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★誤解だけは解いておきたいルールの事★

まもなく四大陸選手権 そして'08-'09シーズンチャンピオンが決まる世界選手権です。

開催前に、今までのエントリー内容などをまとめる形として
Q&A形式のエントリーを作っていました。
ご訪問下さった方々の参考になれば幸いです。

フィギュアスケートを観戦するファンの方々が一番疑問に思っている事は
回転不足の判定とwrong edgeの判定なのでしょう…

採点競技ですから、人間の目で判定し、必要に応じてビデオ判定を行っています。
ジャッジングに関して、陰謀説・買収・八百長・権力争いなど推測の域を出ない話を信じる人には無意味でしょうが…

ルールの運用部分に関しては、現状を知ると誤解していた部分が解けるかもしれません。
誤解されているかもしれない事例を挙げていってみましょう…


Q 判定に使われている映像はTV局などのメディアのもの?

A 判定に使われるのはテクニカルパネル横から撮影されている映像を使用。

TV解説者などはメディア映像や目視での解説なので、判定と乖離する場合もあります。

TV解説者がテクニカルパネル位置から解説していれば、見解の乖離も少ないと思いますが、それは不可能ですからね。
当然の事ながら、TV局の生放送の映像で判定するなんて事もありません。


Q 判定はスロー再生や停止を使って判定しているのか?

A ケースによって違います。

基本的には通常スピード再生での判定が多い。
スロー再生などは回転不足判定など特殊なケース。
Wrong Edge判定は基本的にノーマルスピードで判定します。

Q ジャンプの回転不足でのビデオ判定はスロー再生?

A 着氷時の判定はスロー再生又はスーパースローなどを使い判定する場合があります。

進行方向から1/4以上の回転不足は、試みたひとつ下の回転数のジャンプの基礎点からGOEをマイナスの範囲で採点します。
アクセル以外のジャンプが明らかにフォワード(前向き)踏み切りされた場合にはごまかしたジャンプとみなされます。

離氷時の判定が疑われた場合はノーマルスピード再生で判定します。 
チートジャンプ(ごまかした踏み切り)はコンビネーションなどでのトウループに見られるケースが多いです。

wrong edgeと共にノーマルスピードで判定するのはフィギュアスケートの性質上、瞬間を切り取って見るのはナンセンスだからです。

Q 何故1/4の不足が回転不足になるのか?

A ジャンプの着氷は通常バックアウトの着氷を迎えます。
1/4以上の回転が不足すればフォア(前向き)の着氷をした後、ターンしてバックアウトになり流れていく事になります。
  
判定はまさしくこの部分を明確に見ようとしているのです。
テクニカルパネルのさじ加減などはありません。

詳しくは以下のエントリーで。。。
★ジャンプの回転不足考察…★

Q 何故回転不足を厳しく取るようになったのか?

A 旧採点時代から回転不足の判定は存在していました。
ルールの明確化の流れの中で きっちり判定するという事になったのでしょう。

 
(個人的見解)
曖昧さを排除し、正しい回転数を跳んだ選手と微妙だが回転不足と判定されずに、より上の基礎点を狙う選手との明確な差別化が必要だと判断したのでしょう。
  
過去の競技会で、この選手はグリっぽいジャンプが多いのにノーミスに見えるから優勝なんだなぁとか…
完璧に跳んでいたが、ひとつの転倒で負けてしまったとか… 
個人的におかしいと感じた選手は昔の方が多く居たように感じます。

Q 回転不足判定を受けるとDGをした上でGOEをマイナスにまでするのは2重の減点ではないか?

A 判定を受けると、ひとつ下の回転数の基礎点からGOEをマイナスの範囲に収めなさいという意味です。
必要な要件(回転数)を満たしていないと判断されたものは ひとつ下の基礎点で判定するという事です。

コールされるジャンプは通称ザヤックルールなどの兼ね合いで試みたジャンプをコールします。

Q 厳しい判定を科すのは、チャレンジ(高難度ジャンプ)の阻害にならないか? 
 
A 選手は回転不足の判定を受ける受けないの覚悟を持ってチャレンジします。
リスク部分は承知の上で、成功する自信があれば挑むでしょう。


微妙なジャンプを跳ぶ選手は挑戦するのか、確実にこなせそうな構成でまとめるのか戦略を練って、勝つ確率の高い構成を選ぶだけです。
  
(個人的見解) 
過去には多くの回転不足ジャンプを跳んで優勝するようなケースもあったと思います。

この過去の反省に基づいた、明確化の理念が浸透するには、正しい認識が必要でしょう。
見た目だけの判定に終始させるのであれば、新採点の点数化によるルールより旧採点ルールに戻す方がマシだと言ってるようなものです。
基本的にはどちらのルールも曖昧な部分が減った分だけ、不公平感などは少なくなったと思います。

Q 何故wrong edgeの判定は必要なのか?

A 採点に影響するジャンプは6種類でルッツとフリップの違いを明確に跳び分ける選手が減った事が原因でしょう。

ジャンプには複数のアプローチの仕方がありますがルールで同じジャンプは2度までで、2度試みる場合はひとつはコンビネーションにしなければならない。

通称ザヤックルールとの兼ね合いもあり、跳び分けの出来る選手と出来ない選手との差を設けなければ不公平である。

(e)と(!)の微妙な差は議論の的になりがちですが(e)はGOEをマイナス範囲強制(!)をジャッジパネル裁量としたのは平均化に役立ったと思います。

テクニカルパネルでは事前にどの程度を(e)(!)の基準にするかを事前に打ち合わせています。

ジャンプの性質上、この判定はノーマルスピードのビデオで判定します。
瞬間を切り取ったり、スロー再生では瞬間を見てしまう為ナンセンスなのです。

(個人的見解)
認識不足なのでしょうが、メディアのスロー映像が放送で流されたり、作為的にコントロールされた映像がWEB上に氾濫しています。
この作為的にスロー再生や停止映像を根拠に断定的な意見が正しいような記述が数多くまかり通っています。
TV放送での映像はジャッジングには使われていません。

選手間や国家間などで不公平なジャッジングなどが無いように細部まで詰めたルールを運用していると思います。
陰謀説や八百長 特定選手の上げ下げ的な理論をひけらかして自らの正当性を説く人の話に惑わされないようにしましょう。

問題があるのではないか?とされるルール部分は必ず改正されていきます。
  
一般の方が疑問に思うようなことは専門家達も十分認識しています。
ルールやジャッジングを信頼した上で見なければ、どんなスポーツも成り立たないでしょう。
変わらないルールがあるとしたら、それはフィギュアスケートの競技として必要な理念が、ルールに織り込まれているからでしょう。

個人的には変えたほうが良さそうだと思うルールや得点の仕組みなどあります。
しかし…1ヶ所変えると、関連する部分に矛盾が生じたり、整合性に欠けたりする事があります。
よくよく考えると、理にかなってるんだと感じることもあります。
この辺は、非常に難しく、バランスを取るのが難しいから現行のままなのかと思う部分がありますね。

Q 採点結果に疑問を持った場合はどうしたらいいでしょう?

A 競技終了後にリザルトサイトにプロトコル(PDF)がUPされています。
得点に関する疑問は、ほとんどの場合解決するでしょう。


Japan Skating Federation Official Results & Data Site

Q プロトコルをみると、ミスジャッジでは?と思えるケースが見受けられます。

A 人間が採点するのですから間違いが起こるケースもあるでしょう。
明らかな間違いだと判明した場合はレフリーからジャッジに注意がいきます。
  
例えばwrong edgeや回転不足判定が出たのに、GOEをマイナス範囲内に収めないのは間違いですね。
テクニカルオフィシャルでは競技前・競技後 ミーティングをしています。  

※ 最終のGOE を計算するためには、まず始めに要素のプラス面を考慮し、これがGOE評価の起点となる。
次に、ジャッジはあり得るエラーのガイドラインに従ってGOEを減点し、その結果が要素の最終GOEとなる。

ISUコミュニケーション 
#1505 プラスGOE採点のガイドライン(シングル・ペア) より抜粋


上記のように書かれていますので、当該ジャッジはコールされた記号を見落としたかなにかで
プラス面を考慮したあとにマイナス面を考慮してもプラスの範囲に入っていたと判断してしまった可能性があります。

DGされた要素は、最終的にマイナスの範囲内に収めなさい。という事を忘れていたか、エラー記号を見落としたまま、確定してしまったのでしょう。

(個人的見解)
このようなケースはたまに起こるのかもしれないですが、10人前後のひとりであるジャッジのGOE判定の影響は、ほとんど無いと思います。

ランダム抽出されたジャッジの中から最高、最低のGOEを排除した上で平均化しますからね。
こういったケースも想定しているシステムだからでしょう。

ひとりの審判が、見落としや、勘違いでミスを犯したとしても、採点結果に極力影響しないようにしていると考えられます。

ミスジャッジでは? と、疑われたり、話題に上るケースの大半はルールの誤解からくるケースであったり、作為的な手法で正当性を主張しているケースが多く、ほとんどの場合、審判の判定が正しい事が多いです。

Q フィギュアスケートをやってみれば、理解する事は可能でしょうか?

A 全ての事が解る訳ではありませんが、実際に滑る事によって、理解が進むのは間違いないでしょう。
見てるだけでも解る事と、絶対に経験してみないとわからない部分があると思います。


簡単にスケートが出来る様になる訳ではありませんが、普通に歩く事が出来る人はスケートも滑る事が出来ます。
最初はヨチヨチ歩きでしょうが、回数を重ねる事によってレベルアップします。

大人から始めたとしても、簡単なジャンプやスピン・ステップなど出来る様にもなります。
  
大人になってからスケート教室などに通い、連盟のバッジテストを受験される方もいますし…
大人になってからスケートを始めオープン大会(マスターズなど)に出場される方もいらっしゃいます。
高齢者の方でも、リンクで素晴らしい技術を持ってらっしゃる方も多いです。


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