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★観客席・TV観戦・ジャッジ席…印象度の違い★

今回のエントリーは以下の記事から、少し違う視点で考察をしてみます。
まだ、読まれていないようでしたら、ご一読をお願いします。

★ルール考察を考察する…★ 考察のアプローチとは?
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-176.html

上記エントリーでは、特定の選手への競技結果や判定のケースや
複数の選手の比較による、競技結果や判定に対する考え方の問題提起をさせて頂きました。

競技結果や判定結果が妥当なのか?妥当ではないのか?

を、選手側だけの視点だけで論じ、議論して、果たして正しい答えが見つかるのか?
ルール側の視点と両方の視点を平等に客観的に論じた上で、公平に見なければ成り立たないのでは?

と、書かせて頂きました。

他にも【見た目のノーミス】報道などの影響についても言及しました。

フィギュアスケート競技(採点競技系)の宿命なのかもしれませんが
競技経験者として、この競技の根幹部分のひとつである
採点結果やルール部分に疑問や不満を表明されるのはつらい。

好きな選手が受けた判定への不満だけでルールの欠陥だとか…
ルール運用の誤解などで、審判の誤審を疑われたりするのも残念です。

今回、興味深い内容のBlog記事を読みまして、今回のテーマにピッタリな事例なので
エントリーで紹介したいと思います。

スケートはジャッジサイドで観るべき? 観る位置によって印象は変わるのか?
TV観戦ではどうなのか? カメラの位置でも違うのではないか?

そんな事を考えながら、リンク先の記事を読んで頂ければ…と、思います。

フィギュアスケートの☆応援隊
★ロケッツはメダルを逃すもフリー1位~2012世界選手権★演技の醍醐味はジャッジしか解らないのか? 
http://blog.livedoor.jp/hanuman4580/archives/52054845.html

エントリーテーマはシンクロナイズドスケーティングを題材にしていますが…
上記記事に書かれているように、滑走を観る位置によって、受ける印象度は違うのか?なんです。

まだ一般的には馴染みの少ないシンクロですし、その分余計なバイアス感情などなく
客観的に滑走を観察出来ると思います。 ぜひ両方の映像を見比べて下さい。

Rockettes フィンランド選手権 (ジャッジサイドの撮影映像)
http://youtu.be/HVs307dHqLg


Rockettes 世界選手権 (ジャッジ席の反対サイドの撮影映像)
http://youtu.be/CaDfSZYZCCs


競技会は違いますが、一目瞭然だったのではないでしょうか?
TV放送映像のケースでは、会場の角から撮影されているケースが多いです。

スウェーデン代表【チーム・サプライズ】FS(スウェーデン・テレビ) (ジャッジサイド映像)
http://svtplay.se/v/2772586/konstakning/team_surprise_med_den_vinnande_friakningen?sb,k103700,1,f,-1


Team Surprise WC 2012 FP (反対サイド映像)
http://youtu.be/Qjsrla9hEOM


如何でしょうか? 凄くわかりやすいですよね。。。

演技のハイライトだけでなく、視線の方向やアピール部分も表裏を感じてしまいます。
PCSの高いチームや選手ほど多方向へ表現していると思いますが。

FS競技を競技会場で観戦している人は、TV観戦の人数と比較したら1%にも満たないでしょう。
そして、ジャッジサイド側で観戦している人も全体から見れば半分以下。

競技会場のジャッジに選手達はPGのルール対応力を見せるために滑走する側面が強い。
やはりジャッジサイド方向から見た観客はジャッジと印象度が近いのかもしれない。

数多くの人々が観ているTV映像(角方向からの映像が多い)と
ジャッジサイドでの生観戦では印象度は大きく違って見える可能性が高いのだと思います。

採点結果と観る位置、観る環境の違いは、常に同じ位置から審査する審判と
違うものだと、理解した上で、印象度の乖離を考察すべきだと感じます。


フィギュアスケート競技は、純粋なスポーツ的滑走技術滑走技術の芸術的側面も審査するスポーツ。
ジャッジサイドからの生観戦など、そうそう可能なものでもない。

この競技の採点システムの解りにくさは、採点競技そのものの性質もよるかもしれませんが
一番大きなギャップは、生観戦 or TV観戦どちらであっても、競技経験の無い方々が大半だという事。

それと、地上の動きと氷上の動きの違いのイメージや実際の滑走感覚がイメージしづらい事。
なによりも、技術的な難易度の違いは限られた情報しかない。 そんな方々がほとんどです。

鉄棒で逆上がりや蹴上がりなどの技術の経験は合っても大車輪や離れ業の経験は無い。
体操競技ならば、A~Gなどの難易度の想像上のイメージだけ。
ただ漠然と上の難度は難しいのだろう…
スケートのトリプルジャンプもスピンの感覚も、やはり同じような想像の世界。

実際、見ただけでは、細かい技術も、その難易度も見分ける事が難しいはず。
2Aが簡単なジャンプだとか、結構誤解も多い。

観客が凄く盛り上がる技術も、必ずしも高度な技術でない事もあるし
実は簡単そうに行っている、観客が気づかない部分が超高度だったりもするんです。

みなさんがTVや会場で見るTOPスケーター達は物凄くレベルの高い事を行っている。
レベルの高い選手がすると、凄く簡単そうに行えるんです。 実は難しくても。

現代スケートのエレメンツはただ出来るだけではTOPの世界では普通なんです。
もう、その質が高くなければ通用しない領域へ入ってます。

その質の高さを測る部分がGoE評価のプラス面。
ジャンプやスピンなどのエレメンツの種類の見分けだけでなく
プラス面の見分けが出来る眼力もある方が理解しやすいんです。

この部分も、PCSと同様に、どの程度達成しているか?の評価部分なので難しいんです。

印象に左右されやすい競技の中に、更に達成度合いを見る必要がある。
ミスやエラーは比較的明確ですが、質の高さや達成度は、グレードを見分ける眼が必要。
この違いを知った上で見ていくと、新たな視点が生まれてくると思います。

なかなか、競技会場のジャッジサイドで生観戦をした上で、帰ってから
録画しておいたTV放送と両方を経験する人は少ないはず。

TV観戦が中心だった方が、競技会場の生観戦を経験して、あまりにもTVとの印象度が違う事に驚く方も多い。
メジャー競技会のチケット代は高額で、そうそう何度も足を運べない。
ジャッジサイドと変わらないようなリンクに近い席だと尚の事、チケット入手も難しい。
ほとんどの方が、TV観戦での感覚と印象で競技を見ているのだと思います。

現在、日本で開催されている国別対抗戦のTV放送映像は
ジャッジサイド後方の位置にもカメラがあり、アングルは時々変わりますが
いままでの競技会よりもジャッジの視点に近い位置での映像が流れています。

少し、今回の記事を参考にして、カメラ位置による、選手の滑走に対する印象度を考察してみて下さいね。
尚、こういったジャッジになったつもり視点では、選手の好き嫌いなど関係なく、バイアスをかけずに
客観的な目線で、初めて見る選手のつもりで観察しないといけないのは言うまでもありません。

このエントリーがフィギュアスケート観戦の視点の違いを考えるきっかけとなれば幸いです。

【4/20追記】
コメント欄より…実例映像の紹介。

【こだわりと屁理屈w】 工夫してます―メンショフのSP
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-50.html

2011年ネーベルホルン杯
Nebelhorn Trophy 2011 Konstantin MENSHOV RUS SP
http://www.youtube.com/watch?v=fEtg-ECypv0

ジャッジ席側から。
2011 Nebelhorn Trophy - Konstantin Menshov SP
http://www.youtube.com/watch?v=gwH8Me99jt0

こちらはTV映像。大会は違いますが同じプログラムです。
ユーロスポーツ版のNHK杯です
2011 NHK Konstantin Menshov SP B ESP
http://www.youtube.com/watch?v=v8SoFsLJBKg


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