to Z 3 【Biellmann Spin】
http://www.youtube.com/watch?v=wutTNnHTBW0&feature=channel_page
ビールマンなどを習得するのは柔軟性も必要ですし腰への負担も大きいので一瞬苦しそうに引き上げる時の顔が痛々しいですね。
(早すぎて見えないか)
ほとんどの選手は左回り(右利きの人)で回転します…
左足が軸の場合と右足が軸の場合も 基本的に左回転は同じ。
基本3姿勢 アプライト シット キャメル
※レイバック・ビールマンなどはアプライトに含まれてます。
バリエーションとして
キャッチフット ビールマン ドーナツ ヘアカッター サイドウェズレイ I字 A字 キャノンボール パンケーキなどの姿勢変化
中間姿勢も含めると複雑です。
近年は、昔流行っていた姿勢などの回帰現象も見受けられますね。
フライングを伴うジャンプスピン
バリエーションでは デスドロップ バタフライなどを使うとレベルが上がる要素です。
バックエントランスからスピンに入るのもフィチャーされますね。
コンビネーションスピンでは様々な姿勢を駆使してレベルを上げます。
この辺ぐらいまでは見た目で明らかに解るので大丈夫でしょうが…大丈夫だよね?
レベルを上げる為に、似通ったスピンが増えてしまったのは、このシステムの弊害とも言えるのが残念です。
スピンは左足軸の場合はほとんどの場合がバックインエッジで回転しているのですが…
チェンジエッジでアウトエッジを使うスピンは難しくレベルを上げる特徴になります。
右足軸のスピンはバックアウトエッジで回転しており、チェンジエッジすれば、フォアインエッジで回転します。
足元を注目して見れば、後ろ向き回転・前向き回転か判ります。

画像のようにブレードは緩やかなカーブがあり、前進はややかかと側、後進はややつま先側に乗って滑ります。
ブレード全体で滑っているように見えますが、スケーターはブレードの狭い範囲の1点で滑っています。
昔は意図せずチェンジエッジするようなスピンはダメだと言われていましたが
現在は、意図したチェンジエッジは評価されるようになったのです。
そういった目で見ているので、一瞬グラついたのか?って思うこともしばしば…
スピン中のチェンジエッジをミスしたときは本当にグラついてますけどね。
昔見つけた映像の中に美しいキャメルスピン中にチェンジエッジでフォアアウト回転…スピン終了後に 今度はリバース回転で同じようにチェンジエッジ…
鏡のように両方の回転を事も無げにやってたんですよね…
代わりに…
リバースのキャメルスピンを往年の名選手ロビン・カズンズ選手のスピンを紹介します。
YouTube - Robin Cousins - EX (1980)
http://www.youtube.com/watch?v=gpGOA3l57TY
物凄く憧れた選手です。
彼の跳ぶオープンアクセル&ディレイアクセルの大きさと滞空時間を観て下さい!
ダブルアクセルを間に入れていますが…アクセルだけで大観衆を虜にしたのです。
さらに…現在では見る機会が激減した(シングルなので)タックアクセルも跳んでますね。
タックアクセルは変形アクセルのひとつですが、空中でシットポジションの姿勢を作ります。
みなさんはジャンプは6種類との認識でしょうが…ひとつのジャンプの中に姿勢変化をともなう変形や回転制御のディレイなど小技があるのです。
フィギュアスケート用語集
http://www.geocities.jp/ice_snow6034/dic/dic.html#tuck
ダブルとトリプル並存時代の選手達は、少しでも個性を出そうと様々な工夫をしていました。
トップ選手が披露した小技は瞬く間に世界中に広がったんですよ。
EX最後のシーンにリバース(通常とは逆回転)キャメルスピンのフォアアウト回転のスピンを披露しています。
近年では、スイス選手達のスピンの多彩さが目立ちますね。
ステファン・ランビエール選手など、スピン中のバリエーションの豊富さや新しい姿勢への挑戦など
フィギュアスケート技術の向上はジャンプだけではない事を証明してくれています。
『何故?グルグル回っていて目が回らないの?』
フィギュアスケーターは必ず質問されますね。
三半規管が鍛えられてるともいえますが、目が回らないのは自然に身に付いたものなのですが
明確に答えられる選手は小数でしょう。
実は…スピン中は1点を凝視するような感じで回転していると目が回らないのです。
だいたい寄り目になってますね。(笑)
他の表現としては…ボー( ▽ )o〇O って感じの焦点が定まっていないような遠い目をしているような感じって書けばイメージしやすいかな?
目が回らなくなれば、どこでも見れます。
ストロボ写真や流れる映像のような感じで、景色を見ています。
頭の位置が回転の中心軸から離れたポジションになると、キツくなります。
振られる頭に血液が逆流してくる感じです。
宇宙飛行士・パイロットなどの訓練や、Gのかかる乗り物を想像してください。
目が回った人は…
指先などを目の前に持ってきて凝視すると早く回復します。(お試しあれ)
鏡に映る自分の目を見つめるのも効果があるし、目が回っている人の目は左右に凄い速さで動いています。
スピン練習を始める人には、指先を見つめさせながら練習させると、目が回りにくくなるので、コツをつかめば、どこかを凝視するなり、ボーっとした目の状態を作れるようになります。
教える時は『自分の鼻先を見つめてみろ!』なんて言ったりすることも。
実際に鼻先を見つめる訳ではないですが、その様な意識で目の高さにある景色の流れを見つめる感じです。
まぁ…現在スピンを練習していて目が回るのを悩んでいる方は試してみてね。
って事で…スピン中の選手の顔は結構おバカ顔なんですよ(汗)
録画したビデオをスロー再生で確認するとおもしろいかもよ?
って…ちょっと不謹慎ですね。
不謹慎で思い浮かべてしまったのが、メディアなどが撮影した写真の取り扱い。
連続撮影した写真の中から、わざわざ選手の変顔に写った写真を選んでWeb上などに掲載する行為を見かける事があります。
作為的に変顔になった写真を使うなんて事は最低な行為だと思います。
個人ではなくメディアなど責任のあるような媒体がするなんて信じられません。
そういった媒体はスポーツを取り上げる資格すらないといえますよね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。。。
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