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★IJS対応力とスケーターの本能とプライドとの兼ね合い…★

バンクーバーオリンピックも前半戦が終了…
フィギュアスケート競技もアイスダンスと女子シングルを残すのみになってます。

少しずつ書いていますので時間がかかり遅くなりました。

今回は男子シングルを見て、エントリータイトルの考察を…

みなさま競技を見て思うところは有るでしょうが
今回は26年ぶりの前年世界チャンピオンがオリンピック制覇という結果となりました。
26年もの長い間ジンクスが破られる事がなかったのです。


優勝したエバン・ライサチェック選手(アメリカ)がスコット・ハミルトン選手(アメリカ)の偉業に並んだのですね。

また、ライサチェック選手は今回4回転ジャンプを封印しクワドレスチャンピオンになり
その結果、4回転論争が再燃した形になってます。

今回の男子シングルの各選手は、五輪メダリストの価値と自身のアスリートの本能のどちらに比重の重きをおいて競技に臨んだのか?
そういった部分がクローズアップされているようにも感じました。

IJS(新採点システム)に対して、プログラムのエレメンツ配置や難度を計算し効率良く得点を加算していく対応力の高いプログラムを実施した選手。

IJSに対して、フィギュアスケーターとしての最高のパフォーマンスを目指し最高難度へのチャレンジと自身のプライドを賭けたプログラムを実施した選手。


上記のような極端な構図ではなく、自身最高のパフォーマンスを目指しつつIJS対応力の高いプログラム構成を選んだ選手。


選手・コーチの戦略をうかがい知る事が出来た競技だったような気がします。

メダリストとなった3選手の現行ルールへの取り組み姿勢(スタイル)が三者三様の結果をみせたのだと思います。

その結果、満足のいく成績やパフォーマンスが残せた選手も悔いの残る結果だった選手もいるでしょうが
全ての選手が、このオリンピックという4年に1度しかない大舞台を経験した事は一生の思い出になりますし、勝ち負けだけではない、オリンピアンになれた満足感や改めて参加する事に意義があるのだということを実感したのだと思います。

4年後を目指す選手・引退を選ぶ選手、様々ですが、代表になれなかった者達の想いや自身の選手生活を支えてもらった全ての関係者の方々へ感謝の気持ちを表明し全ての情熱をこの舞台にぶつける事が出来る素晴らしいオリンピック・ゲームになるでしょう。

XXI Olympic Winter Games 2010
http://www.isuresults.com/results/owg2010/

Men - Short Program : Schedule and Results : Vancouver 2010 Winter Olympics
http://www.vancouver2010.com/olympic-figure-skating/schedule-and-results/men-short-program_fsm010201uH.html

Men - Free Skating : Schedule and Results : Vancouver 2010 Winter Olympics
http://www.vancouver2010.com/olympic-figure-skating/schedule-and-results/men-free-skating_fsm010101eh.html

優勝したエバン・ライサチェック選手はクワドを回避し、エフゲニー・プルシェンコ選手 
ステファン・ランビエール選手 高橋大輔選手など10名の選手は4回転ジャンプ入りのプログラムを実施してきた。

4回転を跳ぶ力を持つ選手でも、五輪の舞台で挑む者と・回避する者が出ましたが果敢に挑戦した者が、本当にリスクを冒して挑戦したと言えるのか?
って部分は、個々の予定エレメンツを分析する必要があります。

8位入賞した選手までで見てみますと…
本当の意味で果敢(4回転を含めた)に自己最高のパフォーマンスを魅せるために挑戦したと言える選手は高橋大輔選手と小塚崇彦選手の2選手だと思います。

エフゲニー・プルシェンコ選手とステファン・ランビエール選手についてはどうなのか?
というような疑問があるかと思いますが…

まず、プルシェンコ選手については4T+3T(予定では4T+3T+2Lo)を構成には入れてはいますが、最初、3つの高難度ジャンプを配置し前半に5個のジャンプボックスを占め後半のBV1.1倍になる部分には3つのジャンプボックスを配置しています。
こういった事から、年齢的な問題もあり、後半のスタミナ消耗を考えた、ある意味安全策を取っていたとも言える、エレメンツ構成を組んでいたと思います。
冒頭の4T+3Tはありますが、全体の予定構成の基礎点合計は低い訳ですから次元が違うというほどではなかったのです。(今回は人間仕様だったようですね)

ただ、ブランクをわずか復帰1年で身体を作り上げトリノオリンピックの時と遜色ない状態まで復活させる事は驚異的です。
そして、細かく変化しているCoPに対し、もう少しPCSの面に対応を施していたらFSでの不調分を帳消しにして金メダルに輝いた可能性が高いです。

ランビエール選手は、3Aの代わりに4Tを入れているだけですし、後半のジャンプボックス4つも前半より、かなり難度の低い構成にしています。
1本3Aを入れる事で、随分印象が変わるのですが、苦手なジャンプがあると制約が生まれてしまう分、それ以外のエレメンツで補っていく必要があります。
PCSの表現面やステップやスピンの技術は特筆ものだったのですが、SPの出遅れがメダルに届かなかった理由のひとつになりましたね。
4回転については認定されるジャンプでしたが、GoEが伸びるようなジャンプの質ではなかったのが痛かったですね。
彼もまた、プルシェンコ選手と共に復帰組として、現役選手の脅威となりましたね。
順位はメダルを逃した形になりましたが、僅差での4位…価値は銅メダルと遜色ありません。
そしてそれに相応しい演技を残しましたね。


高橋選手・小塚選手に関しては…

高橋選手は前半に3つ後半のジャンプボックスに5つのジャンプを配置し、さらに高難度ジャンプである3A及び3+3やBVの高いジャンプを配置しています。
3連続ジャンプは実施予定に入っていましたが実現できなかったのですが
プログラム・コンポーネンツシート通りの構成ですと予定基礎点はプルシェンコ選手よりも上になります。

4Tを回避した方が良かったのでは?という疑問をお持ちの方もいるでしょうが4Tの代わりに入れる事が出来るのは、このまま他の構成を変更しない場合、2Aしか入れる事が出来ません。

4T回避構成を選ぶのなら、ジャンプ構成を順番も含め変更しなければならないのです。
自身の持ち味であるステップ技術を生かしたプログラムで最後のスピンなどにバランスを崩したり2度の回転不足判定、2度の"!”判定も受けながら12~14点ぐらいの失った点数をPCSの高さで挽回しTESの低さをカバーした事はプログラム構成の貢献があると考えられます。

高橋選手については以下のtwilogでも少しふれております。

Sakura(@Skater_Sakura) - Twilog
http://twilog.org/Skater_Sakura

小塚選手も、前半に4T 3A+3T 3Lz+2T+2Lo(2Lo跳ばず)を予定し後半に前半跳べなかった2Loを3連続ジャンプに入れ直し3Aを含む、基礎点の高い単独ジャンプを4回入れています。

後半部分のミスが結果的に上位進出を阻んでしまいましたがノーミスに近い滑走が出来たとしたら、ジャンプアップしただけにもったいなかったですね。
SSなどスケーティングに関する能力は非常にスムーズで、もう少し評価が上がっても良さそうな感じなのですがSPの曲の選曲や衣装など、ジャッジ・パネルの感性には前衛的過ぎたかも?
個人的には昨シーズンのジャズナンバーのプログラムを使って欲しかったかな。
次のオリンピックまでには日本選手団のリーダー的存在として引っ張っていく役割を担わなければなりませんね。


優勝したライサチェック選手も上記日本人選手2名ほどではないですが
後半ジャンプを5つ入れ、コンビネーションも2つにしています。
決して安全策を取ったとは言えない構成なのです。


クワドジャンプをエレメンツ構成に入れる事が攻めで入れない事が守りなのでしょうか?
むしろ、クワドを入れない構成を選ぶ事は小さなミスひとつも許されないというプレッシャーがあります。
攻めの気持ちのクワドレス構成だったとも言えるのではないでしょうか?

クワドジャンプを入れておけば、そこをミスしなければ勝てる?
というような単純なものではない事を2年連続の世界選手権クワドレスチャンピオンの誕生が物語っているとも考えられるし、どちらの構成にしろ選手の気持ち次第では攻めにも守りにもなるという事です。

誤解されている方がいらっしゃるかもしれませんが、彼もクワドジャンパーのひとりです。
今シーズンは以前負った怪我の影響かどうか判りませんが4回転ジャンプのリスクを背負って挑戦するよりも、確度の高い構成で臨む事にしているのです。
跳ぶ力を持つ選手には跳べるからこその葛藤があった事と思います。
ただ、上位選手が4回転ジャンプを成功させた上で、ノーミスに近い演技をされると優勝する可能性が低くなるという事なので、彼自身は出来る限りパーフェクトな滑りを披露していく事が勝つための戦略になります。
たまたま、最終グループの1番滑走だったので、より完璧に滑る事が出来れば後に滑る選手には、プレッシャーを与える事が出来ます。

長い手足を活かした演技をすると非常に映えますが、クセなども目立つ部分を消すのも必要です。
そういった点はベテランの粋に達し、見栄えのあるプログラムを滑りましたが少し大味な印象の振り付けと感じてしまいました。
大柄な選手は、まるで4回転ジャンプのようにハイリスク・ハイリターンな身体つきなのかも知れないですね。
もっと素晴らしいチャンピオンとなるには、ロビン・カズンズのような優雅さを手に入れてくれると長い手足の表現に磨きがかかると思っています。

ライサチェック選手と同等程度の構成組んできたのはパトリック・チャン選手とジョニー・ウィアー選手です。
持ち味を活かしたプログラムを滑った印象ですがミスが2名ともありましたので最終的にFSで高橋選手を逆転する事が出来ませんでしたがFSだけの順位では高橋選手を上回る得点を獲得しています。

両名ともスケーティングの能力に長けており、小塚選手と共に若いチャン選手の習熟度がものを言うスケーティング・スキルの高さは同世代及び同世代以下の選手の目標となるでしょう。

ウィアー選手のステップワークなどスケーティング力も丁寧で正確です。
所作の美しさに目がいきがちですが、足元の正確さが上体の表現の安定に役立っていると思います。
ウィアー選手はSPの点差もありますし、クワド挑戦も選択肢の一つかと思っていましたが彼も回避をし、全てのエレメンツの加点を目指す滑走を選んだのですね。

織田信成選手は、元々、4T入り構成と4T無し構成の2パターンプログラムを用意していたそうですのですが、4年前に高橋選手が味わったような五輪独特のプレッシャーと注意しておけば防げたかも知れないアクシデントが不運でしたね。
4Tの成功率が日本人選手の中で一番安定していたのですが回避した瞬間はびっくりしました。
ついつい、タラレバを考えてしまいます。(2つ以上、上の順位が狙えたかも?)

選手用靴の靴紐は物凄く丈夫に出来ているのですが靴紐を止める金具との摩擦で磨耗します。
ですが、男子トップ選手では靴紐の消耗よりも、靴自体の交換の方が早いのですけどね。
金具自体が吹っ飛ぶ事やブレードを留めるビスが吹っ飛ぶ事もあります。

1足6~10万円する靴を3ヶ月程度の頻度で履き潰すのです。
高橋選手は2ヶ月程度のサイクルから1ヶ月程度になったそうですね。
これは、クワド練習の増大が大きく影響していたからでしょう。


よろしければ、以下のエントリーも読んで頂けると上記の説明もわかりやすくなるかと思います。

★CoPに対応していく事…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-105.html


個人的な感想では、競技終了後のライバル選手への批判と受け取られかねない発言をしていた事にはいささかガッカリしてしまいますね。
メディアの質問がイジワルな興味をそそるようにもっていってるのでしょうが…
スポーツマンとして、競技が終わってまで舌戦を展開する必要はないでしょう。
SP前FS前の心理戦程度に留めて欲しかったですね。

今回の優勝・準優勝選手同士の舌戦も、小さな子供達の見本になって欲しくはないですし
競技が終わったらお互いの健闘を讃えあう姿勢を見せる事がアスリートのあり方でしょう。

この競技はスポーツ性の限界に挑戦する部分もありますし、美しいスケーティングを含めた
全ての技術を評価して芸術性も競う競技です。
双方の言い分は、ある意味どちらも正論なんです。
もし双方の演技がそっくり入れ替わったとしても、双方の主張は相手が言った事に対する反論は同じ事を話すはずです。


フィギュアスケートは技術部門だけの競技と芸術性部門だけの競技に分かれているのではなく両方同時に競技の中で評価されるようなルールになっており、ひとつのルールの中で、TES・PCSのどちらかを重視して戦うか、両方をバランスよく獲得するのか、戦略的な競技ともいえます。
選手の持ち味やスタイルも違う中でひとつのルールで戦っているのだから大技だけの論理だけを優先して発言してしまうのは問題があると思いますし 、かといって、手堅くまとめた方が良いのだと決め付けるのも問題です。

フィギュアスケート競技というものは伝統や過去の出来事も参考にし技術性・芸術性 両方の究極の形を追い求め進化していくものだと思います。
競技会では高難度技術を披露する選手が減ったかもしれませんが
練習レベルでは、世界中の選手が技術向上のための挑戦が行われているのは事実です。
決して、技術競争が止まっている訳ではない事は現在トップクラスに君臨している選手達が知っているはず。
練習レベルや各国の国内レベルの競技会で成功しているだけでは公認された記録として残らないだけで
現状では、練習レベルでは4Lo・4F・4Lz・4Aなど成功経験のある選手がいるはずです。


敢えて、メディアに対して発言する事で、事を世界中の人々へ発信する事により世間の反応が改正や改革のスピードが上がる可能性もありますが思わぬ方向へ火種が拡散する可能性もあるはずです。
デリケートな問題ですし慎重な発言が必要ですよね。

プルシェンコ選手の発言はルールに対して、敢えて自分は悪役になってもいいから技術レベルの向上をもっと目指すフィギュアスケーターの本能部分への意識を促したかっただけなのかもしれません。
この気持ちは大いに解りますが、他選手を引き合いに出してしまったのはマズい対応だった気がします。

男子シングルのトップスケーター達は新技術への道しるべになり、女子選手達がその後を追う。
そう言いたかっただけかも知れない…
勝つためにはリスクの高い4回転を挑まなくても、全てのエレメンツや5コンポーネンツを高い次元で完成度の高いプログラムを滑走する事が勝利に近づく王道だと知っているはず。

だけど、男子のトップスケーター達は、その先の技術向上の部分にも挑戦するべきなんだ…
そういった意味合いのメッセージなら、物議は醸さなかったかも知れません。

選手やフィギュアスケート界の関係者は、もし部門別のナンバーワンをひとりづつ上げていくなら?
というような競技がもしあれば、部門別チャンピオンの候補者は絞られる事ぐらい承知しているはず。
でも、フィギュアスケート競技は部門別競技は無いのです。

例えば、スケーティング・ジャンプ・スピン・ステップ・表現などの5部門があったとしましょう…
部門別が無いのであれば、複数をまんべんなく獲得するか過半数を超える部門を獲得できれば勝つ事が出来るでしょう。
要するにペンタゴンの形が大きい選手が勝つ事が出来る競技というのが現行ルールなんですよね。


選手・コーチなどの関係者同士の競技に対する駆け引き的な性質の舌戦が波及してしまい
競技を支えるはずのジャッジ団がナショナルバイアスがかかったジャッジングが現れているのではないか?
って、つい疑ってしまうような点数ではないかと感じる部分もありました。
私自身も、ジャッジングの点数が完璧なものとは思っていません。

審判にもPCSのような主観や価値観が入ってしまう得点には絶対評価ではなく、絶対評価的な相対評価だと思っていますし
5コンポーネンツの各選手への付き方が少し過大評価及び過小評価ではないか?
というような点数に感じた部分もありました。
これは単に経験者であっても、やはりPCSに対する価値観の違いから感じてしまう事なんでしょうから今回のジャッジ・パネルの得点の付け方と私の感覚が違ったのでしょうね。

9名の演技審判を用意し2名を抽選でカットし、更に7名の審判の中から最高・最低を除いた5名の点数を採用する事までは構わないと思いますが流石に、ランダムオーダーにして、誰がどのGoEを付けたのか判らなくするのは少々行き過ぎだとは思いますね。
技術審判(テクニカル・オフィシャル)はそのまま公表されているのですから同じようにするべきだと思います。

ただ、ファンの方々もジャッジングに対して疑問に思ったり不満な結果だとしても不勉強のまま批判する事は良くないと思います。
ルールは、改善すべき事も、まだ存在すると思っています。
オリンピック・世界選手権終了後から来シーズンにかけてISU コミュニケーションで改正が発表される可能性が高いと思っています。

4回転ジャンプ論争も基礎点の改正があるかもしれないと思っています。
回りきっての転倒のケースとDGされた両足着氷やタッチダウンミスの違和感などや4+2=3+3の基礎点が同等というような、コンビネーション自体の基礎点の単純合計も改正の対象になって欲しいと考えてます。

ただ、降りる事が出来ないのにチャレンジして基礎点を稼ぐ手段が残る問題も解決した上でないと意味がないです。
他にもいろいろありますが、今後改正されていく可能性がある部分は、より現状の選手・コーチサイドの考えとISUの考え方の折衝案に近い形になるのかもしれません。

ルール運用に関しては、様々な部分で関係者でも見解の違いがありますし難しいのですが旧採点システムの方が優れている…と、いうような意見は少し違うと思います。
旧システムの限界(実力の集中・技術力の飽和が原因ではないか)が新システムを生んだのだと思っています。

ファンの方々の中には回転不足判定は不必要だと考える方もいらっしゃるでしょう…
ですが、そのルールにもフィギュアスケート競技としての歴史があり、このルールを厳格にしなければならない理由もあるのです。

★ジャンプの回転不足考察…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-11.html

★ソニア・ビアンケッティ女史の新採点システムへの提言考察…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-56.html

★コーチ達からのISUへの提言考察 Part1★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-68.html

★コーチ達からのISUへの提言考察 Part2★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-69.html

ルールを知る事や、実際にフィギュアスケートに触れ合う事で理解は広がります。
拙いBlogですが、理解や知識への一助になれば幸いです。

そして、リンクに足を運んでいただける事を切に願います。。。
フィギュアスケート界の未来に繋がる子供達を連れていってあげてくださいね。


最後まで、読んで頂きありがとうございました。


★Figure Skating Guideline★ エントリー 一覧 
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-109.html

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★ISUハンドブックを読もう…★

バンクーバーオリンピックが開幕しましたね。
オリンピアンに選ばれし選手達は夢の舞台での活躍を誓い出番を待っている事でしょう。

日本代表選手は元より、ロシア国籍を取得した川口悠子選手やアメリカ代表・長洲未来選手も居ますので活躍を期待したいですね。

メダルの獲得のみを取り上げられがちですが国を代表する選ばれし選手達です。
出場した選手達は自身最高のパフォーマンスが出来る様に、この日のために練習を積み重ねてきた選手達です。
結果は結果として、そこに至ったプロセスを見守っていきたいですね。

さて、フィギュアスケート競技は採点競技という事で非常にルールも難しく、かつ、技術的な面など一般の方にはわかりにくい性質の競技です。

見た目にもわかりやすい、転倒やバランスを崩したなどのミスは容易に見分けられますが成功しているような技術にも難易度に沿った細かい採点がなされ技ひとつひとつにも技術の質を採点し点数化するシステムになっており、明確なミスを他の技の得点でカバー出来たりしますし、単純比較出来ないほど複雑です。

ルールを知りルール運用がどの様に行われているのかを知れば、競技観戦に役立ちます。

とりあえず、下記の ↓【リンク先PDF】↓ を読んできて下さいね。

ISU テクニカル・パネル ハンドブック(旧ファーストエイド)'09-'10シーズン
http://www.skatingjapan.jp/data/fs/pdfs/comm/hb2009-single2009j.pdf

Japan Skating Federation Official Data Site ISU通達・国内規程
http://www.skatingjapan.jp/data/main_fs010.htm

説明をひとつひとつ付けていくと、物凄く時間がかかりますので割愛させて頂きますね。

上記リンク先のテクニカル・パネル ハンドブックは技術審判チームが
スケーターが実施した要素の判定に使われるものです。

ステップ・シークェンス スパイラル・シークェンス スピン ジャンプ
それぞれの項目について、レベルの判定やエラー判定などの根拠となるものです。

テクニカル・パネルの実務に関する内容ですので、こと細かく書かれています。
ジャッジ達がどういったところに着目して、判定や採点をしているかを知るには最高のテキストです。

テクニカル資格を持つジャッジはこの内容全てを暗記し、かつ実際に起こりそうなケースバイケースに応じた判定に必要な知識を常に勉強しています。

小さな地方競技会からナショナル競技会まで、実践するケースはもとよりオフィシャルに入っていない時でも常に勉強をしていないと想定されたケースから少し外れるような事が起こった場合、短い時間の中で判定を下さねばならない立場上問題です。

選手の滑走を見ながら、試みたものをコールしレベルの判定やエラーの判定を行い目視で確定できるものは、リアルタイムにコールしていきます。

レビュー対象になった要素については、演技終了後短時間の間に判定を確定させねばなりません。
テクニカル・パネル内で見解が分かれるようなケースがあったとしても、いちいちハンドブックを再確認するヒマはありません。

競技は生き物です…頭をひねってしまうような事も起こります。
『こういったケースの判定は?』 『どうしてこういった判定になったのか?』 即答出来る位、ハンドブックやルールを熟知していないと務まらないのです。

このISU テクニカル・パネル ハンドブック暗記できますか?
暗記だけじゃダメなんですけどね…実践で使えるような運用力も問われますからね。

これだけでなく、ISU コミュニケーションも覚えるんです。
しかも、毎年どこかしら改正されている部分があるから凄く大変なんです。

担当した競技種目全ての選手の演技が終わるまで一切気が抜けない集中力の要る任務です。

競技の特性でもありますが、選手の個性・ミスひとつとっても同じものはありません。
ハンドブックに書かれている事を基準にし、全員を公平公正にジャッジングするのです。
(特に、グレーゾーン(ボーダー)が存在する部分は、テクニカルチームの意思統一が大切です)

想像してください…24名(あるいはそれ以上)の全選手の滑走が終了するまでの時間を。
責任ある立場で、数時間にも及び、全ての能力をフル回転させてジャッジングする大変さを。
競技終了後は精根尽き果てると聞きます。


テクニカル・パネルだけでなく、ジャッジ・パネルや、データ入力などの
データ・オペレーターやリプレイ・オペレーターも レフリーを筆頭にジャッジングに関わる全ての関係者が
ひとつのチームとして、分担・分業しながら競技を支えているのです。

**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**

競技の性質を考慮していますので、ビデオ判定などでも、なんでもスロー再生して見るわけではなく一連の流れの中で判定する性質の技術などがある事がわかると思います。

テクニカル・コントローラー(TC) 
テクニカル・スペシャリスト(TS)
アシスタント・テクニカル・スペシャリスト(ATS)

上記3名のテクニカルパネルメンバーが関わります。

競技と同時進行によるリアルタイムの判定作業及び競技終了後に再検証が必要な要素についてビデオレビューによる判定を行います。

リアルタイムやレビュー後に確定された要素判定を元にジャッジパネル(演技審判)が各要素に対しGoEを付け、要素の得点が確定します。

ジャッジパネル(演技審判)もGoE判定に必要な踏み切りエッジのエラーの有無や回転不足の有無などを判定しています。
ジャッジ自身がテクニカル・パネルの判定と異なる判断でGoEを付ける事もあります。

審判団の着席位置はリンクのロングサイドに横に長く座っていますのでテクニカル・パネルからはセーフの判定が下されていても、遠いサイドのジャッジには明確にエラーをしていると判断できるエレメンツ対してGoEをマイナスしている事もありますし
また、その逆のケースも起こります。

ジャッジパネルがGoEの判定を行うためのガイドラインが以下のISU コミュニケーションを元に運用されています。

ISU コミュニケーション1557号 シングルおよびペア・スケーティング
2009-2010 シーズンにおけるGOE および難度レベル

http://www.skatingjapan.jp/data/fs/pdfs/comm/comm1557j.pdf

ISU コミュニケーション1557号に関する考察は以下のエントリーをご覧下さい。 

★ISUコミュニケーション 1557号 日本語版リリース★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-80.html

そして、PCS(総構成点)をジャッジパネルが付け前述のTES(総要素点)と共に両得点が加算され、減点(ディタクション)された合計が選手の得点になります。

PCSに関しては以下のエントリーを参考にして下さい。

★総構成点(PCS)考察…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-50.html

全ての競技終了後に公表されるプロトコル(得点の詳細)に関しては以下のエントリーを参考にして下さい。

★プロトコルから学ぶ…★【スケーター&保護者向け】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-112.html

その他、競技会終了後などに起こる、様々なファンの疑問や論争の元となりやすいルールに関するもので、閲覧されるケースが多いものは以下のエントリーです。

特にジャンプの回転不足及びWrong edgeに関するものは一般の方々が、誤解して認識している事も多く、疑問や不満の解決の糸口になれば幸いです。

★ジャンプの回転不足考察…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-11.html

★ジャンプの判定で揉めない為に要チェック…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-61.html

★ダウングレードは回り過ぎの失敗ではない。。。★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-30.html

★誤解だけは解いておきたいルールの事…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-36.html

★ジャッジの世界…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-43.html

★ソニア・ビアンケッティ女史の新採点システムへの提言考察…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-56.html

★CoPに対応していく事…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-105.html

★フィギュアスケートとは何なのか?★
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★'09-'10シーズンの指針を示した? ロスワールド大会★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-64.html

★ジャンプに関する問題にチャレンジしてみませんか?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-62.html

★ジャンプに関する問題…解答編★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-63.html


疑問の解決や情報交換にお使い下さい。

★フィギュアスケートQ&A+情報交換★
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【Guideline暖房室】 ファン用BBS
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-4.html

★競技会・アイスショー・選手…情報交換&感想用BBS★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-101.html


当Blogに訪問される方が多いリンク元は以下の通り…

女子フィギュアスケートを個人で解説してくれているブログとか、考察してるブログ... - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1321820943

フィギュアスケートの、得点表の見方を教えて下さい。レベル4とかレベル3とか、... - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1434558509

某数字の掲示板及び某英字の掲示板(不毛な議論の果てに…という事が多い)も多いです。
ファン同士が間違った認識の元に誹謗中傷合戦などを繰り返してる…
双方誤った認識の上での主張がぶつかってるので、ある意味気の毒なケースとも言えます。
多数の同じような意見が並ぶと、そうなのか?という一種の長い物に巻かれてしまった認識が闊歩しているのですね。

You tubeなど動画サイトで、誤った認識が元になって恣意的に作られた映像が
事態をややこしくさせているケースも多いようです。
(圧縮されてコマ落ちした映像や瞬間を切り取った映像)
そして、判定に使われていないTV映像は、あくまで参考程度にしかなりません。
そしてそれが、個人のBlogや掲示板などで、どんどん広まっていくんですよね。

プレローテーション(プレロテ)など…ルールの誤った解釈が蔓延しているのも事実です。

プレローテーションなる言葉はジャンプに関する項目で扱われていません。

八百長や買収などが公然と行われているというような認識も誤ってます。
特定選手の得点が恣意的に操作されたり、判定が有利に働くという事もありません。
そのような疑惑を持たれない様に作られ、改正や明確化が行われているシステムです。


ISUジャッジングシステム(CoP)は発展途上です。
もっと進化させねばならない部分もあります。
不十分だと考えられるケースは現状よりさらに公平公正にルール運用されるような改正が必ず行われます。

選手達は公平公正にルール運用がなされているという前提で競技に臨み
審判は自身のプライドを持って競技に臨みます。

100年以上の歴史を持ち、時代と共に変遷してきましたが
その時代の中でひとつのルールの元に行われる競技です。

フィギュアスケートの理念や技術的な内容は奥が深く難解なものが数多く存在します。
選手はもとより、競技に関する関係者は、フィギュアスケート競技に対し真摯に向き合い
それぞれが切磋琢磨しているのです。

ルールを知る事や、実際にフィギュアスケートに触れ合う事で理解は広がります。
拙いBlogですが、理解や知識への一助になれば幸いです。

最後まで、読んで頂きありがとうございました。

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