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★フィギュアスケートとは何なのか?★

Ice Skatingの中にあるFigure Skating…

そもそもフィギュアスケートって何なのか?って事を原点に立ち返り考察すれば
現代のフィギュアスケート競技というものも解ってくるのではないでしょうか?

フィギュアスケート - Wikipedia

フィギュアスケートの歴史 - Wikipedia

スペシャルフィギュア - Wikipedia

みなさんが競技としてご覧になっているスポーツはフィギュアスケートですよね。
フィギュアスケートは、上記リンク先にあるように、図形を描くスケーティング技術が発展してきたスポーツです。

現代ではコンパルソリーも無くなり、フリースタイルスケーティングのようですが
基本理念や各国のバッジテストなどには、未だコンパルソリーの名残りを残す基礎的なスケーティング技術を色濃く残しています。

まず、この元となる技術の根本にFigureという言葉が残っているのです。

そもそも、どんなスポーツも生まれてすぐには競技会など存在しません。
愛好者の間で誰が上手か競い合ううちに、様々な技術が披露され、その中から
『オレはこんな事が出来る、私はこんな凄い事も出来る…』など技を披露して、みなそれを真似して上達していった。

スピンが生まれた時は誰が一番長く回っていられるか?
変わった姿勢で回転するなど、技術を競う遊びの中からルールらしきものが生まれた。
現代の選手も、遊びの中に、耐久スピン遊びや、ジャンプの飛距離競争などで誰が一番上手いか?などで遊んでいた。

ステップに見られるターンなどの技術も組み合わせ次第では、非常に難しくなりますし
地上では出来ない動きをカーブと膝の上下動を使い加速させたり、一定のカーブに乗り、美しいポジションで滑る。
オリジナリティ溢れる、複雑で素早いフットワークを使ったスケーティング技術を競い合ったりしている。

そういった遊びのなかからルールを決めて、誰が一番か?が競技の始まりになっていったわけです。

スペシャルフィギュアのような複雑な模様などでは、競技としての判定基準が難しくなるのでシンプルな8の字を基本形としたコンパルソリーが生まれた。

6,0システムは左右の円を1点とし、左右3本ずつ、計6個の円を描くことにより6点満点の点数を与えた。
3本のトレースが真円で3本が完璧に重なり合ったものが満点を得る。


コンパルソリー競技種目が有った時代でも世界を代表するトップ選手であっても5点台はまず出なかった…

そうしていく中で41課題が最終的に残り、シニアクラスの競技では課題の中でも相当難しいものを競技課題として実施してきた訳です。

正しく正確なターン技術、ワブル(揺れ)のないエッジワーク、素早いチェンジ無理のない力で滑れば、ターンやチェンジの際、じんわり加速する。
ゆっくり滑るというのは、自転車を低速で走行するように難しい。
最低限、スタート地点に戻るスピードで、早すぎても遅すぎてもいけない…

スリー・ブラケット・カウンター・ロッカー・ループ及びチェンジ
コンパルソリーの中に有る技術はカーブを滑るという原点であり、この中から様々なエレメンツが派生していったのです。

フィギュアスケートとは全ての要素を正確に滑る技術を採点して競い合う競技なのです。

★コンパルソリー全41課題 フィギュアスケートの原点★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-86.html

ロッカー

また、フリースケーティングの技術も最初は遊びの中から生まれた訳ですから
ひょっとしたら、エレメンツの技術差を競う競技は、前述の耐久スピンやジャンプの飛距離競争が競技の基本になっていたかも知れないのです。

そうなれば、タイムや飛距離など明確な判定基準での競技に発展したのかもしれませんが
貴族社会の遊びの色が濃かったために、芸術性や美しさなども競う事になり、音楽などに合わせて、ステップやスピン、ジャンプなど現代のフィギュアスケート競技のように発展していったのですね。

未だ多くの方が誤解しているのかもしれませんが、新採点システムで話題に上る回転不足によるダウングレード判定でも、旧6,0システムにも減点項目であった訳ですしWrong edgeも厳しく取り締まってたという印象はありませんでしたが、減点される項目でした。

昔から選手の間では、上記のミスは未熟な技術として認識がありましたから練習で克服し、競技でミスすることの無いようにしていた訳です。

【追記補足】

フィギュアスケートではなく、フリースタイルスケーティングとしての競技ルールであれば
上記のような、小難しいルールはもっと曖昧になっていたでしょう。
正しいエッジワークで滑りわけたり、ジャンプの着氷にも正確なバックアウトエッジで降りなさい…とは、ならなかったのかもしれません。


何よりも旧システムから新システムに変わったという事には、いくつかの理由が有ると思いますが
私見になりますが、ソルトレイク五輪でのスキャンダル(採点疑惑)もきっかけのひとつだったかもしれませんが
一番大きな理由は、技術進歩の飽和状態になった事による、トップレベルでの技術の均衡が基本的に減点方式&相対評価に限界が見えてきた事をISU及び全てのスケート界関係者が感じてきた事なのではないかと思っています。

飽和状態といっても、ゆっくりと技術進歩は進んではいますが、男子選手だと4回転ジャンプを数種類構成に入れるというのは、相当先の話でしょう。

女子選手でも3Aを跳ぶ選手も増えてくるとは思いますが、超高難度技術の失敗には大きな減点というリスクも伴いますから
総合力重視の傾向は、しばらく続くかもしれません。
そういった意味合いでも、トップレベル選手の技術差が狭い範囲に集中してきているのだと思います。

トップ選手の技術レベルに、若い世代が追いつきつつあるって事ですね。

旧システムでの世界トップレベルでの競技では、大ミス・中ミス・小ミスの数などで技術点が決まるような風潮になってきたようにも感じますし
難易度差も考慮されてはいましたが、結局、5点台後半から6満点までの間で差をつけて決めるという構図が多く生まれた。

点数の概念はあっても、最終的には順位点をつけるための点数であったため、結局はミスの大小の差よりもノーミスで滑った選手が勝つという構図が多く、ジャンプなどの難易度差を良く解らない人が見ても、トップ選手同士の上位陣ではミスの大小で順位が決まるという面では、競技を知らない人でもジャッジの評価とそれほど差が出なかった事で、比較的競技結果に納得してたのだと思います。


旧システムでは、たまたま優勝候補筆頭の選手がSPで出遅れた場合
3位以内でないと優勝は絶望的という順位点制度が足かせになったり
滑走順での問題など、相対評価での順位付けにも、技術レベルの拮抗状態では非常に難しくなった。

例えば世界最高レベルの男子選手が4Tと3Aを2度決めた上で、ほとんどが3回転ジャンプを跳ぶ…
そんな選手がごろごろ登場してきた。
減点方式だけでは、その差を正確に測ることが難しくなり、ミスの大小の差などでも挑んだジャンプの難易度が変われば、その判断が難しくなってきた。
だからミスの大小などでの減点方式や6,0満点の-0,1刻みでは不可能になってきはじめた。
旧システムの減点方式でも小数点以下を細分化しても良かったのかもしれませんが…

そこで、技術力の差を質の差の範囲を-3~+3まで広げる事により、まったく同じエレメンツ構成でも質の差で判定できる仕組みを作ったのが新システムなのです。
個人的には、質の差の部分(GoE)の影響が大きいような気がしますが。

ミスには減点、良いものには加点をというように、同じレベルの技術を、より綿密に採点して、差を大きくし、順位をつけやすく、しかもエキサイティング(大逆転も可能)になるように、点数差を付けるようになったシステムであるといえます。

同じジャンプでも、ディレイされたりした高さと幅があるジャンプと、どん詰まりになったジャンプを減点だけで比べることには抵抗感がありますから
実際に採点される選手側も、良いものにはプラスされる、悪いものはマイナスされるというように基準が明確であれば、たとえ厳しい部分があっても、納得するものです。

旧システムでは選手のポテンシャル部分の評価よりも、成功したかしないか?などミスを減点するだけで事が足りていた…
しかし、新システムでは限界を迎えたため、ポテンシャル(才能や質)のプラス評価をした後に、ミスの部分を減点する仕組みになったといえます。



見た目には綺麗に降りたように見える、わずかな回転不足でも、ちゃんと不足無く跳ぶ選手との差は必要なのです。
同じように、エッジのエラーに関しても、正確なエッジワークを使える選手が評価されるのは、この競技の原点がフィギュアスケートだからです。


この競技に関わる関係者達は、昔からフィギュアスケートに関する考え方は不変です。
技術レベルの飽和が、新システムを生み、差を明確にして順位を付けるために、点数が存在するのです。

審判が見る技術判定は一定の基準を設けた上で、プラス部分を先に判定し、ガイドラインに沿って、減点項目を差し引く。
フィギュアスケートに関わる全ての関係者は、ルールの元に競技に臨む。

トップ選手達だけのためでなく、全ての選手に対して一定の基準に沿って審判している
競技の柱ともいえるルールの元で競技に臨まなければ、何のために競技に臨むのでしょう。
審判達はそれを守り公平公正に審判をし、選手達はその判断基準などがぶれたりしないものだと信じた上で競技をする。


ルールは少しずつ変わるけれど、昔からフィギュアスケート競技としての判定に関わる部分は、方式は違えど、ほとんど変わっていない。
ただ、このフィギュアスケートの技術というものは、ミスは明確に判りやすいが、質の部分の高さは、競技に触れてきた者の目が一日の長がある。
何よりも、この競技の特性や動きを体感してきています。

選手達の身体の動きがこうなっていたら失敗する予兆のようなものや、こうなっていたから失敗したのだと、ミスが起こる過程や原因などまで見て解る。

現代の技術レベルの拮抗した状態のフィギュアスケート競技では旧システムでは限界が有るのだと思います。


同じぐらいのレベル(エレメンツ構成)の選手が最終組に6名登場したと仮定しましょう…
そうなった場合、どうしてもミスの有無や大小などで判断しがちですよね。
もしも偶然にも6名全員が同じような失敗またはノーミスでの演技だったとしたら?
そのような僅差は、もっと細かい部分まで見ていくしかない…
一般的な観衆の感覚と、フィギュアスケート関係者では微妙な違いが生まれるのだと思いますし
技術ひとつひとつの質の違いは、非常に見分けづらいものだと思います。

だけど、Exの余興などなら楽しいものかもしれませんが、競技会が複数のジャンプの飛距離やスピンの回転速度とか、耐久スピンのような時間などを基準にした競技では面白くないでしょう。

フィギュアスケートは採点競技であり、見る人の主観(見た印象)での競技結果と審判団が付けた競技結果には多少の隔たりがあるかもしれませんが
少なくとも競技に関わる全ての選手や関係者は、ルールの元にジャッジ団の総合的判定が基準として受け入れて競技をします。
その事はフィギュアスケートに限らず、全てのスポーツやルールのある競技では当たり前の事ではないでしょうか。


ダイナミックなジャンプがあり、美しいポジションのスピンがあり、複雑で難しいステップも音楽で様々な印象に変わる…
優雅で美しいだけではない、シビアな一面もある競技で、見た者の受ける印象にも違いが有る。
100年以上も昔から変わらぬフィギュアスケーティング…
技術は大幅に向上しましたが、昔から変わらぬ理念は、伝統と共に守られているのだと思います。


編集後記…

いろいろ頭の中で考えていた事をまとめようとして書いてますが
なかなか、文章表現で綴るというのは難しいですね。。。(反省)


最後まで、読んで頂きありがとうございました。
皆様のフィギュアスケートへの理解が広がれば幸いです。。。

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