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★IJSに対応していく事…★

今回は新採点システム(IJS)の対応がテーマです。

オリンピックでの競技結果(採点)に疑問が多い方の訪問が多いようですのでアゲておきます。

★プログラムを作るという事…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-103.html

似通った内容がありますが、ご容赦下さい。

2A~3Aのレベルでの戦いでも2S~3Lo+αぐらいの戦いでも、結局、レベルとGoEを如何に稼ぐか?
如何に減点を最小限に抑えるか? そして、5コンポーネンツを高める滑りを身につけるか?

大技がギャンブルのレベルでは上手くいった時と、そうでなかった時の落差が激しすぎる。
長所を出来る限り伸ばし、短所を出来る限り押さえる…

7度のジャンプ・3度のスピン・ステップとスパイラル(男子は8度+ステップ×2)
12回(13回)のGoE加点機会を満遍なく加点されるようになれば3回転ジャンプ1回分以上の点数を稼げる。
スピンやステップ・スパイラルでのレベル認定の差も2と3 3と4では、僅かずつでも点数の蓄積が違う。

そして、ジャンプに関しては後半のBV1.1倍になる部分に高難度ジャンプを配置したり
実施回数を多く入れる事で1~3点程度のBV(基礎点)の上乗せが見込めます。
BVを増やし、さらに+GoEを獲得できれば3~6点程度得点が伸びる可能性が上がります。


ジャンプボックスを後半に4・5回入れるだけで3Tひとつ分ぐらい獲得出来るのは大きいです。
スピン・スパイラルなども確実にレベル4+GoEを取れるとジャンプひとつ分以上獲得できるのです。

自己の持つ最高難度のエレメンツを成功させて勝つ事は、選手としては、最も気持ちのいい勝ち方だし、理想像かもしれない。

だが、リスクとの天秤を十分に考えなければならない。
大技成功は何点かのアドバンテージを得るが、失敗は失う点数も心理的ダメージも大きい。
そして、転倒を伴えば、後半のエレメンツへの精度も落ちるのでリスクはプログラム全体に影響するという事を忘れてはいけないです。

5コンポーネンツに関しても、SSなどは急に上げられる訳ではないがTRやCHなどは、工夫をする事で上乗せが期待出来るはず。

そして +GoE 採点ガイドラインの更新(プラス面)での各項目をいかに稼ぐか?です。

【ジャンプ】

1) 予想外の/ 独創的な/ 難しい入り
2) 明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る
3) 空中での姿勢変形/ ディレイド回転のジャンプ
4) 高さおよび距離が十分
5) (四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢/ 独創的な出方
6) 入りから出までの流れが十分(ジャンプ・コンビネーション/シークェンスを含む)
7) 開始から終了まで無駄な力が全く無い
8) 音楽構造に要素が合っている

【スピン】

1) スピン中の回転速度、回転速度の増加が十分
2) すばやくスピンの軸をとることができる
3) 全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
4) 規定回転数を明らかに超えた回転
5) 姿勢が良い(フライング・スピンの場合には空中での高さおよび姿勢を含む)
6) 独創的でオリジナリティがある
7) 全局面でのコントロールが十分
8) 音楽構造に要素が合っている

【ステップ】

1) エネルギーが十分で焦点の定まった演技
2) シークェンス中のスピード、またはスピードの加速が十分
3) 十分に明確で正確
4) 深いはっきりとしたエッジ(全てのターンの入りと出を含む)
5) 全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップ
6) 独創的でオリジナリティがある
7) 開始から終了まで無駄な力が全く無い
8) 音楽構造に要素が合っている

【スパイラル】

1) 流れがよく、エネルギーが十分で焦点の定まった演技
2) シークェンス中のスピードが十分
3) 身体のラインが良く(四肢が)完全に伸びている
4) スパイラル姿勢間の無駄な動きが最小限
5) 柔軟性が十分
6) 独創的でオリジナリティがある
7) スパイラル姿勢や変形姿勢に素早く楽々と達している
8) 音楽構造に要素が合っている

GOEの等級に対する項目の数は各ジャッジの裁量によるが、一般的には以下を推奨する。

+1: 2項目 +2: 4項目 +3: 6項目またはそれ以上

如何に、各項目での加点要素を取っていき、減点項目を減らす努力をするか?
この部分の出来栄えが、エレメンツ構成の基礎点からの上乗せにかかっている訳です。

少なくとも 8)にある音楽構造に要素が合っているという項目は
確実に取れる工夫をする事で関連する項目との効果で+1を獲得出来る。

プラス要因で+2を獲得できれば、少々の減点項目に抵触しても
プラス維持が可能である事を考えれば、この点に着目する事が絶対に必要。

昨シーズンに比べ、プラス項目が増えた事で、非常に難しかった6項目以上の
+3要件を獲得してくる選手も出てくるでしょう。


少しでも基礎点の上乗せを狙い、難しいエレメンツを成功させる事が十分に可能であれば、最高難度構成での理想像に近づくのですが…
普段の通し練習のプログラムと、プレッシャーのかかる競技会でのプログラムでは、ノーミスの理想像で滑りきることが難しい訳ですからトータルで考えたエレメンツ構成で臨むべきだと思います。


同じく、レベルの特徴を獲得する事も重要です。

★ISUコミュニケーション 1557号 日本語版リリース★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-80.html

注意しなければならないのは、自分中心に考えてしまうのではなく、ジャッジが見ている事を意識したカウントが大切。

スピンではポジション変化ひとつや8回転以上などを自分目線でカウントするのでは、ジャッジからの視線ではカウントが足りないとなるケースは非常にもったいない事。

よくあるケースではキャメルやシットなどの姿勢を取って完成した状態からカウントされるという事。
自分なりにポジションを取ったと思っていても、不完全な姿勢から自分カウントをすると、実際はフィチャーされていないというのは、結構あるのです。

『いつもより多めに回っております…』 みたいな…(笑)
クレバーなスケートをしていく事が大切です。

ステップではレベル獲得のために振り付けを重視してしまいがちですがレベルを最終的に獲得するには、土台であるターンなどの足元の滑りです。
踊る事に専念してしまい、ステップを踏むという基本的なことが中途半端になってしまうとレベル要件をクリアできない可能性が上がります。
踊るという部分の上半身の動きを評価に上乗せをさせるためには、ステップ自体をしっかりと踏むという事が大事です。

SPとFSの違いも、エレメンツ構成を考えなければならないはず。
SPは規定ジャンプが跳べなければ、問答無用で-3なのだから…

女子選手は特に回転不足でのDGが痛いのだから、確実に降りる事が可能なジャンプに加点を受ける選択をする方がプレッシャーも少なく、戦略的にはベターな気がします。(それが全てではないのですが)

TESが低いと、PCSでも、SSなどに影響がでますし、SPはミス無くまとめる方に重点を置くべきだと思います。
SPで怖いのはミスの連鎖ですから、その観点からも、リスクが高くプレッシャーの大きなエレメンツ挑戦には普段の練習での成功率と相談すべきでしょう。

逆に、FSでは要素の機会が多く、ひとつのミスを取り返せる可能性がある訳ですからリスクを承知で、高難度技術に挑戦する選択肢も無いわけではない。
しかしながら、普段の練習での成功率が悪いものはギャンブルでしょう。

ギャンブルかも知れないと感じるエレメンツをプログラムの中で成功させるのは、心理的影響もあって非常に難しい。
ギャンブルと言えないレベルのエレメンツ失敗でも、あとのエレメンツに影響を及ぼすのがフィギュアスケート…
ひとつひとつを確実に決めていき、ノリノリになっていく方が心理的にも楽なはず。

ギャンブル成功は、その効果絶大ですが…
通しプログラムでの成功率が70%以上ぐらいないと本番では成功しないですよね。

ジャンプの着氷も女子選手にはギリギリの選手が多く(難しい事をしているので当然なのですが)フリーレッグをほどかず、バックスクラッチ姿勢で回転したまま降りる選手が多い。

この着氷を迎える選手は、余裕(スピード・高さ・回転速度)を持たないと、すぐにDG判定を受ける可能性が高い。
この部分を改善しないままでは、高難度になるほど、その可能性が高まる訳ですから、ダブルのうちから注意すべき事です。

+GoE要因でも、流れのある着氷を迎えるには、回転の制御をして降りてくる方が綺麗に流れていくはずです。
着氷を迎えたスケーティングレッグをぐ~~~っと伸ばしていく事で伸びが生まれます。
すぐ次のエレメンツへ進もうとしてしまい、十分な伸び(チェック姿勢のタメ)を作らずに次の動きに入ってしまうと+GoEの獲得を損する事も有ります。

コンビネーションジャンプでのセカンドジャンプ以降の2T・2Loでも手抜きをする選手も散見される。(FS経験者なら判るレベルかも)
手抜きと書くと語弊があるかもしれないですが、要は省エネジャンプです。

取ってつけたような、2T・2LoはDGされなくとも、GoEで差し引かれる要因になりかねない。
プラス要因を獲得するためにも、簡単に降りれるからという考えは捨てるべき。
コンビネーションジャンプのファーストが素晴らしいのに、セカンドが省エネではね。

高い技術力を持つ選手が難度を落として、2Tや2Loにしたケースを省エネジャンプにしてDGされるようでは、本末転倒です。

コンビネーションジャンプで評価されやすいのは、ファースト+セカンド(以降)の揃った(高さ・幅・スピード)ジャンプが評価されやすいのです。

現行システムは、質が高ければ高評価、質が低ければ低評価なのだから
どんな時も、楽をするようなスケートではダメなのだという事を肝に銘じなければいけないのです。

スケートを見続けている選手の保護者なら、技術の事は判らなくとも、一生懸命やってるのか、ちょっと手抜きしてるのかは一目瞭然のはず。

シビアなルール運用なのだから、シビアにルールに対応する姿勢が、結果的に勝利に結びついたり、自己ベストの更新につながるのだという事を練習の時から意識していなければならないと思います。

技術や表現力などに欠点や苦手意識の無い選手はいません…
長所を伸ばし、短所の矯正や克服、苦手意識を持つ部分の集中強化などに努力を怠らなければ、伸びていくのだと思います。

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新採点システムの方向性に沿った対応をする事によって、TESが伸び、連動するようにPCSが伸びるのです。

2004年から採用され、ルール運用も少しずつ改善など繰り返しながら変化していっていますが
現在の選手も、徐々に対応力をつけ、レベルの底上げが始まっている。

★'09-'10シーズンの指針を示した? ロスワールド大会★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-64.html

上記エントリーでも触れていますが…

>昨年の世界選手権から続く、完成度の高さを高評価する採点…
>私は、今回それを採点システムのメッセージと受け止めました。


完成度の高さを高評価する事は当然の流れで、対応力で高められる事が出来れば自然に全ての項目が上がっていくのは自然の理。

TESでの個別評価が高められれば、SSをはじめ、5コンポーネンツの内容も高評価を得る可能性が高まる。

1 スケート技術 Skating Skills
2 要素のつなぎ Transitions
3 演技力    Performance/Execution
4 振付け    Choreography
5 曲の解釈   Interpretation

10exceptionalとても優れている
 9superior優れている
 8very goodとても良い
 7good良い
 6above average中の上
 5average中くらい
 4fair,reasonableまずまず
 3basic基本的
 2weak弱い
 1poor劣っている
<1very poorとても劣っている



上記表を見てもらえば判りますが、非常に高いレベルの滑走を体現する事が出来る選手は、8点台後半~9点台前半が出てくることも、十分に予見出来ますよね。

★フィギュアスケートとは何なのか?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-102.html

上記エントリーの中でも触れておりますが

>技術進歩の飽和状態になった事による、トップレベルでの技術の均衡が基本的に減点方式&相対評価に限界が見えてきた事

狭い範囲に世界トップレベルの技術を公平に差を付けるためには、GoEの概念での同じ実施エレメンツであっても、質の差で判断する必要があった…
5コンポーネンツにも、旧システムでの5.6~6.0に相当するような、世界最高レベルに相応しい評価点がつくという事は自然の流れだと思っています。

世界最高レベルの総合得点が伸びる傾向も、実施する技術要素の種類などは、それほど上昇した訳ではないですが
ルール運用のプラス要因の項目が増えたり、各選手のGoEを稼ぐための努力が結実している点や、演技全体で5コンポーネンツを上げるための対応が結実しているという事だと思います。

厳しいと声の上がる厳格化ルールに抵触した選手がルールに対応してきた事による減少傾向になり始めているという事も要因のひとつでしょう。実際にPBなどが伸びる選手は、その対応力が高く、プログラム全体の細かい部分にまで、得点を上げる努力が結実しているのです。

減点項目は、見た目に分かりやすい明らかな失敗部分が多くを占めますが良い評価は質の部分を見る目が必要です。

こういった部分は単に失敗成功程度の判断だけでは一般の方々にはわかりにくい部分ですし5コンポーネンツの判定基準なども長年の経験を積んだジャッジでも難しい。
個人の主観や印象に頼る部分も多い訳ですから演技審判が多人数なのは、平均値を求める必要性があるからです。

★総構成点(PCS)考察…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-50.html

最後に、毎年の事ながら、大きな国際大会が終わるたびに、得点に対する疑問だけに留まらず、ルール批判・選手批判にまで発展するケースをよく見かけます。

まず、疑問に思ったのなら、プロトコルを見てください。
そして、ルールについても勉強してみましょう。
知ることによって、幾つかの疑問が解決するかも知れません。

ISU 通達・国内規定
http://www.skatingjapan.jp/data/main_fs010.htm

フィギュアスケート資料室
http://www.geocities.jp/judging_system/

そういった事もせず、ただ、自分の見た目の印象だけで、何かしらの批判に発展させてしまう事は、応援する選手に対しても失礼な事だと思っています。

競技に関わる者達がファンの方々にルール批判やライバル選手批判を見聞きするような状況は、自分達のやってる競技そのものを否定されている気分になると思います。

この競技に関わる関係者は全て、立場は違っても、この競技を愛してやっている事です。
競技としてやっている事ですから競技に勝つ事は重要ですが、スポーツマンシップを一番大切にしているはずです。

この世界に携わった事のある者達にも、様々な考え方や価値観があるし、現状のルールなどにも、様々な意見もあるでしょう…
でも、ルールなどに不満を言っても仕方が無い、この競技で生きる者は対応していく事が大切で結果を残せば認められるのです。

ひとつのルールの元に集まる者達が公平公正な理念の下で競技をするというのが大前提なのです。


最後まで、読んで頂きありがとうございました。
皆様のフィギュアスケートへの理解が広がれば幸いです。。。

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http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-109.html

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