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★総構成点(PCS)考察…★

エントリーにお越し頂きありがとうございます。
Blog管理人もフィギュアスケートを勉強するうちルールに対する考え方も多少変化が出ています。
新しい記事(と、言っても古いですが)を用意していますので、以下の記事をご覧下さい。

★PCS再考察…5コンポーネンツとは?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-143.html



最近のフィギュアスケートの競技会では、そのほとんどが新採点システムで採点されています。
OBO方式(6.0点満点)の旧システムも、一部の競技会では採用しています。
バッジテスト所持級の下のクラス(初級~4級程度)では新採点システムよりも汎用度が高いため。

さて…簡単な説明ではコチラを参考にして下さいね。

新採点システム(IJS)
技術点 Technical Score + 構成点 Program Component Score

技術点はひとつの要素(技)にあらかじめ定められている基礎点(BV)と
その出来具合によって評価される演技点(GOE)の総合計。

構成点は5つの項目(各10点満点)の合計点…それに所定の係数を掛けて合計してあります。

① スケート技術 Skating Skills
② 要素のつなぎ Transitions
③ 演技力    Performance/Execution
④ 振付け    Choreography
⑤ 曲の解釈   Interpretation

これに…転倒などの要素違反や演技時間違反・音楽違反・コスチュームや小道具の違反の減点を含めた 総合得点で争う事になります。

Program Components Overview
http://www.isu.org/vsite/vfile/page/fileurl/0,11040,4844-152077-169293-64120-0-file,00.pdf

Program Component Explanations
http://www.isu.org/vsite/vfile/page/fileurl/0,11040,4844-152086-169302-64121-0-file,00.pdf

ISU コミュニケーション 第1207 号
http://www.skatingjapan.jp/jsf/news/1207jpn.pdf

① スケート技術 Skating Skills
基準: 
・全体的なスケーティングの質
・多様な方向へのスケーティング
・スピードとパワー
・エッジのクリーンさと確実さ(アイスダンスではステップおよびエッジ)
・滑りと流れ
・エッジの深さと質(アイスダンス)
・パートナーの能力のバランス(アイスダンスおよびペア)

② 要素のつなぎ Transitions
基準: 
・要素をつなぐステップの難かしさと質
・要素をつなぐステップの創造性、独創性(アイスダンスではコレオグラフィーで評価)
・要素の入り方、出方の独創性と難度
・パターン(アイスダンス)
・パートナー間の仕事量のバランス(アイスダンス)
・ダンス・フットワーク、ホールド、つなぎの動作の難しさと多様さ(アイスダンス)

③ 演技力 Performance/Execution
基準:
・身のこなし
・スタイル
・ボディ・アラインメント
・スピードの変化
・ユニゾン(アイスダンスおよびペア)
・パートナー間の演技のバランス(アイスダンス)

④ 振付け Choreography
基準:
・調和あるプログラム構成
・創造性および独創性(アイスダンスのみ)
・要素、ステップ、動作の音楽との調和
・プログラム・パターンの独創性、難しさ、多様さ
・ハイライトの分布
・空間と氷面の利用

⑤ 曲の解釈 Interpretation
基準:
・音楽にしっかりと合った楽々とした動作
・音楽フレーズの巧みさ、微妙さの表現(アイスダンスではさらにアクセントと速度変化)
・音楽のスタイルや特色の表現
・プログラム全体を通して音楽のスタイル、特色を一貫して表現すること
・タイミング(オリジナル・ダンスおよびフリー・ダンスのみ)

省略して書いても↑ ↑ ↑の様に
多岐にわたりジャッジしていることが判ると思います。吃驚でしょ?

 ↓ ↓ ↓ からは個人的考察部分も含まれています。

① スケート技術 Skating Skills
PCSの最重要ファクターとしてスケーティングスキルがベースになる事を覚えておいて下さい。
極論になるかもしれませんが…
この要素が最も高い選手が一番上手い選手とも言える訳です。

TVなどの映像ではスピードや一歩の伸びなど見分けにくい部分も多く判りにくい面もあります
深いエッジワークをこなし、尚且つスピードも豊富で、一歩の伸びやカーブを使う加速に優れ、膝の柔軟性を十分に使って氷に乗る技術…
膝や体全体を使う、効率よく氷を推す力と、膝の柔軟性を使った引く(スケーティングを伸ばす)技術。
TOPクラスの選手には 抜きん出た才能の一端を評価している事になります。

プログラム全体のエレメンツを含めた全ての部分を評価して
たとえ演技中にジャンプに失敗したりしたとしても 
このSSの評価の高い選手は潜在的な能力を評価しているという事です。
この能力の高い選手こそ フィギュアスケートの申し子でしょうね。

② 要素のつなぎ Transitions
プログラム中のエレメンツをつないだりその価値を高めることによって、要素が孤立せずにプログラムの一部をなすような、いろいろなステップや動き、要素を評価する。
プログラム全体の密度の濃さを表すと考えてください。

ただ単に走って跳ぶ、スピンする、また走るでは評価が上がりません。
同じように…休憩とも取れるような動きで体力の温存をする選手は評価が下がる可能性があります。
要素間も濃密な内容のつなぎを入れている選手に高い評価が与えられます。

③ 演技力 Performance/Execution
フィギュアスケートは芸術か?スポーツか?などの議論を呼ぶ演技力…
この演技力を磨く事によってより完成されたスケーターを選手が目指す訳ですね。
ジャッジにも観客にもわかりやすい部分ですので解説は必要ないですね。

ただ、この個人の主観部分(演技力というものの好みの問題)とも言える部分は
ある意味、非常に曖昧な部分かも知れません。
①のスケーティングスキルの低い選手には演技力を望むのは難しいともいえますね。

④ 振付け Choreography
②の要素のつなぎとも連動する③の演技力とも連動しますね。
要素やそれらをつなぐステップに関連したプログラムのレイアウト。
要素を行う場所やジャンプ・スピンの場所が偏るなどは評価が下がります。
リンク全体にバランスよく配置され、ジャンプだけが何度も連続したり、同じようにスピンを何度も連続したりしない。

独創的な振り付けや、音楽にマッチした雰囲気などを表現する才能
上半身の動きが十分で、訴えかける振り付けは、観る者の心を打つ部分ですよね。

⑤ 曲の解釈 Interpretation
③の演技力とも密接に関係のある要素…
音楽の雰囲気と特徴を表現する身体の使い方で表現します。
音楽の世界に引きこむような優秀な選手は曲の理解も素晴らしいものを持っていますね。
この部分も、どういった感じで評価するのか?というのは主観的要素の高い評価ではないかと感じます。

(個人的見解)
選手本人は一生懸命、曲の解釈を表現しているつもりでも、ジャッジがそれを感じ取り正確に評価出来るのだろうか?なんて思っちゃう部分でもあります。

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まとめ…(長くてゴメン)
このPCSも 議論の対象になり、お気に入りの選手のPCSが低いなど
ファンの間でトラブルになる事が多いようです。

演技の構成点という 演技についての部分がクローズアップされやすい事で…
『エレメンツ(要素)の見分けや技術論は解らないが、演技については語れるよっ!』
って感じで考える人が多い事が 誤解を生むのかもしれません。
PCSは6.0システムにあったアーティスティック・インプレッション(芸術点)とは違うのです。

考察した部分を読んで頂ければ解るかと思いますが…
①のスケーティングスキル ②の要素のつなぎなどは 
やはり専門的な見方が出来るのは経験者なんですね。

相対評価的に見れば未経験者でも比較は出来ますが…
根本的な部分…エッジワークや氷に乗る技術やステップワークなど
どんな事が難しいかなど(技術的見地)が判っていないと 相対的に誰かと比べるしか比較できないと思います。

そして、PCSの中身の評価基準を本当に理解して見ているのかという事も重要でしょう。
③ 演技力 Performance/Execution
④ 振付け Choreography
⑤ 曲の解釈 Interpretation

上記の部分は、未経験の方でも十分に評価出来ると思います。
ですが、下記の部分は、専門的知識(技術的見地)が必要で評価するのは難しいと思います。

① スケート技術 Skating Skills
② 要素のつなぎ Transitions

ネームバリューなどでPCSが高いのでは?という疑問を持つ方も多いみたいですね…
旧採点時代には、そう言った傾向があったとは思いますが、新採点システムでは
そういった傾向は排除しようとする理念(点数化しにくい部分を正確に評価しようという意味で)を感じます。

多くのジャッジが全体として8点近くを出している選手は 
贔屓でもなんでもなくそう評価されているという事です。
ただ…PCSの性格上 絶対評価的にはいかない主観的な評価の可能性は否定できません。

SSが8点平均なら、その他も8点平均と全体的に同じ傾向というのは個人的には不自然だと感じます。

①・②が高い評価でも、③・④・⑤の評価は低いなどが起こって当然だと思いますし
その逆のパターンの評価が出るケースもあると思いますね。

PCSの採点も改正が行われるか、進化すべきだと感じます。
個人的にはTESよりもPCSの方が漠然とした部分などの評価をどうするのか?
って事では、遥かに難しい採点だと思うのですよね。

私自身がもしもジャッジ(演技審判)だったら…

① スケート技術 Skating Skills
② 要素のつなぎ Transitions
④ 振付け Choreography

の、3つは自身の目を信じて、採点出来る気がしますが…

③ 演技力 Performance/Execution
⑤ 曲の解釈 Interpretation

の、2つは、確信的な自信を持てないような気がします。

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あくまで個人的なPCSのあり方としては こんな事を考えてたりします。
それぞれ20点満点ぐらいで3項目に集約でも良さそうだと思っています…

スケート技術(SS)
要素のつなぎ(TR)+振り付け(CH)
演技力(PF)+曲の解釈(IN)


演技力と曲の解釈は外部の音楽家やダンスなどの専門家の独立採点なんかの方が公正かも?なんて思っちゃいます。
スケート技術(SS) 要素のつなぎ(MO)+振り付け(CH)に関しては、高いレベルの元選手ジャッジが判定する事が望ましいと思います。

スケーティングスキルを単独にしているのはPCSの中でも、比重が高くあるべきではないかと思うからです。
個人的なPCSに関する疑問として最も大きいのは…
何故に? 世界最高レベルのチャンピオンクラスに9点台~10点に近い評価が出ない?ですよ。

10年にひとりってレベルとか…
旧採点時代に5.9や6.0が複数並ぶぐらいの演技をした選手には9点台は必要だと思うのですけどね。

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フィギュアスケートの選手になるには…

伸び盛りの年少期に少なくともはじめた上…
最低でも数年間かかる修行を要します。

例外的に中高生頃から始めてTOP選手に上り詰める才能豊かな人も居ますが…
ナショナルクラスの選手に到達するのは その中のごく僅か。
壁を越える事が出来た選手が その入り口に立てるのですね。

初心者のレベルから世界のトップレベルまでの距離は途方もなく遠いスポーツです。
大人になって始めても世界のTOPになれるスポーツに比べれば 非常に難しい事が判ります。

多くのファンは世界最高レベルを見て感動し そのスポーツの虜になるわけですが…
フィギュアスケートなどの採点競技はいくら勉強しても理解の難しい部分がある事を知ってもらった上で
その競技の素晴らしさを感じて、感動してくれる事が選手や、その競技に関わる全ての人が幸せになり
ファンの方も満足する事だと思って下さいね。。。

最後まで読んで頂きありがとうございました。。。

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