★プレロテって何?★ 回転不足の事…?
NET上を飛び交う不思議な言葉【プレロテ】プレローテンションらしい。
検索してみた!
フィギュアスケートの「プレロテ」とは、どういう意味ですか?ご存知の方、宜しくお願いします。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1422168319
ベストアンサーに選ばれた回答 (一部抜粋)
いろいろなサイトで、「プレローテーション」のことを、皆さん、略して「プレロテ」と呼んでいます。
「プレローテーション」とは、ジャンプを跳ぶ前の体制から、実際に離氷するまでに
必要とされる準備(プレ)、回転(ローテーション)のことを意味します。
プレロテになちゃってる選手って誰のジャンプですか?逆にプレロテとは程遠い選手は誰ですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1080855270
ベストアンサーに選ばれた回答 (一部抜粋)
アクセルジャンプについて、後ろ向き踏み切り(いわゆるプレロテ)を回転不足として扱うように
ルールが改定されたのは、2009/10年シーズンからです。
天野さんへのインタビューは、「ワールドフィギュアスケートNo.41」(2010年1月刊行)に掲載されています。
そのインタビューで、天野氏は、こう説明しています。
アクセルを跳ぶときにスキッド(横滑り)する選手もいます。
でもそれが過剰になって本来前向きにテイクオフするべきなのに、ほとんど後ろ向きになってから
空中に上がるテイクオフは、「Cheated take off」となって回転不足と認定されます。
検索すればザクザク出てくるこの言葉。
フィギュアスケートファンの方には普段の会話にも普通に出てくるぐらいポピュラーな言葉に感じます。
では、実際のところはどうなんでしょうか。。。
たくさんのサイトで書かれていると、常識化してしまう事がNETでは度々起こります。
ルール関連に、この言葉の存在を確認していません。
使っている関係者もほとんど聞いた事が無い。 チートは使います。
上記のISU技術審判員である天野氏の説明で使われた
【 Cheated take off 】という言葉がテクニカル・ハンドブックに記載されています。
【プレロテ】は上記の事を指しつつも、伝聞が広がりながら
いくつかの誤解が広まったのかもしれません。
ジャンプの踏み切りに関しては、エッジ(ブレード)のカーブに乗りながら
踏み切り、回転運動に移行していくのですから、多少事前に回転運動が始まることは自然です。
【明らかに】←コレ重要
後ろ向きに踏み切るジャンプが明らかに前向き
アクセルのような前向きに踏み切るジャンプが明らかに後ろ向き
と、なったジャンプがDG判定されるのであって、判定ではスロー再生などされず
ノーマル速度で見て、明らかではない場合はDGされません。
実際の事例は以下のエントリーで説明しています。
★もうひとつのダウングレード判定!?★ DGを探そう!【問題編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-171.html
★DG判定を探そう!?★ スロー再生で確認!【解答編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-172.html
●●選手のジャンプは【プレロテ】があるから回転不足なのだ!
●●選手のジャンプは回転不足なのに見逃されている八百長だ!
からスタートし、反論vs反論の応酬・・・
次第に誤魔化した踏み切りによるDG判定の話と
着氷時における回転不足判定の話が合体っ!
ISUも不親切といえば不親切なんです。 ごめんなさい。 (自分が代わりに謝ってどうする)
業界内部の人間は、滑走とプロトコルを照らし合わせれば、どっちの判定が採用されたか判る。
でも、一般のファンの方々までプロトコルをチェックしてる。 って、視点が足りないんですよね。
プロトコル表記マークに【ごまかした踏み切り】には C<< 表記とか
【着氷時回転不足のDG判定】なら D<< 表記とか 判りやすくすればいいんですがね。
Wrong Edge判定も以前は e 表記のみ
1度、軽い場合は ! 表記と e 表記の2種類体制に移行したと思ったら、また e 表記のみに一本化。
一般的な感覚からしたら、『せっかく判りかけてきたのになにをするんじゃ!』ですよね。
私が個人的に見てる時は、『あっ コレは 軽e だな・・・コッチは 重e だな・・・』
みたいな感じで判るのですが。
FS関係者だけがわかっていれば問題ない。って意識がどこかあるのでしょうね。
とかく、業界内常識の感覚からは脱する事が出来ない印象です。
ひとつISUを庇う事が出来るのは、少し不親切で解りにくいけど
【プロトコル】の公表は大進歩です。 コレだけは評価してあげて下さい。(笑)
そういった感じで、なかなか一般的なFS業界の認識普及には
前途多難だと実際にルール説明をしていて感じます。
脱線しかけたので元に戻りますが…
典型例では、浅田真央選手vsキム・ヨナ選手の回転不足論争がファン同士の戦争に…
もちろん、他の選手同士のファン同士で非難合戦しているケースもあります。
様々な形で作為的な検証動画を作り上げ、選手非難を繰り返す。
そして、その映像がたくさんのサイトで紹介され、疑いもせず信用してしまう。
【実例】
ノーマル速度再生で判断すべき映像をスロー再生で証明のケース
スロー再生などで判断すべき映像を切り取った写真画像で証明のケース
TV映像は審判映像とは違うものを使っているのに証明するケース
取り上げ始めたらいくらでもあるので割愛します。
認識の間違いが元で作られた動画や画像に対して、正しい見解を述べても多勢に無勢。
大勢の人が、信用しているから正しいとは限らないのに。(天動説と地動説)を思い出します。
回転不足判定やWrong Edge判定などに関する
作為的な動画は数多く上がりましたが、こういった例が典型的なので紹介します。
別に、この映像に使われた浅田真央選手の判定への妥当性を正当化するなどの意図はありません。
間違った認識で作られた実例ケースの映像に浅田真央選手が題材にされるケースが圧倒的多数なのです。
個人的な思いですが、このような作為的な映像を作り選手の正当性を証明する目的で
作られたのかもしれませんが、浅田真央選手が、この競技を愛し
彼女が人生を賭けて取り組んでいる競技自体を批判するような行為は、浅田選手の真の応援ではない。
と、考えています。
【ゆっくり解説3:浅田真央の回転不足(ネコでもわかる解答つき)】
上記の動画シリーズは典型的なルール曲解のケースで自爆しています。
You Tube版が消されたのは、当Blogで指摘したのちに削除されました。
出来る事なら、正しい認識の下で作られた説明動画が生まれたらいいのかも知れませんが。
この動画シリーズは数万回も視聴され、様々なBlogなどにも貼り付けられたシリーズのひとつです。
少なからず影響はあるでしょう。
実際に、掲載しているサイトなどでは、この映像の論調と同様に審判の無能ぶりを批判しています。
果たして、審判達は本当に無能なのでしょうか?
まずジャンプの起点を解説する為に用いた【ジャンプを試みる】の説明は
ジャンプボックスの説明でありジャンプの起点の説明ではありません。
選手がジャンプの起点として意識している。というような説明なら実際の選手の感覚に近いものです。
ですが、審判はジャンプの回転不足を判定する場合は、そのような選手の感覚的なものを基準には出来ません。
Q 何故ルールにはジャンプの回転不足判定の基準になるラインを定義化しないのでしょう?
A 厳密に完全な瞬間を特定してはいけない性質のものだから、踏み切りや着氷の瞬間に関する定義がないんです。
ジャンプの踏み切りとは? も、選手の意識と審判の意識は違います。
選手はアクセルなら踏み込んだ足が伸び始めてフリーレッグや腕を振り上げ始めた瞬間が
踏み切り動作の最も強い意識になります。
でも実際、踏み切った足が氷から離れるのは少し後です。
氷に最もパワーがかかった状態も踏み切り意識の候補といえますね。
技術審判は氷から離氷した瞬間を見るTSも居れば、パワーがかかった瞬間
(トウを衝くorエッジにパワーがかかった瞬間)と見るTSも居るかもしれない。
こうして書くと、時間的に離れているように感じますが百分の数秒差の世界です。
スーパースロー再生にしてはじめて判る時間差です。(判定はノーマル速度)
ぶっちゃけ、ノーマル速度で見るのなら、同時です。(笑)
でも、この技術審判員たちは競技を何千回ものサンプルを見ていますから
普通の人達が同じにしか見えない違いを見抜く眼を持っているんですよね。(これホント)
踏み切りの誤魔化しに関する記述が【明らかに】前向きor後ろ向き(アクセル)のように
明確でなければセーフにするゆらぎもあるんです。
スケート界のルール策定に関して、定義や基準の記述が無いケースはあります。
暗黙の了解のように、絶対的なものを求めてはいけない性質のものはルールの定義や基準に入れないのです。
※ ステップシークエンスの定義などが顕著ですよね。
絶対的なタイムや距離など、完全に白黒がハッキリする競技の性質ではないし
人間が人間のやる事を判定していく形の採点競技ですから、完全に明確には出来ないし
実際、完全に明確に出来ないようなものを採点しているのですから、そこは理解して下さい。
でも、その中で可能な限りの、定義や判断基準は明確に表記して運用されています。
テクニカル・ハンドブックやISUコミュニケーションを読んでいると
よくぞここまで考えられる、あらゆるケースに対応出来るように書かれているな。
と、感心します。 ※ 過去の問題事例解決策などの積み重ねがルール部分に蓄積されている。
ジャンプの回転不足の判定に使われる基準のラインは
踏み切りの地点と着氷の地点を結んだ延長線です。
※ 踏み込んだブレードの方向ではない。
要するに、滑ってきたトレースがジャンプにより途切れ、着氷の瞬間の場所からトレースが現れる。
空中の仮想ラインがジャンプの空中軌道であり、それが基準となるラインです。
着氷トレース ⌒ ←←← ⌒ 踏み切りトレース ※ ジャンプが右から左の場合
【正しい回転不足判定知識】 トウ側 ← カカト側 を踏まえて見てね…
ジャンプの踏み切り方向 → ○ ○ ○ ↑ 着氷エッジ コレが1/4判定の位置。
矢印がやや前向きになっていたら1/4以上不足のUR判定
基準ライン →→→ (/ や/向きはUR判定) (\や\ ← の向きは認定される)
完全に → 前向きなら1/2不足のDG判定です。
残念ながら、この映像で紹介された浅田真央選手の3Aは【ゆっくり解説】映像内の連続ストロボ写真の通り
前向きに近い位置で着氷しているので、このケースでは回転不足判定は妥当なのです。
認定されているケースの映像は、1/4以内の範囲に収まっています。
分度器で計っている角度の算出する基準ラインがデタラメですので
このケースでの回転不足判定ではないとの証明には無理があります。
着氷の瞬間に対しての考え方もテクニカル審判に差があると思っています。
ブレードが接氷した瞬間と考える審判、ブレードに体重が乗った瞬間と考える審判。
と、100分の数秒の着氷時の判定意識が違う可能性があります。
この点は、競技前のパネルディスカッションの意識合わせで統一しているのでしょう。
違う競技会で同じぐらいに見えた着氷に違う判定が出るケースは上記の理由が考えられます。
※ 同一競技会の同一カテゴリー内で判断基準が統一されているのだから問題ありません。
Mao Asada 2010 Olympics SP
http://youtu.be/jrEZgoPpCAI
最近の認定例の映像は非常に画質が悪いのでバンクーバー五輪SPの映像を使ってみます。
【Vancouver Olympic 2010 プロトコル PDF】
http://www.isuresults.com/results/owg2010/owg10_Ladies_SP_Scores.pdf#page=1
Mao Asada 2010 Olympics SP 3A Slow Motion
http://youtu.be/40j1lNSJhSE
※ 1/5スローモーションで再生しています。
如何でしたか? 認定されているケースでは回転不足が無い着氷ブレード角度が見えますよね。
概ね、左方向から右方向へ踏み切っていますので、1/4判定ラインは向う正面方向です。
認定側 ⊥ UR判定側 ブレードが ← はDG判定
よって、ブレード&身体の向きは画面の正面方向より左向き方向であれば認定レベルとなります。
ごまかした踏み切りの基準も【明らかな】後ろ向きの踏み切りもありません。
認定されているケースでは、ブレードの向きも身体の向きも着氷方向まで回転している事が判ったと思います。
浅田真央選手だけが不当な判定を受けているって事はありません。
エラーがあった場合は減点され、質が良かった場合は加点される。
どの選手に対しても当たり前の事が淡々と行われているだけです。
選手を誹謗中傷しながら、贔屓選手の正当性を証明し、ライバル選手の不当性を謳う。
結果ありきの検証動画や作為的な位置で切り取った写真などを掲載しているケースは疑うべきです。
フィギュアスケート競技は対戦型競技ではなく個人(カップル)の採点競技です。
ライバル選手を中傷したりして楽しみたいのなら対戦型競技を見て下さい。
本当に選手を愛し応援しているのなら、競技ルールの不当性をいう事は
その応援する選手のルール対応の取り組みを認めていない事に繋がります。
そのようないい加減な事は行われていませんので安心して選手たちを応援してあげて下さい。
フィギュアスケート選手は不当な判定をする審判やルールと戦っていません。
ライバル選手とも間接的な競技結果であり、本当に戦っているのは
ルール対応をして自分自身のベストを越えるために競技しているんです。
採点競技の本質を理解していただければ幸いです。
Figure Skating in slow motion
http://youtu.be/-DlhUW441fo
踏み切り地点~着氷地点でのブレードの角度やトレース痕が見やすい映像です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
ぽちっとな♪(*・・)σ 参考になったと思ったら押してね♪
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★ Figure Skating Guideline ★ エントリー 一覧
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-109.html
Skater_Sakura Twitter
https://twitter.com/#!/Skater_Sakura
2010年よりTwitter上でつぶやいたフィギュアスケート関連のツイート集をまとめています。
FSルールの説明や技術考察など、FS観戦に役立てば幸いです。
Skater_Sakura フィギュアスケート関連ツイートまとめ
http://togetter.com/mt/Skater_Sakura
拙Blog記事を参考にして頂く事は大変光栄ですが
記事の引用や転載は、コメント欄で結構ですので連絡をして下さい。
Blog記事内容の無断転載・引用はお断りしています。
記事の紹介&トラックバックは大歓迎です。
リンク元URLをサイト内で明記して下さい。
画面の向こうには、数多くの閲覧者の方々がいらっしゃいます。
選手個人及び関係者 コメント投稿者・閲覧者などへの記述には
礼節や一般常識を守って頂けますようお願い申し上げます。
投稿は必ずパスワードを入力して、後ほど編集・削除が出来るようにして下さい。
マナー等をお守り頂けないと管理者が判断した場合は
やむを得ず、しかるべき処置を講じる場合があります、予めご了承下さい。
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検索してみた!
フィギュアスケートの「プレロテ」とは、どういう意味ですか?ご存知の方、宜しくお願いします。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1422168319
ベストアンサーに選ばれた回答 (一部抜粋)
いろいろなサイトで、「プレローテーション」のことを、皆さん、略して「プレロテ」と呼んでいます。
「プレローテーション」とは、ジャンプを跳ぶ前の体制から、実際に離氷するまでに
必要とされる準備(プレ)、回転(ローテーション)のことを意味します。
プレロテになちゃってる選手って誰のジャンプですか?逆にプレロテとは程遠い選手は誰ですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1080855270
ベストアンサーに選ばれた回答 (一部抜粋)
アクセルジャンプについて、後ろ向き踏み切り(いわゆるプレロテ)を回転不足として扱うように
ルールが改定されたのは、2009/10年シーズンからです。
天野さんへのインタビューは、「ワールドフィギュアスケートNo.41」(2010年1月刊行)に掲載されています。
そのインタビューで、天野氏は、こう説明しています。
アクセルを跳ぶときにスキッド(横滑り)する選手もいます。
でもそれが過剰になって本来前向きにテイクオフするべきなのに、ほとんど後ろ向きになってから
空中に上がるテイクオフは、「Cheated take off」となって回転不足と認定されます。
検索すればザクザク出てくるこの言葉。
フィギュアスケートファンの方には普段の会話にも普通に出てくるぐらいポピュラーな言葉に感じます。
では、実際のところはどうなんでしょうか。。。
たくさんのサイトで書かれていると、常識化してしまう事がNETでは度々起こります。
ルール関連に、この言葉の存在を確認していません。
使っている関係者もほとんど聞いた事が無い。 チートは使います。
上記のISU技術審判員である天野氏の説明で使われた
【 Cheated take off 】という言葉がテクニカル・ハンドブックに記載されています。
テクニカル・ハンドブックから引用 【PDF注意】
http://www.skatingjapan.jp/data/fs/pdfs/comm/2011-12hb_single_j.pdf
【ごまかした踏み切り】=【 Cheated take off 】
http://www.skatingjapan.jp/data/fs/pdfs/comm/2011-12hb_single_j.pdf
【ごまかした踏み切り】=【 Cheated take off 】
ジャンプの踏み切りでごまかした場合も同じ基準が適用される。
明らかに前向き(アクセル・ジャンプの場合には後ろ向き)踏み切りのジャンプは、
ダウングレード判定のジャンプとみなされる。
トウ・ループが、最も一般的に踏み切り時にごまかしがあるジャンプである。
テクニカル・パネルが、(しばしばコンビネーションやシークェンスにおいて)
踏み切りでのごまかしでダウングレードを行うかの決定をする際に
リプレイで確認することができるのは通常速度のみである。
回転不足の判定には、主に着氷時の結果的に起こる回転不足判定と
アクシデント・ミス要因など、TOP選手ではレアケースの【ごまかした踏み切り】によるDG判定と
2種類存在し、別々の判定基準で分けられている。
その性質はジャンプ動作中という観点では同じですがエラーのメカニズムは大きく違います。
その性質の説明には以前のエントリーに記載しています。
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
回転不足の判定には、主に着氷時の結果的に起こる回転不足判定と
アクシデント・ミス要因など、TOP選手ではレアケースの【ごまかした踏み切り】によるDG判定と
2種類存在し、別々の判定基準で分けられている。
その性質はジャンプ動作中という観点では同じですがエラーのメカニズムは大きく違います。
その性質の説明には以前のエントリーに記載しています。
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
【プレロテ】は上記の事を指しつつも、伝聞が広がりながら
いくつかの誤解が広まったのかもしれません。
ジャンプの踏み切りに関しては、エッジ(ブレード)のカーブに乗りながら
踏み切り、回転運動に移行していくのですから、多少事前に回転運動が始まることは自然です。
【明らかに】←コレ重要
後ろ向きに踏み切るジャンプが明らかに前向き
アクセルのような前向きに踏み切るジャンプが明らかに後ろ向き
と、なったジャンプがDG判定されるのであって、判定ではスロー再生などされず
ノーマル速度で見て、明らかではない場合はDGされません。
実際の事例は以下のエントリーで説明しています。
★もうひとつのダウングレード判定!?★ DGを探そう!【問題編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-171.html
★DG判定を探そう!?★ スロー再生で確認!【解答編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-172.html
●●選手のジャンプは【プレロテ】があるから回転不足なのだ!
●●選手のジャンプは回転不足なのに見逃されている八百長だ!
からスタートし、反論vs反論の応酬・・・
次第に誤魔化した踏み切りによるDG判定の話と
着氷時における回転不足判定の話が合体っ!
ISUも不親切といえば不親切なんです。 ごめんなさい。 (自分が代わりに謝ってどうする)
業界内部の人間は、滑走とプロトコルを照らし合わせれば、どっちの判定が採用されたか判る。
でも、一般のファンの方々までプロトコルをチェックしてる。 って、視点が足りないんですよね。
プロトコル表記マークに【ごまかした踏み切り】には C<< 表記とか
【着氷時回転不足のDG判定】なら D<< 表記とか 判りやすくすればいいんですがね。
Wrong Edge判定も以前は e 表記のみ
1度、軽い場合は ! 表記と e 表記の2種類体制に移行したと思ったら、また e 表記のみに一本化。
一般的な感覚からしたら、『せっかく判りかけてきたのになにをするんじゃ!』ですよね。
私が個人的に見てる時は、『あっ コレは 軽e だな・・・コッチは 重e だな・・・』
みたいな感じで判るのですが。
FS関係者だけがわかっていれば問題ない。って意識がどこかあるのでしょうね。
とかく、業界内常識の感覚からは脱する事が出来ない印象です。
ひとつISUを庇う事が出来るのは、少し不親切で解りにくいけど
【プロトコル】の公表は大進歩です。 コレだけは評価してあげて下さい。(笑)
そういった感じで、なかなか一般的なFS業界の認識普及には
前途多難だと実際にルール説明をしていて感じます。
脱線しかけたので元に戻りますが…
典型例では、浅田真央選手vsキム・ヨナ選手の回転不足論争がファン同士の戦争に…
もちろん、他の選手同士のファン同士で非難合戦しているケースもあります。
様々な形で作為的な検証動画を作り上げ、選手非難を繰り返す。
そして、その映像がたくさんのサイトで紹介され、疑いもせず信用してしまう。
【実例】
ノーマル速度再生で判断すべき映像をスロー再生で証明のケース
スロー再生などで判断すべき映像を切り取った写真画像で証明のケース
TV映像は審判映像とは違うものを使っているのに証明するケース
取り上げ始めたらいくらでもあるので割愛します。
認識の間違いが元で作られた動画や画像に対して、正しい見解を述べても多勢に無勢。
大勢の人が、信用しているから正しいとは限らないのに。(天動説と地動説)を思い出します。
回転不足判定やWrong Edge判定などに関する
作為的な動画は数多く上がりましたが、こういった例が典型的なので紹介します。
別に、この映像に使われた浅田真央選手の判定への妥当性を正当化するなどの意図はありません。
間違った認識で作られた実例ケースの映像に浅田真央選手が題材にされるケースが圧倒的多数なのです。
個人的な思いですが、このような作為的な映像を作り選手の正当性を証明する目的で
作られたのかもしれませんが、浅田真央選手が、この競技を愛し
彼女が人生を賭けて取り組んでいる競技自体を批判するような行為は、浅田選手の真の応援ではない。
と、考えています。
【ゆっくり解説3:浅田真央の回転不足(ネコでもわかる解答つき)】
上記の動画シリーズは典型的なルール曲解のケースで自爆しています。
You Tube版が消されたのは、当Blogで指摘したのちに削除されました。
出来る事なら、正しい認識の下で作られた説明動画が生まれたらいいのかも知れませんが。
この動画シリーズは数万回も視聴され、様々なBlogなどにも貼り付けられたシリーズのひとつです。
少なからず影響はあるでしょう。
実際に、掲載しているサイトなどでは、この映像の論調と同様に審判の無能ぶりを批判しています。
果たして、審判達は本当に無能なのでしょうか?
まずジャンプの起点を解説する為に用いた【ジャンプを試みる】の説明は
ジャンプボックスの説明でありジャンプの起点の説明ではありません。
選手がジャンプの起点として意識している。というような説明なら実際の選手の感覚に近いものです。
ですが、審判はジャンプの回転不足を判定する場合は、そのような選手の感覚的なものを基準には出来ません。
Q 何故ルールにはジャンプの回転不足判定の基準になるラインを定義化しないのでしょう?
A 厳密に完全な瞬間を特定してはいけない性質のものだから、踏み切りや着氷の瞬間に関する定義がないんです。
ジャンプの踏み切りとは? も、選手の意識と審判の意識は違います。
選手はアクセルなら踏み込んだ足が伸び始めてフリーレッグや腕を振り上げ始めた瞬間が
踏み切り動作の最も強い意識になります。
でも実際、踏み切った足が氷から離れるのは少し後です。
氷に最もパワーがかかった状態も踏み切り意識の候補といえますね。
技術審判は氷から離氷した瞬間を見るTSも居れば、パワーがかかった瞬間
(トウを衝くorエッジにパワーがかかった瞬間)と見るTSも居るかもしれない。
こうして書くと、時間的に離れているように感じますが百分の数秒差の世界です。
スーパースロー再生にしてはじめて判る時間差です。(判定はノーマル速度)
ぶっちゃけ、ノーマル速度で見るのなら、同時です。(笑)
でも、この技術審判員たちは競技を何千回ものサンプルを見ていますから
普通の人達が同じにしか見えない違いを見抜く眼を持っているんですよね。(これホント)
踏み切りの誤魔化しに関する記述が【明らかに】前向きor後ろ向き(アクセル)のように
明確でなければセーフにするゆらぎもあるんです。
スケート界のルール策定に関して、定義や基準の記述が無いケースはあります。
暗黙の了解のように、絶対的なものを求めてはいけない性質のものはルールの定義や基準に入れないのです。
※ ステップシークエンスの定義などが顕著ですよね。
絶対的なタイムや距離など、完全に白黒がハッキリする競技の性質ではないし
人間が人間のやる事を判定していく形の採点競技ですから、完全に明確には出来ないし
実際、完全に明確に出来ないようなものを採点しているのですから、そこは理解して下さい。
でも、その中で可能な限りの、定義や判断基準は明確に表記して運用されています。
テクニカル・ハンドブックやISUコミュニケーションを読んでいると
よくぞここまで考えられる、あらゆるケースに対応出来るように書かれているな。
と、感心します。 ※ 過去の問題事例解決策などの積み重ねがルール部分に蓄積されている。
ジャンプの回転不足の判定に使われる基準のラインは
踏み切りの地点と着氷の地点を結んだ延長線です。
※ 踏み込んだブレードの方向ではない。
要するに、滑ってきたトレースがジャンプにより途切れ、着氷の瞬間の場所からトレースが現れる。
空中の仮想ラインがジャンプの空中軌道であり、それが基準となるラインです。
着氷トレース ⌒ ←←← ⌒ 踏み切りトレース ※ ジャンプが右から左の場合
【正しい回転不足判定知識】 トウ側 ← カカト側 を踏まえて見てね…
ジャンプの踏み切り方向 → ○ ○ ○ ↑ 着氷エッジ コレが1/4判定の位置。
矢印がやや前向きになっていたら1/4以上不足のUR判定
基準ライン →→→ (/ や/向きはUR判定) (\や\ ← の向きは認定される)
完全に → 前向きなら1/2不足のDG判定です。
残念ながら、この映像で紹介された浅田真央選手の3Aは【ゆっくり解説】映像内の連続ストロボ写真の通り
前向きに近い位置で着氷しているので、このケースでは回転不足判定は妥当なのです。
認定されているケースの映像は、1/4以内の範囲に収まっています。
分度器で計っている角度の算出する基準ラインがデタラメですので
このケースでの回転不足判定ではないとの証明には無理があります。
着氷の瞬間に対しての考え方もテクニカル審判に差があると思っています。
ブレードが接氷した瞬間と考える審判、ブレードに体重が乗った瞬間と考える審判。
と、100分の数秒の着氷時の判定意識が違う可能性があります。
この点は、競技前のパネルディスカッションの意識合わせで統一しているのでしょう。
違う競技会で同じぐらいに見えた着氷に違う判定が出るケースは上記の理由が考えられます。
※ 同一競技会の同一カテゴリー内で判断基準が統一されているのだから問題ありません。
Mao Asada 2010 Olympics SP
http://youtu.be/jrEZgoPpCAI
最近の認定例の映像は非常に画質が悪いのでバンクーバー五輪SPの映像を使ってみます。
【Vancouver Olympic 2010 プロトコル PDF】
http://www.isuresults.com/results/owg2010/owg10_Ladies_SP_Scores.pdf#page=1
Mao Asada 2010 Olympics SP 3A Slow Motion
http://youtu.be/40j1lNSJhSE
※ 1/5スローモーションで再生しています。
如何でしたか? 認定されているケースでは回転不足が無い着氷ブレード角度が見えますよね。
概ね、左方向から右方向へ踏み切っていますので、1/4判定ラインは向う正面方向です。
認定側 ⊥ UR判定側 ブレードが ← はDG判定
よって、ブレード&身体の向きは画面の正面方向より左向き方向であれば認定レベルとなります。
ごまかした踏み切りの基準も【明らかな】後ろ向きの踏み切りもありません。
認定されているケースでは、ブレードの向きも身体の向きも着氷方向まで回転している事が判ったと思います。
浅田真央選手だけが不当な判定を受けているって事はありません。
エラーがあった場合は減点され、質が良かった場合は加点される。
どの選手に対しても当たり前の事が淡々と行われているだけです。
選手を誹謗中傷しながら、贔屓選手の正当性を証明し、ライバル選手の不当性を謳う。
結果ありきの検証動画や作為的な位置で切り取った写真などを掲載しているケースは疑うべきです。
フィギュアスケート競技は対戦型競技ではなく個人(カップル)の採点競技です。
ライバル選手を中傷したりして楽しみたいのなら対戦型競技を見て下さい。
本当に選手を愛し応援しているのなら、競技ルールの不当性をいう事は
その応援する選手のルール対応の取り組みを認めていない事に繋がります。
そのようないい加減な事は行われていませんので安心して選手たちを応援してあげて下さい。
フィギュアスケート選手は不当な判定をする審判やルールと戦っていません。
ライバル選手とも間接的な競技結果であり、本当に戦っているのは
ルール対応をして自分自身のベストを越えるために競技しているんです。
採点競技の本質を理解していただければ幸いです。
Figure Skating in slow motion
http://youtu.be/-DlhUW441fo
踏み切り地点~着氷地点でのブレードの角度やトレース痕が見やすい映像です。
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2010年よりTwitter上でつぶやいたフィギュアスケート関連のツイート集をまとめています。
FSルールの説明や技術考察など、FS観戦に役立てば幸いです。
Skater_Sakura フィギュアスケート関連ツイートまとめ
http://togetter.com/mt/Skater_Sakura
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記事の引用や転載は、コメント欄で結構ですので連絡をして下さい。
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画面の向こうには、数多くの閲覧者の方々がいらっしゃいます。
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礼節や一般常識を守って頂けますようお願い申し上げます。
投稿は必ずパスワードを入力して、後ほど編集・削除が出来るようにして下さい。
マナー等をお守り頂けないと管理者が判断した場合は
やむを得ず、しかるべき処置を講じる場合があります、予めご了承下さい。
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★回転不足の見方★ 審判はこう見ている・・・
ISUフィギュアスケート世界選手権2012も近づいてきました♪
日本代表選手達も、シーズンの集大成を締めくくるために万全の準備をしていることでしょう。
今回は世界選手権で回転不足による判定でもめたりしないように映像&画像で
審判はどの様に判定しているのか?を見てみましょう。
特定選手の判定で、審判の誤審だ! 認定された、認定されていない…。
と、FSファン同士がもめたりしないように、正しい見方を確認してください。
作為的な映像やBlogなどで紹介された、誤った見方をしないためにも。
好きな選手が受けた判定、嫌いな選手が受けた判定を対比させ審判は誤審をしているっ!
と、いう感じで、書いてあるケースは結果ありき。で、書いている事もありますから。
日経コラム【フィギュア『回転不足』って何なのか】
http://s.nikkei.com/rT1Mpn
本来は日経コラムに許可を得るべきなのでしょうが記事中の画像に回転不足の説明を付けちゃいました。
まず、、回転不足かどうなのか?を見る練習をしましょう。
Michael Weiss先生のジャンプ映像でチェックしてくださいね。
ジャンプの質を見る訓練はシングルやダブルを見れば解りやすいです。
最高難度のトリプルやクワドは非常に難しいです。
もちろん、当然ながら回転不足など皆無です。
着氷の姿勢や適正なブレードの角度、その後の流れを覚えて欲しいのです。
短い映像ですので是非、全て見て下さいね。
The Axel Junp
http://youtu.be/mFGLGFv8Mu0
The Toe Loop Junp
http://youtu.be/SaecLU_69Ak
The Salchow Junp
http://youtu.be/H_KZeYwD2dU
The Loop Junp
http://youtu.be/oh4EIzmvmYk
The Flip Junp
http://youtu.be/7Zb8C7lnYVk
The Lutz Junp
http://youtu.be/UNmTZlo0tc8
さて、目が慣れてきたところで本番です。
サンプル映像の選定に迷いましたがこちらの選手の映像を使わせて頂きます。
映像の選手の方には、感謝しています。
【3/14追記】
Blog記事作成を優先してて、参考映像の選手は誰なのだろう?
を、後回しにしていましたが、どうやらChelsea Christopher選手のようです。
Chelsea Christopher 2011 Skate Cleveland FS
http://youtu.be/uVeNGhjC-zo
下記の参考映像は高難度ジャンプにチャレンジした練習ですね。
他にも、4Tや3Lzの映像もUPされています。 非常にポテンシャルも高く、素晴らしい選手ですね。
My Quad Toeloop Attempt
【3/14追記終わり】
My Triple Axel !!!!!
http://youtu.be/nuYML5Uy27s
FINALLY. It's not entirely clean, but it's extremely close and it gets better every time (:
I finally got a landed one on tape!
さて、閲覧者の皆様には、この映像はどの様に見えたでしょうか?
回転不足でしょうか?
もし回転不足ならDG? UR? それとも認定レベル?
等間隔では有りませんが、映像をキャプチャしました。
※ 説明上、静止画を使っていますが、実際のテクニカルの判定はノーマル速度もしくはスロー再生です。
画像はクリックで拡大します。



踏み切り時のブレードの向き ↑ を基準にしている訳ではありませんので要注意。
誤った認識で、映像や画像で、説明しているサイトやBlogがあります。


以下のコマから~5コマは連続キャプチャです。

この時点では、まだ着氷していません。 基準となるのは空中の進行方向(緑のライン)です。

↑ このコマが着氷の瞬間です。(体重が乗った瞬間)
DG判定の可能性が非常に高い位置です。
ブレードの向きだけでなく身体全体の向きも含めて、総合的に判断します。
※ ルール上の回転不足判定の基準は1/2以上の不足がDG判定 1/4以上の不足がUR判定です。
拙Blogでは回転不足判定の基準を1/2(180度)1/4(90度)と括弧付きで補足的に説明していますが
技術審判が180度/90度の角度で判断している訳ではありません。
あくまでルール(テクニカル・ハンドブック)の記載通り1/2の基準 1/4の基準をテクニカル・オフィシャルのミーティングで意識合わせした上で、判断しています。

もし仮に、この着氷の瞬間であれば、UR判定の可能性になります。
※ 分度器などを表示して角度を測っている映像や画像がありますが
計り方自体を間違っていて、さらに結論を誘導しているケースがあります。
着氷角度が問題ではなく、あくまで回転の不足が1/2もしくは1/4の基準を元に判断しているという事です。

【3/14 映像追加】
Triple Axel Slow Motion
http://youtu.be/IoUGQ0gTsWI
スローモーションVer 3A映像の説明のためにUPしました。
※ 再生速度は1/5に設定しています。
サンプル画像の説明を踏まえて、TOPスケーター達の映像を見て下さいね。
Figure Skating Triple Axel History -Ladies-
http://youtu.be/29SMYaEwGyM
3-3, 3A, quad collection -Figure Skating Ladies-
http://youtu.be/l-IT72GWrWE
最後に、DG判定は2種類存在します。
今回はメジャーな回転不足判定の紹介です。
もうひとつのDG判定事例は以下の記事を参照してください。
★もうひとつのダウングレード判定!?★ DGを探そう!【問題編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-171.html
★DG判定を探そう!?★ スロー再生で確認!【解答編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-172.html
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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日本代表選手達も、シーズンの集大成を締めくくるために万全の準備をしていることでしょう。
今回は世界選手権で回転不足による判定でもめたりしないように映像&画像で
審判はどの様に判定しているのか?を見てみましょう。
特定選手の判定で、審判の誤審だ! 認定された、認定されていない…。
と、FSファン同士がもめたりしないように、正しい見方を確認してください。
作為的な映像やBlogなどで紹介された、誤った見方をしないためにも。
好きな選手が受けた判定、嫌いな選手が受けた判定を対比させ審判は誤審をしているっ!
と、いう感じで、書いてあるケースは結果ありき。で、書いている事もありますから。
日経コラム【フィギュア『回転不足』って何なのか】
http://s.nikkei.com/rT1Mpn
本来は日経コラムに許可を得るべきなのでしょうが記事中の画像に回転不足の説明を付けちゃいました。
(画像元記事をリンクしたので許して)


まず、、回転不足かどうなのか?を見る練習をしましょう。
Michael Weiss先生のジャンプ映像でチェックしてくださいね。
ジャンプの質を見る訓練はシングルやダブルを見れば解りやすいです。
最高難度のトリプルやクワドは非常に難しいです。
もちろん、当然ながら回転不足など皆無です。
着氷の姿勢や適正なブレードの角度、その後の流れを覚えて欲しいのです。
短い映像ですので是非、全て見て下さいね。
The Axel Junp
http://youtu.be/mFGLGFv8Mu0
The Toe Loop Junp
http://youtu.be/SaecLU_69Ak
The Salchow Junp
http://youtu.be/H_KZeYwD2dU
The Loop Junp
http://youtu.be/oh4EIzmvmYk
The Flip Junp
http://youtu.be/7Zb8C7lnYVk
The Lutz Junp
http://youtu.be/UNmTZlo0tc8
さて、目が慣れてきたところで本番です。
サンプル映像の選定に迷いましたがこちらの選手の映像を使わせて頂きます。
映像の選手の方には、感謝しています。
【3/14追記】
Blog記事作成を優先してて、参考映像の選手は誰なのだろう?
を、後回しにしていましたが、どうやらChelsea Christopher選手のようです。
Chelsea Christopher 2011 Skate Cleveland FS
http://youtu.be/uVeNGhjC-zo
下記の参考映像は高難度ジャンプにチャレンジした練習ですね。
他にも、4Tや3Lzの映像もUPされています。 非常にポテンシャルも高く、素晴らしい選手ですね。
My Quad Toeloop Attempt
【3/14追記終わり】
My Triple Axel !!!!!
http://youtu.be/nuYML5Uy27s
FINALLY. It's not entirely clean, but it's extremely close and it gets better every time (:
I finally got a landed one on tape!
さて、閲覧者の皆様には、この映像はどの様に見えたでしょうか?
回転不足でしょうか?
もし回転不足ならDG? UR? それとも認定レベル?
等間隔では有りませんが、映像をキャプチャしました。
※ 説明上、静止画を使っていますが、実際のテクニカルの判定はノーマル速度もしくはスロー再生です。
画像はクリックで拡大します。



踏み切り時のブレードの向き ↑ を基準にしている訳ではありませんので要注意。
誤った認識で、映像や画像で、説明しているサイトやBlogがあります。


以下のコマから~5コマは連続キャプチャです。

この時点では、まだ着氷していません。 基準となるのは空中の進行方向(緑のライン)です。

↑ このコマが着氷の瞬間です。(体重が乗った瞬間)
DG判定の可能性が非常に高い位置です。
ブレードの向きだけでなく身体全体の向きも含めて、総合的に判断します。
※ ルール上の回転不足判定の基準は1/2以上の不足がDG判定 1/4以上の不足がUR判定です。
拙Blogでは回転不足判定の基準を1/2(180度)1/4(90度)と括弧付きで補足的に説明していますが
技術審判が180度/90度の角度で判断している訳ではありません。
あくまでルール(テクニカル・ハンドブック)の記載通り1/2の基準 1/4の基準をテクニカル・オフィシャルのミーティングで意識合わせした上で、判断しています。

もし仮に、この着氷の瞬間であれば、UR判定の可能性になります。
※ 分度器などを表示して角度を測っている映像や画像がありますが
計り方自体を間違っていて、さらに結論を誘導しているケースがあります。
着氷角度が問題ではなく、あくまで回転の不足が1/2もしくは1/4の基準を元に判断しているという事です。

FINALLY. It's not entirely clean, but it's extremely close and it gets better every time (:
I finally got a landed one on tape!
上記、映像の説明にもあるように、Chelsea Christopher選手自身は
まだ回転が足りていない事をわかった上で公開しています。
高難度ジャンプへの挑戦は、普段の地道な練習からスタートします。上記、映像の説明にもあるように、Chelsea Christopher選手自身は
まだ回転が足りていない事をわかった上で公開しています。
【3/14 映像追加】
Triple Axel Slow Motion
http://youtu.be/IoUGQ0gTsWI
スローモーションVer 3A映像の説明のためにUPしました。
※ 再生速度は1/5に設定しています。
サンプル画像の説明を踏まえて、TOPスケーター達の映像を見て下さいね。
Figure Skating Triple Axel History -Ladies-
http://youtu.be/29SMYaEwGyM
3-3, 3A, quad collection -Figure Skating Ladies-
http://youtu.be/l-IT72GWrWE
回転不足を目視する場合、ブレード・靴を凝視してしまいがちですが
身体全体の向き(背中やおしり)などと同時に見る方が判りやすいです。
それと、氷のしぶきやトレース痕のカーブ(急なCの字)なども目安になります。
※ 尚、TV映像は審判の判定映像ではありません。
テクニカル審判は同じ位置から見ていますが、演技審判は横に広がり
JP1~JP9までリンクのロングサイドに広がっていますので見え方が違います。
GoE評価にバラつきが生じる理由の多くは見え方の違いです。
★ジャンプの回転不足考察…★
★回転不足判定の誤解?★
★回転不足判定の誤解?★ アンサーエントリー
最後に、DG判定は2種類存在します。
今回はメジャーな回転不足判定の紹介です。
もうひとつのDG判定事例は以下の記事を参照してください。
★もうひとつのダウングレード判定!?★ DGを探そう!【問題編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-171.html
★DG判定を探そう!?★ スロー再生で確認!【解答編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-172.html
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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