FC2ブログ

★'10-'11シーズン ルール改正は? 改正案考察★

'09-'10シーズンの主要国際大会は終了し日本人選手達の活躍で
素晴らしいシーズンの締めくくりになった事は記録と記憶に残る年でしたね。

オリンピックでは出場した男女シングル選手全員の入賞以上の成績を残し銀・銅メダリストとなった浅田真央選手と高橋大輔選手はさらに世界選手権では共に金メダル獲得という、最高の結果になりました。

ジュニア選手の台頭も目立ちましたね。
世界ジュニア選手権でも男女シングルでアベック優勝という快挙。
世界中のフィギュアスケート関係者が日本人選手層の厚さを脅威に思ったことでしょう。

オリンピックシーズンを契機にして、全国のスケートリンクが活況を取り戻し
閉鎖の流れが止まり、新しいリンクがオープンして行くような流れに変わって欲しいですね。

そしてシーズン終了後、引退をする選手達が居る事も忘れてはなりません。

オリンピックにかける想いは出場した選手のみならず出場を目指した選手にも特別な想いがあるものです。

**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**

さて、世界選手権が終了すると6月に行われるISU総会での来シーズンのルール改正に注目が集まります。

大きな影響がある改正に繋がるのか、マイナーチェンジ程度に留まるかは不明ですが気になるニュースも散見されます。

個人的に一番驚いたのは以下のニュース…

ジャンプ規定などルール変更要望…日本スケート連盟理事会:冬スポ:スポーツ:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20100401-OHT1T00047.htm

別のメディアには露骨な表現で記事にしているところもありますが…
まとめてみると以下のような内容を提案する事になるようですね。

(1)女子ショートプログラムの必須要素である2回転半ジャンプをトリプルアクセルでも認められるようにする
(2)フリーで跳ばなくてはいけないジャンプの種類を厳しく定める


さらに、既存のボーナス(2点)については、これまでの「ユニークな技や目新しい技に加点する」というあいまいな点を指摘。
より具体的に3回転半や2連続3回転、4回転など難度の高い技を成功した選手にボーナスを加点するよう条文を書き換える提案を出すことも決めた。

青字の部分が提案内容となるみたいですが、個人的には賛同しかねるというか絶対にISUが認めないでしょう…って思う項目が入っていますよね。

(1)の女子SP 2A必須要素に3Aも可能とする改正提案には時期早尚だと思います。

ジュニア男子での当該ルールが認められた経緯にはそのカテゴリーに出場した選手のほぼ半数以上の選手がFSで実施しているからという理由がありました。

現在、シニア女子では浅田真央選手だけの現状で、それを認められるはずがありませんよね。
別に、3Aはステップからのジャンプもしくはコンビネーションジャンプに組み込めます。

個人選手が有利に働くと勘ぐられるようなルール改正提案では説得力がありません。
そして、選手個人が批判の矢面に立たされる可能性すらあり日ス連としてホンキで提案? って、信じられない気持ちですね。

(2)フリーで跳ばなくてはいけないジャンプの種類を厳しく定める

上記の改正提案は具体的な記述がないので憶測が入りますが
トップシニアだけへのルール改正提案のような印象を受けます。
(5or6種類のトリプルジャンプを跳ぶ事)を必須項目化しようとする意図なのか?
ちょっと不明ですし、仮にシニアなどに限定するようなルール改正提案はナンセンスですね。

5種類のトリプルジャンプ成功にはボーナスを!というのもトップシニア選手だけ有利になるような印象を受けますし
特定選手や特定国の選手が優遇されてしまうというような偏ったルール改正提案は公平性にゆがみを生じさせる元でしょう。

既存のボーナス(2点)については、これまでの「ユニークな技や目新しい技に加点する」というあいまいな点を指摘。
(3)3回転半や2連続3回転、4回転など難度の高い技を成功した選手にボーナスを加点するよう条文を書き換える提案

上記の提案の元となるTOが認めるボーナス点の項目は曖昧ですし、現実的ではない気がしていました。
ただ、『3A 3+3 4回転ジャンプ などの高難度ジャンプ成功にもボーナス点を』 
というのも 基礎点の改正提案で解決出来そうな内容ですしボーナス点の基準に取り込む内容ではない気がします。

日本スケート連盟として公式に提案するのならば、自国選手とは関係無く(有利・不利)全ての事案に対して、公平な観点を持った改正提案をすべきだと感じるのですが。

報道内容が本当ならば、日本バッシングが起こりそうですよね。

**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**

ココからは個人的な考察になりますがルール改正が必要だと感じている部分をいくつか…

1.ジャンプ基礎点の改正

1回転~2回転~3回転~4回転との間には基礎点差がありますが
1回転~3回転までは約3倍の基礎点UP率ですが
3回転~4回転の間だけは3倍弱の基礎点UP率になっており
各回転数が増えるごとに3倍程度の難易度差があるとするのならば
3回転~4回転の難易度差は成功者が激減するほどの差なのだから
3倍弱ではなく4倍程度の差が設けられても不自然ではない。

3A以上の高難度ジャンプは近年、改正(若干基礎点UP)されているので
低すぎる訳ではないですが、UP率から照らし合わせれば
3A~4AへのUP率が下がっていくのは不自然だと感じます。

2.コンビネーションジャンプの基礎点単純合計の廃止

コンビネーション・ジャンプにおける単純合計は難易度を正確に表しておらず不公平。
4T+2T=2T+4T 3T+2T=2T+3T 
など明らかに難易度差を無視している。

さらにセカンドジャンプなどのT&Loについても難易度差は
それぞれの基礎点差よりも難易度差があるべきである。

コンビネーションやシークエンスをひとつのGoEで判定すべきではない。
判定の精度をあげるのなら個別判定の合計にすべき。

3.GoE判定を%(パーセンテージ)で増減させる。

詳しくは以下のエントリーに記載しています。

★ソニア・ビアンケッティ女史の新採点システムへの提言考察…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-56.html

例えばですが…
下記だと10段階になります…
マイナス側はもう少し細分化(複合するミスが存在するため)しても良いかもです。

-80%・-60%・-40%・-20%・-10%・±0・+10%・+20%・+30%・+40%

プラス側の価値%は低いですが、50%を上回るほどの高付加価値が出るほどは無いのではないかという見解です。
プラス側に関しては、多く見積もっても40%程度が限度でしょう。

ミスに関しては誰にでも明確ですが、質の+評価は専門家にしかわかりずらい点が存在するためGoEに対する疑念が生じるのだと思います。

一般の方には理解されづらいダウングレードなどはDGされたジャンプはDGせずに試みた回転数の基礎点から仮に-60%とすればスッキリしますよね。

Wrong edgeの"!" "e" 判定と同様に 例えば以下のようにするのも一考だと思います。
軽度の回転不足は "!" とし、-20% GoE 
重度の回転不足は "e" とし、-60% GoE

SPとFSの細かいルール差は省略しますが、概略的に…

3Lz(+30%)+3T(+10%) 両方が素晴らしい質
3Lz(±0%)+3T(±0%)   両方が標準的
3Lz!(-20%)+3T(-10%)
3Lz(±0%)+3T<(-60%) 
3Lze(-40%)+3T(-10%) 
3Lz<(-60%)+3T(-10%)
3Lz(-40%)+3T(-40%) 両方の質が低い
3Lz(-40%)+3T転倒(NB)
3Lz<(-60%)+3T<(-60%)
3Lz転倒(NB)+SEQ(NB)

第1ジャンプと第2ジャンプに6対4などの比率を設けるのも必要だと思います。

上記のような考え方ですと、一般の方々の見た目の印象との差が緩和するかと思います。

※ 高難度ジャンプに中間点を求める?などという噂があるようですが、ナンセンスです。

3.5F 3.5Lz になるような不完全なジャンプに基礎点が与えられ無理に基礎点狙いで跳び、降りる事が出来ないジャンプの選手に中間点が与えられる事の馬鹿馬鹿しさは、誰でも想像できるかと思います。

グリやツーフットで転倒を免れ、挑戦したふりで中間点を与えてしまうのでは、高難度技術を習得した選手と
習得途上の不完全ジャンプ選手に差が生じにくくなるのでは本末転倒です。

高難度技術への挑戦は誰にでもわかりやすいですがフィギュアスケートのエレメンツに求められる完成度の高さを目指す挑戦も、十分評価に値するものです。

限界への挑戦を否定する性質のルールでもないですし両方を併せ持てば、素晴らしい能力になるのですから2極論では語れません。

そして、トップシニアだけのためにルールがあるわけではない。
CoP(新システム)は該当する選手全てのために公平な基準で存在するものです。

4.ステップの基礎点を現行の倍程度に引き上げる。

演技時間・プログラムのハイライトとしての観点から
レベル認定が上がるごとに、現行よりも倍程度の基礎点UP率にすべきでしょう。

※ ただ、女子シングルではスパイラル・シークエンスがひとつを占める事から
スパイラル・シークエンスを現行の倍程度に引き上げるかは検討の余地があるかと思います。

5.3A以上のジャンプのGoEのマイナス側だけ拡大は不平等。

マイナス側の-3相当(転倒)は4.2点のマイナスになっている。
クワドジャンプ全体は-4.8となる。
逆にプラス側に関しては+3であっても、+3点のままである。

高難度ジャンプほど質の高さを獲得するのは困難である事を踏まえれば
プラス側もマイナス側も同じ比率にすべきでしょう。

6.PCSの5コンポーネンツの配点見直し

★総構成点(PCS)考察…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-50.html

上記エントリーにて考察していますが

1)5コンポーネンツを3つに集約(各20点)し、SSの配点価値を上げる

それぞれ20点満点ぐらいで3項目に集約でも良さそうだと思っています…

スケート技術(SS)
要素のつなぎ(MO)+振り付け(CH)
演技力(PF)+曲の解釈(IN)

他の提案としては
2)スケート技術(SS)や要素のつなぎ(MO)の2つを
15点・15点配点で他の項目を10点配点(合計60点満点)

7.ジャッジ・パネルの匿名化廃止。

テクニカル・パネルには氏名が公表されているのにジャッジ・パネルだけが秘匿され、ランダムオーダーによって選ばれたジャッジの順番がプロトコル上でシャッフルされ誰がどの得点をつけたのかが不明なのは疑念だけが広がる。

ジャッジの抽選は残しても良いが、シャッフルは廃止し最高最低の上下カットのみとするべき。

8.Wrong edgeに対し、ジャンプの入り方のパターン定義化が必要。

★スケーターズ・フェイバー?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-117.html

詳しくは上記エントリーを参照してください。

一般的なフリップとルッツの入り方の違いですが
ジャンプの回転方向と同じ方向で回転しながら踏み切りに入りそのままジャンプするのがフリップで緩やかに反対向きに回転しながら踏み切りで一気に反転して跳ぶのがルッツです。

プレパレーションのパターンとエッジの状態を定義せずにルール運用を続けていくと、このようなケースはいずれ大問題になるような気がします。

要はジャンプへの入り方に定義が無く、エッジが間違っているかどうかは一般的な入り方を基準にして見ているのか、跳ぶ直前のエッジの状態を基準に見ているのかルール運用上の問題点があるからだと思います。

Wrong edgeの運用を明確化したのなら、ISU テクニカル・パネル ハンドブックにフリップとルッツを試みるとはどういう事かという補足説明が入るだけで解決できる問題だと感じます。

長くなりましたが、必要な事項を思い出したら追記しますね。

**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**


【’10.05.07 追記】

ISU Communication 1611 決定? 基礎点およびGOEの改正案? が発表された模様です。
http://isu.sportcentric.net/db//files/serve.php?id=1862

ISU総会はまだだよね? 
ISU技術委員からの改正案って事かな?

回転不足判定用の新設基礎点が設けられていますね。
DG廃止という事でしょう。

※ DGは残っていますが、事実上形骸化しているという意味です。

1/2を超える回転不足の判定を受けるケースは実質的に起こりにくい。
パンクなど、選手が危険を感じジャンプの回転中に違和感を感じ、回転運動を中止しても
超危険な1/2以上不足したエリアには本能的に避けます。

テクニカル・パネルはDG基礎点を…
ジャッジはGoE評価という形になりそう…

決定事項ではないという前提で読むほうが良さそう。。。

高難度ジャンプGoEの±方向の不均衡が無くなったのは評価出来ます。
基礎点が続けて引き上げられる事になるなら、前回もっと詰めて協議すべきだったと言う事ですね。

3Lzを境に低難度方向は基礎点引き下げ高難度方向は基礎点引き上げ…全体のGoE影響力が縮小。
±3はトリプルは2.1 3A以上から±3となる。 回転不足基礎点は概ね-30%


個人的には3回転ジャンプの基礎点幅が引き下げられたのは残念…

0.5刻みを0.7刻み程度に拡大して高難度ジャンプ全体の基礎点を上げて
GoEを%比率で付ける方が現実的にあっているような気がする。

平均的シニアの技術レベルをCoPの中心に据えるのなら3Loぐらいを境に低難度縮小 高難度拡大のほうが
幅広い選手に平等感が広がると思う。。。3Lzでは厳しい気がする。

平均的女子シニアレベルで3回転3種跳べたら全日本選手権最終&第3グループレベルです…
3F以上が極端に成功率が下がるんです。シニアで2種類ぐらいが、一番多いはず…


ルール改正の基本は全体のレベルを考慮して決定すべきと考えます。
ざっと目を通しただけですが、トップスケーター視点が強い気がします。 

**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**


参考にさせて頂いたWEBサイト様には感謝いたします。 

★Figure Skating Guideline★ エントリー 一覧 
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-109.html

ぽちっとな♪(*・・)σにほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
Blog応援してね♪ 

最後まで、読んで頂きありがとうございました。   
お気軽にコメントも、お寄せ下さいね。

拙Blog記事を参考にして頂く事は大変光栄ですが
記事の引用や転載は、コメント欄で結構ですので連絡をして下さい。
Blog記事内容の無断転載・引用はお断りしています。

記事の紹介&トラックバックは大歓迎です。
リンク元URLをサイト内で明記して下さい。

画面の向こうには、数多くの閲覧者の方々がいらっしゃいます。
選手個人及び関係者 コメント投稿者・閲覧者などへの記述には
礼節や一般常識を守って頂けますようお願い申し上げます。

投稿は必ずパスワードを入力して、後ほど編集・削除が出来るようにして下さい。
ρ゛(・・*) ぽちっとなっ♪ 【拍手ボタン】を押して頂けると喜びます。
スポンサーサイト



FC2カウンター
Blog内記事検索

コメントを含める場合はチェックを入れて下さい。

プルダウンリスト
最近の記事+コメント
現在の位置
★Figure Skating Guideline★
 トップページ
  └ 月別アーカイブ
        └ 2010年05月
by AlphaWolfy
Tree-CATEGORY
ぺそ リバーシ
フィギュアスケーター解析機Part3


キーワードを入力して [脳内分析]ボタンを 押してね♪

【Figure Skating Forum】

★Figure Skating Forum★

新規トピック作成はご遠慮下さい

カレンダー(月別)
04 ≪│2010/05│≫ 06
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月別アーカイブ
リンクバナー
ランキングサイト

ランキングUPに…ご協力を♪

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
ソーシャルブックマーカー

Powered by SEO対策
プロフィール

うるとらにゃん

Author:うるとらにゃん
★Figure Skating Guideline★
ご訪問ありがとうございます♪
Former Figure Skater Blog♪

閲覧者参加型Blogとしても
ヨロシクお願いしますね。

うるとらにゃん Twitter
★Open_Axel Feeder★
★Guideline★チャット

Guest名をHNに変更してお使い下さい


無料アクセス解析

マナーを守って使って下さいね。  文字数は最大50字程度です。

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード
QRコード
World-Word-翻訳