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★GoE評価は難しい…★

★日本男子フィギュアスケーター サムライ達の系譜★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-125.html

このあとのエントリーは本来なら日本女子フィギュアスケーターへと
続かねばならないのですが…また、機会がありましたら。(謝)

★王者&女王の系譜…日本人選手編★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-48.html

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この競技を長年見続けてきて、新採点システム(CoP)移行したあと
一番強く感じたものは、フィギュアスケート競技の原点回帰?というテーマです。

★フィギュアスケートの理念とは…原理主義的回帰か?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-17.html

★今も昔も同じ理念…新採点システムと旧採点システム★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-28.html

現在、執筆している事も以前に書いたものも似たようなもんです。(笑)

コメントなどを読んでいくと、皆様のフィギュアスケート競技の知識が飛躍的に向上してきたという事でしょうか。。。

あとは…何故?このような難しいルールで運用されているのだ?
というような、疑問解消が広がれば、理解も進んでいくようにも思います。

最近みなさんの疑問が多い部分は表題の【GoE】PCSが双璧なのでしょう…

ひとつのエレメンツを
プラス方向のGoE評価 マイナス方向のGoE評価で大きな得点差が生まれます。

CoPは技術面での評価であるTESの中で基礎点をベースにGoEを出来る限りマイナス評価を減らし、プラス評価を獲得するか?
が、最大のテーマになりつつあります。


★CoPに対応していく事…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-105.html

★CoP対応力とスケーターの本能とプライドとの兼ね合い…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-116.html

競技において、ミスというものは比較的明確です。

つまづき、ぐらつき、お手つき、パンク、転倒…
見た目に美しくないものや他選手との同一エレメンツの比較で明らかに劣ると感じるものなど…

マイナスとなる項目のほとんどは一般の方でも十分に見極められるものが多いです。

★ISUコミュニケーション 1557号 日本語版リリース★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-80.html

上記エントリーより抜粋

※ 個人的に注目して頂きたい部分マークを挿入しています。

2009-2010 シーズンにおけるGOE および難度レベル

Ⅰ.SP、FS でのエラーに対するGOE 確定のためのガイドラインの更新

無価値(no value)要素はジャッジ・パネルに示される。
そのような要素のGOE は結果に影響しない。

複合エラーの場合には、それぞれのエラーに対応する
GOE の引き下げが合算される。

最終的なGOE が
必ずマイナスとなるエラー

引き下げ

最終的なGOE の+-は
制約されないエラー

引き下げ

ジャンプ要素

 

ジャンプ要素

 
SP: 規定回転に1 回転以上不足GOE -3スピード、高さ、距離、空中姿勢が拙劣-1 to -2
SP: 1 つのジャンプのみからなるコンボGOE -3回転不足-1 to -3
SP: ジャンプの前に要求されている
ステップ/動作が無い
-3SP: ステップ/動作から直ちにジャンプしない、
ジャンプ前のステップ/動作が1 つのみ
-1 to -2
転倒-3拙劣な踏み切り-1 to -2
1 ジャンプの開始または着氷が両足-2ジャンプ間で流れ/リズムが無くなる
(コンビネーション/シークェンス)
-1 to -2
1 ジャンプの着氷でのステップ・アウト-2拙い着氷
(悪い姿勢/間違ったエッジ/引っかき等)
-1 to -2
1 ジャンプで両手がタッチダウン-2長い構え-1 to -2
ジャンプ間に2 つのスリー・ターン
(ジャンプ・コンビネーション)
-2片手またはフリー・フットがタッチダウン-1
F/Lz での間違ったエッジ“e”での開始-2 to -3F/Lz での不明確なエッジ“!”での開始-1 to -2

スピン

 

スピン

 
転倒-3必須回転数に満たない-1 to -2
SP: 必須姿勢数未満(各姿勢最少2 回転)-3姿勢が拙劣、回転速度が遅い、軸の流れ-1 to -3
空中姿勢がとれていない(F スピン)-2 to -3足換えが拙劣
(入/出のカーブ、中間姿勢になる等)
-1 to -3
両手がタッチダウン-2Fスピンでの間違った踏み切り、着氷-1 to -2
  フリー・フットまたは片手がタッチダウン-1

ステップ

 

ステップ

 
転倒-3SP: パターンが正しくない-1 to -2
ステップ/ターンを行なっているのが
パターンの半分に満たない
-2 to -3ステップやターンの質、姿勢が拙劣-1 to -3
  つまずき-1 to -2
  SP: 1/2 回転を超えるジャンプが含まれる-1

スパイラル

 

スパイラル

 
転倒-3姿勢が拙劣-1 to -3
スパイラル姿勢がパターンの半分に満たない-2 to -3つまずき-1 to -2
  エッジがしっかりしていない-1 to -2

ミスにも程度の差によるジャッジ裁量が認められており複合するミスは合算されるケースもあります。


では、プラス項目はどうでしょう…

Ⅱ.シングル/ペア要素の+GOE 採点ガイドラインの更新(プラス面)

 これらのガイドラインは、マイナスGOE 採点表と一緒に利用されるためのものである。
プラス面およびマイナス面の両評価により、実施された要素の最終のGOE を決定する。

重要なことは、要素の最終のGOE に、エラーによる引き下げだけではなくプラス面が反映されていることである。
最終のGOE を計算するためには、まず始めに要素のプラス面を考慮し、これがGOE 評価の起点となる。

次に、ジャッジはあり得るエラーのガイドラインに従ってGOE を引き下げ、その結果が最終のGOE となる。
起点となる(プラス面の)GOE を確立するために、ジャッジは各要素に対して次の項目を考慮しなければならない。

GOEの等級に対する項目の数は各ジャッジの裁量によるが、一般的には以下を推奨する。


+1: 2項目 +2: 4項目 +3: 6項目またはそれ以上

ジャンプ

1) 予想外の/ 独創的な/ 難しい入り
2) 明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る
3) 空中での姿勢変形/ ディレイド回転のジャンプ
4) 高さおよび距離が十分
5) (四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢/ 独創的な出方
6) 入りから出までの流れが十分(ジャンプ・コンビネーション/シークェンスを含む)
7) 開始から終了まで無駄な力が全く無い
8) 音楽構造に要素が合っている

スピン

1) スピン中の回転速度、回転速度の増加が十分
2) すばやくスピンの軸をとることができる
3) 全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
4) 規定回転数を明らかに超えた回転
5) 姿勢が良い(フライング・スピンの場合には空中での高さおよび姿勢を含む)
6) 独創的でオリジナリティがある
7) 全局面でのコントロールが十分
8) 音楽構造に要素が合っている

ステップ
シークェンス

1) エネルギーが十分で焦点の定まった演技
2) シークェンス中のスピード、またはスピードの加速が十分
3) 十分に明確で正確
4) 深いはっきりとしたエッジ(全てのターンの入りと出を含む)
5) 全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップ
6) 独創的でオリジナリティがある
7) 開始から終了まで無駄な力が全く無い
8) 音楽構造に要素が合っている

スパイラル
シークェンス

1) 流れがよく、エネルギーが十分で焦点の定まった演技
2) シークェンス中のスピードが十分
3) 身体のラインが良く(四肢が)完全に伸びている
4) スパイラル姿勢間の無駄な動きが最小限
5) 柔軟性が十分
6) 独創的でオリジナリティがある
7) スパイラル姿勢や変形姿勢に素早く楽々と達している
8) 音楽構造に要素が合っている

ご覧になって頂ければ、気がつくと思いますが
プラス項目は専門的かつ経験に基づく解釈の余地が入っています。

競技は、相対評価ではなくなっていますから
ジャッジは自身の経験から来る価値観や重要度(優先度)
見たエレメンツのプラス価値を仮算定しています。

一般の方々とは違いジャッジは
選手同士の比較で見ている訳ではないのです。

ジャッジは、選手時代の経験や長年培ってきたジャッジとしての幅広いレベルを
全て見てきた上で、ジャッジング経験に基づいた解釈をGoE評価としています。

考慮すべき項目はジャッジのエレメンツに対する理想形(像)の達成度をつけているとも解釈できます。

プラス項目を多く獲得している選手はエレメンツ完成度(理想形への達成度)が非常に高いと判定されているんです。

また、GoEの判定にはエレメンツの難易度は考慮されていません。
高難度エレメンツは、高難度ゆえ完成度(達成度)を高めにくい。

高難度・低難度関係無く、一定基準で判定している事がファンの方々には高難度エレメンツへの挑戦でGoEが意外に低い評価だと『何故なんだ?』と、なるのでしょうが…

高難度エレメンツには基礎点が高く設定されていますから
プログラムのエレメンツ構成での戦略として高難度エレメンツの±0でいいのか?
少し難度を落としたエレメンツの+2を目指すか?の違いなのです。

高難度エレメンツが出来る事も素晴らしい技術力ですが例え、少々難度が落ちるエレメンツであっても+2などを獲得出来るほどの質のエレメンツもまた素晴らしい技術力なんです。

ジャッジ裁量部分として、一般的推奨範囲は決められていますが価値が高いと判断する項目が入っていれば3項目でも+2を与えるケース価値(優先度)が低いと判断する項目が多ければ5項目でも+2のままという事もあると思います。
 
選手達も、質の高さへの追求は日頃の練習での克服していくべきものとして練習していますし普段から、質の高いエレメンツと低いエレメンツの違いを見てきていますから配布されたDetailを確認し、高い質を獲得する努力をしていくのです。


【重要】

重要なことは、要素の最終のGOE に、エラーによる引き下げだけではなくプラス面が反映されていることである。
最終のGOE を計算するためには、まず始めに要素のプラス面を考慮し、これがGOE 評価の起点となる。
次に、ジャッジはあり得るエラーのガイドラインに従ってGOE を引き下げ、その結果が最終のGOE となる。


GOE判定のプラス面に関してはジャッジパネルに入る人物の経験や
技術レベルの見極めなどの差に、その人の主観(印象)が入る余地があります。

プラス面は印象度の度合いが強く、マイナス面はプラス面に比べ明確なエラーという
フィギュアスケート(採点競技)ならではの性質があります。


ですから、PCSの判定と同様に、ジャッジ間にバラつきが出るものです。
バラつきが出るからこそ、多人数で最高・最低を省いた平均値で公平性を出そうとしているのです。

点数の差で順位を決定する訳ですから、良いものと悪いものの差を大きくし
僅差での順位決定を避けるのも、採点競技としての必要性があるのだと思います。



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ココまで、説明をしていても、納得が出来ないとの意見が寄せられる事が多いです。

GoEの評価というものは、ジャッジの長年培ってきたエレメンツを見る眼であり
その価値観は様々ですし、エレメンツそのものを見るスキルが備わっています。

例えば、ジャンプに対する評価基準や価値観にも、多様性があります。

1) 予想外の/ 独創的な/ 難しい入り

ジャッジごとに、どれぐらいのレベルが独創的や難しい入りと判断するのか違いがあるはず。
ジャンプのプレパレーションにも、難易度があるんです。

2) 明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る

簡単なステップでは評価に入れないジャッジもいるでしょう…
明確なステップ動作があっても、長い構えのジャンプだと評価から外すかも知れません。

3) 空中での姿勢変形/ ディレイド回転のジャンプ

空中の姿勢変化も難易度がありますし、ディレイド回転をさせる技術は
高さ及び飛距離に優れたジャンプでしか出来ません。
ディレイしたジャンプを跳べるという事は4)の項目も同時に満たします。

4) 高さおよび距離が十分

高さや飛距離が十分でなければ、回転不足などの判定を受けやすい訳ですし
出場選手のレベルの中でも、一際目立つものは加点対象です。

5) (四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢/ 独創的な出方

美しい着氷姿勢が取れていないと判断すれば採用しない可能性もあります。
また、出方や着氷姿勢などに工夫を凝らせば加点対象です。

6) 入りから出までの流れが十分(ジャンプ・コンビネーション/シークェンスを含む)

ジャンプの種類ごとに、流れが出やすい、出にくい種類もありますし
入っていくスピードと出ていくスピードが、ほとんど変わらないものは
高い評価を与える可能性が高いです。

7) 開始から終了まで無駄な力が全く無い

コネクティングステップなどから、跳ぶ気配もないぐらい自然に
ステップの一部のようなジャンプなどには、評価を与える可能性が高いです。
低難度ジャンプ(1・2回転)には逆に評価を入れたりはしないでしょう。

力任せに強引に跳ぶようなジャンプでは、評価出来ないのです。

ダブルを跳ぶがごとくトリプルを跳んだり…
トリプルを跳んでいるのに、ダブルジャンプ?と見間違うような
ゆっくりした回転でも回りきるようなジャンプは高い評価を得られます。


このように、簡単に書きましたが、エレメンツの質を見極めるには経験していれば一番解りやすいのですが
様々なレベル(カテゴリー)の選手などを見た上で違いを知り。
コーチや元選手などが見るぐらいのレベルが必要なほど難しいものです。

その他のエレメンツの質の評価も、同じような専門的な見方で評価していますし
このあたりの見極めは、一般の方には非常に難しいものなんです。

世界選手権などの主要国際大会 国内ナショナルだけでなくTVなどで映る事がないレベルまで幅広く見ることが重要です。

トップスケーターしか観ていないと、それほど違いはわかりません。
地方競技会などで行われる、ノービスやジュニアなどの競技観戦をオススメします。 

参考にさせて頂いたWEBサイト様には感謝いたします。 

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