★スケーターズフェイバー Part2★
大変ご無沙汰して申し訳ありません。
長い間…新しい記事を更新していませんでしたが、世界選手権も終わり、シニアのメジャー国際大会は国別対抗戦だけになりましたね。
今回はTwitterで取り上げていたスケーターズフェイバー事例の再考察です。
@Spica_Sk8 twilog
http://twilog.org/Spica_Sk8
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
専門用語&略記号が多いので先に…
TO=テクニカルオフィシャルは次の3名の総称
TC(テクニカルコントローラー)+TS(テクニカルスペシャリスト)+ATS(アシスタントテクニカルスペシャリスト)
JP=ジャッジパネル 演技審判の事(GoEやPCSをつける審判)
レフェリー=審判団の責任者
TOとJPでは審判としての業務内容が違いますのでご注意ください。
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
このスケーターズフェイバーとは…『全てのハッキリしない場合は選手の利益に…。』
というような、裁判の推定無罪みたいな感じです。(ちょっと違うか)
個人的には…全てのハッキリしないような場合は判定によって選手が不利益を被らないように…。
という風に受け止めています。
ただし、何でも選手の都合の良い判定にするって事ではなく、審判の判断基準を打ち合わせた上で
さらに、その判断基準をもってしても、ハッキリしない場合に適用されるべき性質のルールだと思ってください。
さて…そのスケーターズフェイバーなるものはいつ採用されているのか?
そこがプロトコル上に記載される事もなく、どの大会・どのカテゴリー・どの選手・どの判定…全て不明です。(爆)
そう…推察するしかないんです。 だからそれほど気にする必要は無いんですよね。
基本的に悪いようには判定されていませんから。
でも…こういったあまり知られていない事でも、あの判定はおかしいんではないか?という疑問が出てきます。
という事で、Twitterでツイートした内容を元に、再考察していきましょう。
ちょっと、ルール部分やガイドラインを理解していないと解りにくいかも知れませんが。
Wrong Edge判定や回転不足判定・スピンなどの姿勢要件判断・ステップなどのレベル認定に関する詳細など
微妙な判断が伴うルール運用部分に関して知って欲しい事があります。
テクニカルパネルに入る技術審判達は大会公式練習の時から選手達の練習風景を観察して
先のような微妙な判断が伴うような部分に関して、入念な意識合わせを行っていて
実際、そのような事例が起こった際に、すぐさま適切な判定を下せるようにミーティングを行います。
TOもJPも基本的には、行われた滑走技術などに関して、迷うことなく瞬時に判断をするように教育を受けています。
どんどんPGの滑走は終了するまで終わらないのですから、瞬間的に判断出来なければ審判の資質に関わります。
※ 再確認が必要なケースは除きます。
ココではテクニカル審判の話に戻します。
TOは細部に至るまでどのレベルを基準とするか?という部分を大切にしているのも事実です。
Wrong Edge判定や回転不足判定・スピンなどの姿勢要件判断・ステップなどのレベル認定ケースなど多岐に渡ります。
TOの判定作業は基本的にはJP同様に目視判定が基本です。
目視判定が困難な場合や微妙なケースと判断した場合はレビュー要請がなされます。
そして、その際のレビュー確認は迷ってはいけない。
その際はTSとATSが同時にコール(アウト・セーフ)します。
コールが割れたらTCの出番で、多数決で決定します。
意識合わせレベル付近のケースで採用したり不採用だったり…では公平性が損なわれますから。
だから真剣に即答する事が求められるんです。
基本的にWrong Edge判定は一連の流れとエッジを総合的に判断します。
TV解説者は基本的に実施した要素をコールしますがTOの判定と違う事も起こります。
テクニカルパネルの業務内容は以下のエントリーで…
★フリップとルッツ…見分けとWrong Edgeとは?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-196.html
テクニカルハンドブックのWrong Edge判定の部分は…
【踏み切り時にきれいで正しいエッジで踏み切らなかった場合には
テクニカル・パネルは"e"(エッジ)マークを使ってジャッジに間違いを示す】
とあり、【きれいで正しい】はテクニカルのきれいで正しい…とは、どういったところにボーダーを設けるかの解釈が入ります。
テクニカル審判が【きれいで正しいエッジで踏み切っているか…】の技術判断の前に【何を試みたか?】の判断が入る。
そう…フリップを試みたのか?ルッツを試みたのか?の判断は…
入りのプレパレーション~踏み切りまでの姿勢やエッジ、動作などを総合的に判断しています。
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
少し前置きが長くなりましたが…
一番わかりやすいのは実例を通して見る方が遙かに解りやすいので…
BlogやTwitterでお世話になっているghotiさんから参考資料としてお借りします。
★スケーターズフェイバー?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-117.html
今回の実例ではB・ジュベール選手に協力してもらいます。
2013世界選手権リザルト
http://www.isuresults.com/results/wc2013/
男子SPプロトコルPDF http://www.isuresults.com/results/wc2013/wc2013_Men_SP_Scores.pdf
男子FSプロトコルPDF http://www.isuresults.com/results/wc2013/wc2013_Men_FS_Scores.pdf
https://dl.dropbox.com/u/410340/figureskate2/joubel_Lz_2013WC/joubel_Lz_2013WC_xvid.html ↑ ↑ ↑ 上記リンクに映像があります。 ↑ ↑ ↑
B・ジュベール選手のSPでは3Lzとして認定されています。
入り方はモーホークからのフリップに似ていますが、ターンがチョクトーなんですよね。
この際、本田武史さんの解説ではフリップとコールしましたが…スロー確認時に訂正されました。
元々ジュベール選手は本人も公言していますがリッパーなんですけどね。
SPのケースでは選手が試みようとした要素の意図と、TV解説者のコールと実際のTO判定では違う例となりました。
入りのパターンを一般的に当てはめればSPの3Lzは3F(e)が自然だと思います。
(でもレビューを見ればターン直後、一度もインになっていない=チョクトー)とレビューで確認したと推察できます。
問題はFSのケースです。
B・ジュベール選手FS 要素 4T 3S(4S予定) 3A 4T+1T(3T予定) 3F+2T 3Lz 3S+2T 3F* ← * 印はNV
【テクニカルパネル ハンドブック】
http://www.jsfresults.com/data/fs/pdfs/comm/2012-13hb_single_j_ver2.pdf
(簡略ルール) トリプルorクワドは2種類のみを繰り返す事が出来る。※4T/3S/3F
同じ種類のトリプルまたはクワドは2度まで。
B・ジュベール選手FS 予定要素構成の推察
4T 4S 3A 4T+2T(or3T) 3F+3T 3Lz 3S+2T+2T 3F ならば問題無い。
4S予定が3Sとなった事で最後の3Fを3Loか2Aもしくはダブル全般に変更する必要があった。
スケーターズフェイバー採用?はWrong Edge判定と関連します。
SPはチョクトー(モホークに似ている)のターン直後に踏み切ったと判断され3Lzの判定に。(直線的な入り+アウトエッジ)
※ジュベール選手は通称リップ気味に踏み切ります。
FSの3F+2Tはモホーク(判定的にチョクトー)からやや軌道が回転方向カーブを描きながら、ややアウトサイドエッジで踏み切ってます。
SPとほとんど同じような踏み切り方なのに何故?ですよね。
当初TOは3Fか?3Lzか?でレビュー要請をかけているはずです。
そして次のジャンプが3Lzでした。
4:20~確認してね→ http://youtu.be/6JVVvZproSs
3Lzとして正しく踏み切ってます。 そうここで実際に行ったジャンプを思い出してください。
ジュベール選手の試みた要素
→ ※4T 3S 3A 4T+1T ※3F+2T ※3Lz 3S+2T ※3F* ※はレビューされたと推察
レビューで3F(e)+2TではなくSPと同じように3Lz+2T判定だったら?
次の3Lzで2種類目の繰り返しになりますね。更に次の3Sで3種類目です。
レビューした3F+2Tを3Lz+2Tと判定すると3S+2Tがキックアウト
3F(e)+2Tと判断すると3S+2Tがセーフとなり3Fがキックアウト(最後の3Fもe判定レベル)
そこで3Fを全てLz認定しちゃうとルッツが3度目の繰り返しになります。
結局3F(e)+2Tにする事で3S+2Tの得点と3F(e)の得点で少ない方がキックアウトされる方が選手にとっての利益ですから…
3Lzと判定するともっと不利益になるって事がお判りになったでしょうか。
ただ…ここまで書いてあれですが。
スケーターズフェイバー事例だと個人的に考えている事ですから、実際TOがそのように考えてジャンプの判定をしたかどうかの真偽は不明です。
でも似たようなケースでも、そう考えないと整合性がつかない事が多いので、説明は合っていると思います。
B・ジュベール選手にはBlogでは4Tの回転不足事例の技術説明などの題材にもなってもらってるし
今回のスケーターズフェイバー+Wrong Edge判定+通称ザヤック(ジャンプの繰り返し)ルールなど身体を張った滑走にも感謝の念を贈らねば。(ちょと違うか)
もちろん…そういうのが一切無い素晴らしい滑走を待ち望んでます。
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もうひとつ…寄せられたBlogコメント事例を紹介します。
トマシュ・ベルネルFS ネーベルホルン杯
http://youtu.be/JtGiRaZDKdg
プロトコルPDF http://deu-event.de/results/Nebelhorn_2012/NT2012_Men_FS_Scores.pdf
チョクトー直後に3Lz+3T 同じ入りで3Lz 似たような感じで3F(e)判定
映像では3Lz+3Tと同じ入りで3Lzも跳んでいます。
そして、ほぼ同じように見える3FがWrong Edge判定。
もし、この3Fを3Lzと判定してしまえば同じ種類の3回転ジャンプを3度試みた事になり3Fの要素BOXそのものがキックアウトになります。
ベルネル選手FSのルッツ/フリップ評価比較動画(Nebelhorn/TEB/WC)
http://youtu.be/fGZfy-jkWhQ
男子FSプロトコルPDF http://www.isuresults.com/results/wc2013/wc2013_Men_FS_Scores.pdf
普通に見れば競技経験者でもテクニカル審判でも初見判断はフリップのエラーなんです。
今回のWCのTOはそう取った。
ただ、もし2Fが3F(e)だったら、どれかひとつはルッツの判定にしたかもしれないんです。(理由は逆のケースでネーベルホルン杯と同じ)
要は不明瞭なエッジで跳ぶと損なんだよ…。ですね。
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今回のエントリーで、コメント等でご協力頂いた Mauriceさん ghotiさん ありがとうございました。
MauriceさんのBlog 【Collection】 http://blog.fc2.com/?jump=http://billystevie.blog60.fc2.com/
ghotiさんのBlog 【感じるままに】 http://blog.fc2.com/?jump=http://nahte.blog132.fc2.com/
ジャンプ事例が一番発見しやすいので、今回のスケーターズフェイバー?記事はここで終わりますが…
スピンのレベル認定などやステップのレベル認定でも、明らかでない場合は選手の利益に…。事例は数多く存在すると思います。
★Figure Skating Guideline★ エントリー 一覧
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-109.html
最後まで、読んで頂きありがとうございました。
長い間…新しい記事を更新していませんでしたが、世界選手権も終わり、シニアのメジャー国際大会は国別対抗戦だけになりましたね。
今回はTwitterで取り上げていたスケーターズフェイバー事例の再考察です。
@Spica_Sk8 twilog
http://twilog.org/Spica_Sk8
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
専門用語&略記号が多いので先に…
TO=テクニカルオフィシャルは次の3名の総称
TC(テクニカルコントローラー)+TS(テクニカルスペシャリスト)+ATS(アシスタントテクニカルスペシャリスト)
JP=ジャッジパネル 演技審判の事(GoEやPCSをつける審判)
レフェリー=審判団の責任者
TOとJPでは審判としての業務内容が違いますのでご注意ください。
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
このスケーターズフェイバーとは…『全てのハッキリしない場合は選手の利益に…。』
というような、裁判の推定無罪みたいな感じです。(ちょっと違うか)
個人的には…全てのハッキリしないような場合は判定によって選手が不利益を被らないように…。
という風に受け止めています。
ただし、何でも選手の都合の良い判定にするって事ではなく、審判の判断基準を打ち合わせた上で
さらに、その判断基準をもってしても、ハッキリしない場合に適用されるべき性質のルールだと思ってください。
さて…そのスケーターズフェイバーなるものはいつ採用されているのか?
そこがプロトコル上に記載される事もなく、どの大会・どのカテゴリー・どの選手・どの判定…全て不明です。(爆)
そう…推察するしかないんです。 だからそれほど気にする必要は無いんですよね。
基本的に悪いようには判定されていませんから。
でも…こういったあまり知られていない事でも、あの判定はおかしいんではないか?という疑問が出てきます。
という事で、Twitterでツイートした内容を元に、再考察していきましょう。
ちょっと、ルール部分やガイドラインを理解していないと解りにくいかも知れませんが。
Wrong Edge判定や回転不足判定・スピンなどの姿勢要件判断・ステップなどのレベル認定に関する詳細など
微妙な判断が伴うルール運用部分に関して知って欲しい事があります。
テクニカルパネルに入る技術審判達は大会公式練習の時から選手達の練習風景を観察して
先のような微妙な判断が伴うような部分に関して、入念な意識合わせを行っていて
実際、そのような事例が起こった際に、すぐさま適切な判定を下せるようにミーティングを行います。
TOもJPも基本的には、行われた滑走技術などに関して、迷うことなく瞬時に判断をするように教育を受けています。
どんどんPGの滑走は終了するまで終わらないのですから、瞬間的に判断出来なければ審判の資質に関わります。
※ 再確認が必要なケースは除きます。
ココではテクニカル審判の話に戻します。
TOは細部に至るまでどのレベルを基準とするか?という部分を大切にしているのも事実です。
Wrong Edge判定や回転不足判定・スピンなどの姿勢要件判断・ステップなどのレベル認定ケースなど多岐に渡ります。
TOの判定作業は基本的にはJP同様に目視判定が基本です。
目視判定が困難な場合や微妙なケースと判断した場合はレビュー要請がなされます。
そして、その際のレビュー確認は迷ってはいけない。
その際はTSとATSが同時にコール(アウト・セーフ)します。
コールが割れたらTCの出番で、多数決で決定します。
意識合わせレベル付近のケースで採用したり不採用だったり…では公平性が損なわれますから。
だから真剣に即答する事が求められるんです。
基本的にWrong Edge判定は一連の流れとエッジを総合的に判断します。
TV解説者は基本的に実施した要素をコールしますがTOの判定と違う事も起こります。
テクニカルパネルの業務内容は以下のエントリーで…
★フリップとルッツ…見分けとWrong Edgeとは?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-196.html
テクニカルハンドブックのWrong Edge判定の部分は…
【踏み切り時にきれいで正しいエッジで踏み切らなかった場合には
テクニカル・パネルは"e"(エッジ)マークを使ってジャッジに間違いを示す】
とあり、【きれいで正しい】はテクニカルのきれいで正しい…とは、どういったところにボーダーを設けるかの解釈が入ります。
テクニカル審判が【きれいで正しいエッジで踏み切っているか…】の技術判断の前に【何を試みたか?】の判断が入る。
そう…フリップを試みたのか?ルッツを試みたのか?の判断は…
入りのプレパレーション~踏み切りまでの姿勢やエッジ、動作などを総合的に判断しています。
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少し前置きが長くなりましたが…
一番わかりやすいのは実例を通して見る方が遙かに解りやすいので…
BlogやTwitterでお世話になっているghotiさんから参考資料としてお借りします。
★スケーターズフェイバー?★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-117.html
今回の実例ではB・ジュベール選手に協力してもらいます。
2013世界選手権リザルト
http://www.isuresults.com/results/wc2013/
男子SPプロトコルPDF http://www.isuresults.com/results/wc2013/wc2013_Men_SP_Scores.pdf
男子FSプロトコルPDF http://www.isuresults.com/results/wc2013/wc2013_Men_FS_Scores.pdf
https://dl.dropbox.com/u/410340/figureskate2/joubel_Lz_2013WC/joubel_Lz_2013WC_xvid.html ↑ ↑ ↑ 上記リンクに映像があります。 ↑ ↑ ↑
B・ジュベール選手のSPでは3Lzとして認定されています。
入り方はモーホークからのフリップに似ていますが、ターンがチョクトーなんですよね。
この際、本田武史さんの解説ではフリップとコールしましたが…スロー確認時に訂正されました。
元々ジュベール選手は本人も公言していますがリッパーなんですけどね。
SPのケースでは選手が試みようとした要素の意図と、TV解説者のコールと実際のTO判定では違う例となりました。
入りのパターンを一般的に当てはめればSPの3Lzは3F(e)が自然だと思います。
(でもレビューを見ればターン直後、一度もインになっていない=チョクトー)とレビューで確認したと推察できます。
問題はFSのケースです。
B・ジュベール選手FS 要素 4T 3S(4S予定) 3A 4T+1T(3T予定) 3F+2T 3Lz 3S+2T 3F* ← * 印はNV
【テクニカルパネル ハンドブック】
http://www.jsfresults.com/data/fs/pdfs/comm/2012-13hb_single_j_ver2.pdf
(簡略ルール) トリプルorクワドは2種類のみを繰り返す事が出来る。※4T/3S/3F
同じ種類のトリプルまたはクワドは2度まで。
B・ジュベール選手FS 予定要素構成の推察
4T 4S 3A 4T+2T(or3T) 3F+3T 3Lz 3S+2T+2T 3F ならば問題無い。
4S予定が3Sとなった事で最後の3Fを3Loか2Aもしくはダブル全般に変更する必要があった。
スケーターズフェイバー採用?はWrong Edge判定と関連します。
SPはチョクトー(モホークに似ている)のターン直後に踏み切ったと判断され3Lzの判定に。(直線的な入り+アウトエッジ)
※ジュベール選手は通称リップ気味に踏み切ります。
FSの3F+2Tはモホーク(判定的にチョクトー)からやや軌道が回転方向カーブを描きながら、ややアウトサイドエッジで踏み切ってます。
SPとほとんど同じような踏み切り方なのに何故?ですよね。
当初TOは3Fか?3Lzか?でレビュー要請をかけているはずです。
そして次のジャンプが3Lzでした。
4:20~確認してね→ http://youtu.be/6JVVvZproSs
3Lzとして正しく踏み切ってます。 そうここで実際に行ったジャンプを思い出してください。
ジュベール選手の試みた要素
→ ※4T 3S 3A 4T+1T ※3F+2T ※3Lz 3S+2T ※3F* ※はレビューされたと推察
レビューで3F(e)+2TではなくSPと同じように3Lz+2T判定だったら?
次の3Lzで2種類目の繰り返しになりますね。更に次の3Sで3種類目です。
レビューした3F+2Tを3Lz+2Tと判定すると3S+2Tがキックアウト
3F(e)+2Tと判断すると3S+2Tがセーフとなり3Fがキックアウト(最後の3Fもe判定レベル)
そこで3Fを全てLz認定しちゃうとルッツが3度目の繰り返しになります。
結局3F(e)+2Tにする事で3S+2Tの得点と3F(e)の得点で少ない方がキックアウトされる方が選手にとっての利益ですから…
3Lzと判定するともっと不利益になるって事がお判りになったでしょうか。
ただ…ここまで書いてあれですが。
スケーターズフェイバー事例だと個人的に考えている事ですから、実際TOがそのように考えてジャンプの判定をしたかどうかの真偽は不明です。
でも似たようなケースでも、そう考えないと整合性がつかない事が多いので、説明は合っていると思います。
B・ジュベール選手にはBlogでは4Tの回転不足事例の技術説明などの題材にもなってもらってるし
今回のスケーターズフェイバー+Wrong Edge判定+通称ザヤック(ジャンプの繰り返し)ルールなど身体を張った滑走にも感謝の念を贈らねば。(ちょと違うか)
もちろん…そういうのが一切無い素晴らしい滑走を待ち望んでます。
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
もうひとつ…寄せられたBlogコメント事例を紹介します。
トマシュ・ベルネルFS ネーベルホルン杯
http://youtu.be/JtGiRaZDKdg
プロトコルPDF http://deu-event.de/results/Nebelhorn_2012/NT2012_Men_FS_Scores.pdf
チョクトー直後に3Lz+3T 同じ入りで3Lz 似たような感じで3F(e)判定
映像では3Lz+3Tと同じ入りで3Lzも跳んでいます。
そして、ほぼ同じように見える3FがWrong Edge判定。
もし、この3Fを3Lzと判定してしまえば同じ種類の3回転ジャンプを3度試みた事になり3Fの要素BOXそのものがキックアウトになります。
ベルネル選手FSのルッツ/フリップ評価比較動画(Nebelhorn/TEB/WC)
http://youtu.be/fGZfy-jkWhQ
男子FSプロトコルPDF http://www.isuresults.com/results/wc2013/wc2013_Men_FS_Scores.pdf
普通に見れば競技経験者でもテクニカル審判でも初見判断はフリップのエラーなんです。
今回のWCのTOはそう取った。
ただ、もし2Fが3F(e)だったら、どれかひとつはルッツの判定にしたかもしれないんです。(理由は逆のケースでネーベルホルン杯と同じ)
要は不明瞭なエッジで跳ぶと損なんだよ…。ですね。
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今回のエントリーで、コメント等でご協力頂いた Mauriceさん ghotiさん ありがとうございました。
MauriceさんのBlog 【Collection】 http://blog.fc2.com/?jump=http://billystevie.blog60.fc2.com/
ghotiさんのBlog 【感じるままに】 http://blog.fc2.com/?jump=http://nahte.blog132.fc2.com/
ジャンプ事例が一番発見しやすいので、今回のスケーターズフェイバー?記事はここで終わりますが…
スピンのレベル認定などやステップのレベル認定でも、明らかでない場合は選手の利益に…。事例は数多く存在すると思います。
★Figure Skating Guideline★ エントリー 一覧
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-109.html
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礼節や一般常識を守って頂けますようお願い申し上げます。
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★スケーターズ・フェイバー?★
【スケーターズ・フェイバー】聞きなれない言葉だと思います。
当初Blogではエントリーにしないつもりでいたのですが…(様々な理由により)
興味深い推移がありましたし、Blogの性質上避けて通れない気がしますので公開します。
ISU テクニカル・パネル ハンドブック(英語版)
http://www.isu.org/vsite/vfile/page/fileurl/0,11040,4844-197593-214816-125742-0-file,00.pdf
項目 The ¾ mark landing
In all doubtful cases the Technical Panel should act to the benefit of the skater.
すべての疑わしい例では、テクニカルパネルは、スケーターの利益のために行動する必要があります。
ISU テクニカル・パネル ハンドブック(日本語版)
http://www.skatingjapan.jp/data/fs/pdfs/comm/hb2009-single2009j.pdf
項目 着氷時の3/4 回転の基準
すべてのはっきりとしない場合には、テクニカル・パネルはスケーターの利益になるように務めるべきである。
スケーターの利益のため(判定で選手が不利益を被らないように務めるという意味合い)という事が
今回のエントリー内容でのWrong edge判定のケースに適用されるかどうかは現役テクニカルの方々に聞いてみない事にはわかりませんが、私の知る限り旧採点時代でも、明らかでないケースの判定は選手が不利益を被らないようにすべき…と、いうような認識がある事から、回転不足の項目だけに当てはまるという事はないと思っております。
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※ このエントリーは’10年2月初旬に書いていたものを記載しております。
FS資料室 質問用掲示板 http://tac3g.bbs.fc2.com/
気になる質問内容を見かけたものですから、ちょっと気まぐれで掲示板なら書き込みも手軽だしって事で出張してました…
ルール運用の問題点につながる事例のような気がしたので首を突っ込んじゃいました。
コメントのやり取りに関しては、いつものような反応なのですが…
とりあえず この時 話題に上がった選手の動画をご覧下さい。。。
YouTube - Tugba Karademir 2010 Euros SP.wmv
http://www.youtube.com/watch?v=y9fdR8NRVls
Tugba Karademir 2010 Euros LP
http://www.youtube.com/watch?v=u50j28vetUY
ISU European Figure Skating Championships 2010
http://www.isuresults.com/results/ec2010/index.htm
Tugba KARADEMIR選手のSP順位は10位・FS順位は13位。
プロトコルと動画を見比べてみてください。
SPプロトコル
http://www.isuresults.com/results/ec2010/ec10_Ladies_SP_Scores.pdf
FSプロトコル
http://www.isuresults.com/results/ec2010/ec10_Ladies_FS_Scores.pdf
この時のテクニカル・パネルが試みたジャンプとして認定したのはルッツという事実。
このユーロの放送を樋口先生が解説に入ってたそうです…
当然の事ながら、『コレはフリップのエラーですね』と仰ったそうですが
FSのプロトコルではルッツの回転不足判定のみでした。
この時のテクニカルチームは単にTSがコールを間違い、他の2名は異議を唱えなかった? って事だけなのか…
彼女の試みたターンは見事なロッカーターンをしてルッツを跳んだのだ!って、判定しちゃったのか?
たまたまDGになったので、Fの"e"と"<"の2重のマイナスは選手の不利益なのでルッツだけの"<"に納めちゃった?
なんてのは無理やりすぎますし、テクニカルチームの判定にも個人的にはフリップルッツをロッカーで跳んではいけない訳ではないし一般的ではないけど、ルッツを試みたと判定したテクニカルにも理由があるような気もしてます。
テクニカル経験者の方々…
こんな認定の仕方ってアリなの?って思いませんか?
彼女のジャンプがスリーターンのあとにスネークチェンジしてるならフリップのエラーでいいと思いますが…
ある意味 見事すぎるロッカーターンだと思いませんか?
このジャンプの認定はユーロ女子シングルのテクニカルチームの人為的な2重ミス(TSの認定ミス&TC・ATSの異議無し)の可能性もある判定だと思っていますが…
あそこの掲示板に書いてあるように、プレパレーションのパターンとエッジの状態を定義せずに運用を続けていくと、このようなケースはいずれ大問題になるような気がするのです…
そもそも試みようとしたジャンプという認定には何をもってして判断材料にしているのか? って言うのを、以前から疑問に思っています。
エッジのエラーを取り締まるのなら、どちらのジャンプを跳ぼうとしたのか? の、判定が一番重要になるはず。。。
もしも・・・
浅田真央選手・安藤美姫選手やキム・ヨナ選手など注目を浴びるトップ選手が、あんな感じでフリップのエッジエラーを跳んでルッツ認定もらっちゃった日にゃあ、どんな状態になるんだべか?
想像するだけでおそろしや。。。と、言うように危惧してしまうのです。
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
と、いうように書いていました。。。
一応、FS資料室 質問用掲示板 の私の書き込みも備忘録として残しておきます。
質問者は質問自体を削除するし、私のレスに対する他の方の投稿もおそらく投稿者自身が削除したと思われます。
いくつか削除された状態ですので、流れが読めないと思います。
最初は動画の存在をしらなかったので想像で答えたのですが…
樋口先生かテクニカルかどちらかが間違ってるかも知れませんって書いたのを見て、突然キレてくる人もいるわ…
どこにでも、変な人はいるもんですね。。。
真面目に考え答えたのがアホらしくなります。
※ 以降、日付が書かれている文章は掲示板に投稿したものです。
2010/01/30 (Sat) 00:28:25
当該ジャンプを見ていないのでなんとも申し上げにくいですが
樋口先生がそのようにご指摘しているのなら間違いなくフリップのWrong edgeなんでしょうね。
私自身がTVなどを見ていても、フリップやルッツを試みていると思ったジャンプが解説や競技後のプロトコルで確認すると逆の認定になってるケースが時々起こります。
両方のジャンプに!判定が出てしまうタイプの選手はプレパレーションの通常のパターンに無いアプローチを行われると混乱しそうになりますね。
時々TVに向かって、『今のはルッツ(フリップ)でしょ?』ってツッコミ入れてます。
コーラーのコールに他のテクニカルメンバーが異議を唱えないのも変に思いますが
フリップのオーソドックスなプレパレーションではスリーターンからとモホークからの2種類が代表的です。
ルッツのオーソドックスなプレパレーションには、ずーっとバックアウトで滑ってきて、そのまま踏み切る昔ならではのタイプと
最近では多くの選手が試みる反時計回り方向への回転をしクロスを入れ踏み変えた直後に跳ぶタイプが代表的です。
通称ですがフルッツやリップというのも…
フリップを試みるジャンプのプレパレーションでエッジに誤りがあればe !の判定を受けてしまいますが
ルッツを試みるジャンプのプレパレーションではエラーにはなりません。
もちろん、逆のケースも同様で、テクニカルチームの試みたジャンプの認定が正しければ前者ならエラーで後者ならセーフです。
選手自身が試みようとしているジャンプの意図とテクニカルの認定が一致していれば、あとはエッジの判定の問題だけになりますが
コーラーが認定したものと、選手が試みようとしたプレパレーションに逆の認定がつけば、見ている者も解説者も混同してしまいますね。
私だけでなく、関係者の方々にも、このルール運用上の問題点を危惧している人もいると思います。
こういった事(認定次第)でザヤックに引っかかってしまうケースも時々起こるでしょうし
ルール運用上ではいくつかのパターンのプレパレーションを試みようとするジャンプの種類に決めておく必要があると思っています。
来シーズンのルール運用の改正ポイントの議題に入る問題だと思いますね。
2010/01/31 (Sun) 00:17:08
〇〇さん
当該ジャンプは時計回り方向の→LFI~RBIのモホーク後に
左フリーレッグでクロスに入れて
LBOで踏み切り体勢になったLzなのでしょうか?
コチラのパターンならば試みたジャンプはルッツになります。
ですが、引っ張り込むようにしてLBIにチェンジして踏み切ればルッツのエラーです。
逆に反時計回り方向のモホーク→RFI~LBIのまま踏み切ればフリップですが…
構えの姿勢に入る時にカウンターが入ってしまいLBIがLBOにチェンジして踏み切ればフリップのエラーです。
当該ジャンプのプレパレーション如何ではテクニカルチームの人為的ミスかも知れませんし
樋口先生が見間違えてたのかも知れません。
※ このあと動画の紹介を受け、初めて映像を確認する。
2010/01/31 (Sun) 04:37:57
〇〇さん
動画のご紹介ありがとうございます。
確認しました所、当該ジャンプはスリーターンから入るパターンのフリップを試みていますが、完全なロングエッジでした。
スリーターンではなくロッカーターンになってます。
よって樋口先生は間違っていませんね。
あれは、見間違えてしまうようなレベルじゃないです。
ということは、コールしたTSのみならずTC及びATSもコールに対して異議を唱えなかったという、2重の明らかなミスを犯している可能性があります。
樋口先生もテクニカルチームも両者専門家ですから本来なら、ジャンプの見分けで片方が間違いを犯すなんて考えられないのですが。。。(驚)
さらにテクニカルチームは3名の眼で見てるのに。。。
ですが、もし…選手がスリーターンではなく、敢えて難しいロッカーターンからのルッツを意図して試みたという主張(テクニカルもそう判断した)という可能性もあるので
この選手のジャンプは、昔からの両方のジャンプを確認しなければなりません。
ユーロなどの大舞台でのミスジャッジ?は大問題でしょう…
メダル争いをした選手なら各国巻き込んだ大騒ぎになるかもしれません。
オーソドックスなフリップの入り方をして、ロングエッジになるタイプの他の選手にも同様な判定を犯している可能性がありますよね。
ISU European Figure Skating Championships 2010
http://www.isuresults.com/results/ec2010/index.htm
仮にジャッジパネルのGoE判定にミスがあっても、上下カットでカウントされなかったり、もし含まれたとしても平均化されるので影響は微々たるものですが
テクニカルの認定ミスやDG判定・ロングエッジ判定などに誤りがあれば競技結果への影響は大きい。
だからこそ、テクニカル資格はナショナルクラスを経験した選ばれし人々ですし
もし間違いがあっても、訂正が出来る様に判定などに見解の相違がある場合は3名の多数決になります。
今回のケースはTSのコールミスだけでなく、監督役(TC)・補佐役(ATS)が異議を唱えなかったのか?という2重の問題です。
野次馬的なツッコミをいれるとしたら…
この選手はフリップ(プロトコル上はルッツ)だけしか試みていませんがもし両方試みていたらどうなるのか?
両方のジャンプをコンボを含めて4回試みたらどうなるのか?
なんて、ちょっとイジワルな発想がよぎります。
たださきほどの、レアケースのルッツ(スリーターンではなくロッカーターン)で試みた&認定したという可能性もありますから
解説者として見た樋口先生の見解(フリップのエラー)も正しく(コチラが普通)
テクニカルの認定(レアパターンのロッカーターンからのルッツ)も正しいのかも知れません。(かなり無理がある)
ロッカーターンでルッツを跳んだいるとしたら、見事なアウトエッジ踏み切りですし。
スリーターン後にカウンターを当てたようにチェッジしてLBI~LBOになった訳でなく、ターン直後に跳び上がってますから
『コレが私のルッツの跳び方よ』と言われてしまえば、そのように受け取る事も出来ます。
直接コーラーに見解を求めたら、上記に書いた理由でルッツだとコールしたと言うかもしれないのです。
一応、当該選手の他の競技会動画とプロトコルを確認しましたが
3Fの"e"判定が多いですよね。。。
普通に見ればフリップのエッジエラーの認識で大丈夫でしょう。
中略
※ このあと…友人のテクニカル経験者と意見交換をしました。
2010/02/04 (Thu) 01:17:38
>今回のケースはTSのコールミスだけでなく、監督役(TC)・補佐役(ATS)が異議を唱えなかったのか?という2重の問題です。
>レアケースのルッツ(スリーターンではなくロッカーターン)で試みた&認定したという可能性もありますから
>解説者として見た樋口先生の見解(フリップのエラー)も正しく(コチラが普通)
>テクニカルの認定(レアパターンのロッカーターンからのルッツ)も正しいのかも知れません。(かなり無理がある)
上記のように書いてましたので、当該トピックを読んだ方々はユーロのテクニカルチームの誤審?と取られる方もいらっしゃるかも知れません。
当該選手のジャンプはフリップの"e"もしくはルッツを試みたか明確(エッジは明確ですが)ではなかったので
3名のテクニカルチームは当該ジャンプをレビュー扱いで一旦保留して
他のジャンプ要素にフリップ&ルッツをどちらかもしくは片方をもう一度跳ぶかどうかを見て
演技終了後にレビュー判定に入ったケースと推察できます。
一般的なケースではないですが、スリーターン後にカウンターを当てたようにチェッジエッジしてしまい
LBI~LBOになって跳び上がった訳でなく、ターン直後からアウトエッジのまま跳び上がってますので
LFO~LBOのロッカーターンをしてルッツを跳んだと認定する事を誤審とは呼べないレベルです。
そして、フリップの"e"ともルッツともどちらにでも取れてしまうようなケースでしたので
『スケーターズ・フェイバー』
(ハッキリとしない場合はスケーターの利益になるように判定する)として扱った可能性が高いです。
ISUハンドブックには回転不足の項目に書かれているのですが
その他の項目でも、ハッキリとしないようなケースではスケーターが不利益を被らないように判定しています。
ISU テクニカル・パネル ハンドブック(日本語版)
http://www.skatingjapan.jp/data/fs/pdfs/comm/hb2009-single2009j.pdf
PS 利益になるようにと書いてあるので誤解を招きそうですが 選手が不明確なケースで"不利益を被らないように"という趣旨のものです。
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
このような備忘録ですが…
個人的に問題と思うことは以下の部分…
果たしてユーロという世界選手権に次ぐ権威のある競技会のテクニカルを任される審判が誤審をしたのか?ですよね。
私も最初は誤審?ではないかという感じのコメントを書いてしまいました。
3名のテクニカルチームが誤審を起こすだろうか?っと考え直し調べてみたんですよね。
テクニカルチームはチェックすべきエレメンツについてレビューで映像確認した後に判定を確定するはず。
3名のチームがフリップの"e"ともレアな入り方のルッツとも受け取れるレビューを見て、今回のチームはレアな入り方をしたルッツと認定した。(と、解釈できる)
ただ他の競技会でのTugba KARADEMIR選手のジャンプはフリップの"e"と判定される事が多かった。。。
一般的に見れば、彼女のプレパレーションではフリップの入り方ですが
私の見る限り、インエッジが皆無でスリーターンをしたのではなく
ロッカーターンをしてアウトエッジから直ちに踏み切ったように見える。
当然、樋口先生も一般的に見ればフリップを試みているのだろうと思ったからこそ、あのように解説した。
TV放送中ですから、手短に説明するにはフリップのエラーだと話すのは自然です。
(時間があれば十分な説明も入れる事が可能でしょうが)
ですが、フリップはスリーターンもしくはモホークで跳ぶものとして定義されている訳ではないので
スリーターン後にLBI~LBOにチェンジエッジしてしまうケースで踏み切れば"e"判定もやむなしですが
今回のような、ロッカーターンになり、LBIにならずLBOのまま踏み切れば、例えフリップっぽいプレパレーションでもレアケースのルッツだと認定する事も可能だという事です。
モホークからの入り方のプレパレーションでも、モホークではなくチョクトーを入れLBOで踏み切ればルッツですから。
プレパレーションのパターンとエッジの状態を定義せずにルール運用を続けていくと、このようなケースはいずれ大問題になるような気がする。
そもそも試みようとしたジャンプという認定には何をもってして判断材料にしているのか? って言うのを、以前から疑問に思っています。
エッジのエラーを取り締まるのなら、どちらのジャンプを跳ぼうとしたのか? の、判定が一番重要になるはず。。。
踏み切りのエッジだけを見るのならばエラーという定義自体の存在が無くなり
フリップとルッツはひとつのジャンプになり、5種類のジャンプになるはず。
フリップとルッツを別のジャンプとしてエッジのエラーを判定するのならば、どちらのジャンプを試みようとしたのか? という、試みようとしたジャンプの認定をプレパレーションのパターンで定義せねばならないはずだという事。
もしくはプログラムコンポーネンツシートの提出を義務付けて、一部の例外(ザヤックルール回避措置など)を除いて基本的にエレメンツ予定の変更を認めないとか…
個人的にはCoP(新採点システム)には、まだまだ改善したり、進化させねばならないルールがたくさんあると思います。
※ 映像を見る前のコメントと見てからのコメント、そしてテクニカル経験者と意見交換したあとのコメントというように
私の今回のケースのルールに対する考え方にも変化があり、読みづらかったと思いますが勘弁してください。
今私は、短い時間の中で,むしろ慣例(一般的な見解)にとらわれる事無く、ルール運用の問題点も踏まえた上で
見たままの見解で試みようとしたジャンプの認定をしたテクニカルチームだったのかもしれないと思い始めています。。。
テクニカルパネルの審判は名前が公表されていますし(GoEジャッジもですが、どのGoEを付けたのかは秘匿されている)同じテクニカル経験者からも異論が噴出するかも知れない…
ISU内部でも問題視されるかも知れない。
そういった意味でも、かなり勇気のある判定を下したような気がしますし、ジャンプの定義の問題を取り上げてもらい、今後の改正に繋がるかもしれない事例になった気がします。
まぁ当のTugba KARADEMIR選手本人はフリップを跳ぼうとしてただけかもしれないんですけどね。。。
フィギュアスケートは本当に奥が深い…
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上記部分までが2月初旬に書いた内容です。
以下の部分は、バンクーバーオリンピック後の後日談として3月初旬の記載です。
Tugba Karademir選手はバンクーバーオリンピックに出場しました。
映像は画質が悪いですが、SPの演技です。
YouTube - Tugba Karademir 2010 vancouver kis olimpiyatlari
http://www.youtube.com/watch?v=ExggA2jAVgU
Ladies - Short Program : Schedule and Results : Vancouver 2010 Winter Olympics
http://www.vancouver2010.com/olympic-figure-skating/schedule-and-results/ladies-short-program_fsw010201aj.html
バンクーバーオリンピック公式ページ内のリザルトページには
プログラムコンポーネンツシートの内容も記載されています。
女子SPのプログラムコンポーネンツシートと判定要素
実施予定 Triple Lutz + Double Toeloop
判定 Triple Flip + Double Toeloop 6.80 -2.20 4.60
女子FSのプログラムコンポーネンツシートと判定要素
実施予定 Triple Lutz + Double Toeloop
判定 Single Flip 0.50 -0.12 0.38
Tugba Karademir選手が意図したジャンプはルッツの可能性が上がりました。
映像ではユーロの時と同様のプレパレーションでジャンプを試みています。
そして、今回の判定はフリップのエッジエラーとなりました。
この事実は、非常に興味深いものとなりましたね。
普通に見れば競技関係者はフリップのロングエッジと判断する…
ですが、選手は難しい入りのロッカーターンからのルッツを意図していた。(可能性が高い)
もしくは、Tugba Karademir選手は日頃の競技会ではフリップのエラー判定が多い訳ですが
ロッカーターンをしてルッツを試みたと判定されたらルール上は減点される事はないのですから
あらかじめプログラムコンポーネンツシートにはルッツの実施予定と書いているのかもしれません。
要素の構成予定表はありますが、テクニカルパネルは試みられた要素を見たまま判定をするのですが、ルール上に入り方の定義がないことから
一般的な入り方としてみればフリップを意図して試みたと判断する方が自然です。
ただ、選手はプログラムコンテンツシートの提出と必ずしも一致させなくても良いわけですから
提出された内容を考慮するのならば、ルッツを試みたと認定してもらえれば
フリップのロングエッジと判定されなかったとも言えます。
※ Fの"e"と判定されますと基礎点も下がりますしGoEも概ね-2されますので大きなミス扱いとなってしまいます。
ユーロのテクニカルは、レアケースのルッツかもしれない?という判定が、正しかった可能性もあると言うこと。
可能性があると書くよりも、スケーターズフェイバーを採用した可能性が上がったと考えられます。
そして、今回のテクニカル・パネルがフリップのロングエッジと判定したのが
間違っていると決め付けるのも良くありません。
要はジャンプへの入り方に定義が無く、エッジが間違っているかどうかは
一般的な入り方を基準にして見ているのか、跳ぶ直前のエッジの状態を基準に見ているのか
ルール運用上の問題点があるからだと思います。
Wrong edgeの運用を明確化したのなら、ISU テクニカル・パネル ハンドブックに
フリップとルッツを試みるとはどういう事かという補足説明が入るだけで解決できる問題だと感じます。
選手が試みようとしたものをジャッジは事前に聞く事が出来ません。
また、選手が試みようとしているジャンプをジャッジに知らせる必要もありません。
ジャッジ団は試みたジャンプを見たまま客観的に判断するのが任務です。
ジャッジ団がどのような理由で判定をしたのかも我々は知る事が出来ませんが
映像とDetail(プロトコル)などを見て推察する事は可能です。
疑惑のように扱われ、それを簡単に誤審だ!と、決め付けるのは簡単です。
もし誤審でなかったら、どの様な経緯で判定されているのかを調べていけば
ある一定の結論らしきものが見えてきます。
今回のケースは競技経験者であっても見解が分かれるような部分です。
この様なケースはルール運用部分の難しい所でもあります。
そしてフィギュアスケートは非常に奥が深いって事がこの様な事例からも伺えます。
ISUで、どの様に受け止められるかは解りませんが、今後、ロングエッジ判定のあり方について
議論のテーブルにあがるかも知れない事例となったような気がしますね。
様々なエントリーでも書いていますが、より公平公正を期するために今後もルールの部分改正は続くでしょう。
Wrong Edge判定に関して先の掲示板の投稿にジャッジ経験者と推察できる方のコメントが参考になると思います。
【FS資料室 質問用掲示板】 Sakuraは私。
http://tac3g.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=2739909
【testさん投稿】 以下引用…
★Figure Skating Guideline★ エントリー 一覧
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-109.html
当初Blogではエントリーにしないつもりでいたのですが…(様々な理由により)
興味深い推移がありましたし、Blogの性質上避けて通れない気がしますので公開します。
ISU テクニカル・パネル ハンドブック(英語版)
http://www.isu.org/vsite/vfile/page/fileurl/0,11040,4844-197593-214816-125742-0-file,00.pdf
項目 The ¾ mark landing
In all doubtful cases the Technical Panel should act to the benefit of the skater.
すべての疑わしい例では、テクニカルパネルは、スケーターの利益のために行動する必要があります。
ISU テクニカル・パネル ハンドブック(日本語版)
http://www.skatingjapan.jp/data/fs/pdfs/comm/hb2009-single2009j.pdf
項目 着氷時の3/4 回転の基準
すべてのはっきりとしない場合には、テクニカル・パネルはスケーターの利益になるように務めるべきである。
スケーターの利益のため(判定で選手が不利益を被らないように務めるという意味合い)という事が
今回のエントリー内容でのWrong edge判定のケースに適用されるかどうかは現役テクニカルの方々に聞いてみない事にはわかりませんが、私の知る限り旧採点時代でも、明らかでないケースの判定は選手が不利益を被らないようにすべき…と、いうような認識がある事から、回転不足の項目だけに当てはまるという事はないと思っております。
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
※ このエントリーは’10年2月初旬に書いていたものを記載しております。
FS資料室 質問用掲示板 http://tac3g.bbs.fc2.com/
気になる質問内容を見かけたものですから、ちょっと気まぐれで掲示板なら書き込みも手軽だしって事で出張してました…
ルール運用の問題点につながる事例のような気がしたので首を突っ込んじゃいました。
コメントのやり取りに関しては、いつものような反応なのですが…
とりあえず この時 話題に上がった選手の動画をご覧下さい。。。
YouTube - Tugba Karademir 2010 Euros SP.wmv
http://www.youtube.com/watch?v=y9fdR8NRVls
Tugba Karademir 2010 Euros LP
http://www.youtube.com/watch?v=u50j28vetUY
ISU European Figure Skating Championships 2010
http://www.isuresults.com/results/ec2010/index.htm
Tugba KARADEMIR選手のSP順位は10位・FS順位は13位。
プロトコルと動画を見比べてみてください。
SPプロトコル
http://www.isuresults.com/results/ec2010/ec10_Ladies_SP_Scores.pdf
FSプロトコル
http://www.isuresults.com/results/ec2010/ec10_Ladies_FS_Scores.pdf
この時のテクニカル・パネルが試みたジャンプとして認定したのはルッツという事実。
このユーロの放送を樋口先生が解説に入ってたそうです…
当然の事ながら、『コレはフリップのエラーですね』と仰ったそうですが
FSのプロトコルではルッツの回転不足判定のみでした。
この時のテクニカルチームは単にTSがコールを間違い、他の2名は異議を唱えなかった? って事だけなのか…
彼女の試みたターンは見事なロッカーターンをしてルッツを跳んだのだ!って、判定しちゃったのか?
たまたまDGになったので、Fの"e"と"<"の2重のマイナスは選手の不利益なのでルッツだけの"<"に納めちゃった?
なんてのは無理やりすぎますし、テクニカルチームの判定にも個人的には
テクニカル経験者の方々…
こんな認定の仕方ってアリなの?って思いませんか?
彼女のジャンプがスリーターンのあとにスネークチェンジしてるならフリップのエラーでいいと思いますが…
ある意味 見事すぎるロッカーターンだと思いませんか?
このジャンプの認定はユーロ女子シングルのテクニカルチームの人為的な2重ミス(TSの認定ミス&TC・ATSの異議無し)の可能性もある判定だと思っていますが…
あそこの掲示板に書いてあるように、プレパレーションのパターンとエッジの状態を定義せずに運用を続けていくと、このようなケースはいずれ大問題になるような気がするのです…
そもそも試みようとしたジャンプという認定には何をもってして判断材料にしているのか? って言うのを、以前から疑問に思っています。
エッジのエラーを取り締まるのなら、どちらのジャンプを跳ぼうとしたのか? の、判定が一番重要になるはず。。。
もしも・・・
浅田真央選手・安藤美姫選手やキム・ヨナ選手など注目を浴びるトップ選手が、あんな感じでフリップのエッジエラーを跳んでルッツ認定もらっちゃった日にゃあ、どんな状態になるんだべか?
想像するだけでおそろしや。。。と、言うように危惧してしまうのです。
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
と、いうように書いていました。。。
一応、FS資料室 質問用掲示板 の私の書き込みも備忘録として残しておきます。
質問者は質問自体を削除するし、私のレスに対する他の方の投稿もおそらく投稿者自身が削除したと思われます。
いくつか削除された状態ですので、流れが読めないと思います。
最初は動画の存在をしらなかったので想像で答えたのですが…
樋口先生かテクニカルかどちらかが間違ってるかも知れませんって書いたのを見て、突然キレてくる人もいるわ…
どこにでも、変な人はいるもんですね。。。
真面目に考え答えたのがアホらしくなります。
※ 以降、日付が書かれている文章は掲示板に投稿したものです。
2010/01/30 (Sat) 00:28:25
当該ジャンプを見ていないのでなんとも申し上げにくいですが
樋口先生がそのようにご指摘しているのなら間違いなくフリップのWrong edgeなんでしょうね。
私自身がTVなどを見ていても、フリップやルッツを試みていると思ったジャンプが解説や競技後のプロトコルで確認すると逆の認定になってるケースが時々起こります。
両方のジャンプに!判定が出てしまうタイプの選手はプレパレーションの通常のパターンに無いアプローチを行われると混乱しそうになりますね。
時々TVに向かって、『今のはルッツ(フリップ)でしょ?』ってツッコミ入れてます。
コーラーのコールに他のテクニカルメンバーが異議を唱えないのも変に思いますが
フリップのオーソドックスなプレパレーションではスリーターンからとモホークからの2種類が代表的です。
ルッツのオーソドックスなプレパレーションには、ずーっとバックアウトで滑ってきて、そのまま踏み切る昔ならではのタイプと
最近では多くの選手が試みる反時計回り方向への回転をしクロスを入れ踏み変えた直後に跳ぶタイプが代表的です。
通称ですがフルッツやリップというのも…
フリップを試みるジャンプのプレパレーションでエッジに誤りがあればe !の判定を受けてしまいますが
ルッツを試みるジャンプのプレパレーションではエラーにはなりません。
もちろん、逆のケースも同様で、テクニカルチームの試みたジャンプの認定が正しければ前者ならエラーで後者ならセーフです。
選手自身が試みようとしているジャンプの意図とテクニカルの認定が一致していれば、あとはエッジの判定の問題だけになりますが
コーラーが認定したものと、選手が試みようとしたプレパレーションに逆の認定がつけば、見ている者も解説者も混同してしまいますね。
私だけでなく、関係者の方々にも、このルール運用上の問題点を危惧している人もいると思います。
こういった事(認定次第)でザヤックに引っかかってしまうケースも時々起こるでしょうし
ルール運用上ではいくつかのパターンのプレパレーションを試みようとするジャンプの種類に決めておく必要があると思っています。
来シーズンのルール運用の改正ポイントの議題に入る問題だと思いますね。
2010/01/31 (Sun) 00:17:08
〇〇さん
当該ジャンプは時計回り方向の→LFI~RBIのモホーク後に
左フリーレッグでクロスに入れて
LBOで踏み切り体勢になったLzなのでしょうか?
コチラのパターンならば試みたジャンプはルッツになります。
ですが、引っ張り込むようにしてLBIにチェンジして踏み切ればルッツのエラーです。
逆に反時計回り方向のモホーク→RFI~LBIのまま踏み切ればフリップですが…
構えの姿勢に入る時にカウンターが入ってしまいLBIがLBOにチェンジして踏み切ればフリップのエラーです。
当該ジャンプのプレパレーション如何ではテクニカルチームの人為的ミスかも知れませんし
樋口先生が見間違えてたのかも知れません。
※ このあと動画の紹介を受け、初めて映像を確認する。
2010/01/31 (Sun) 04:37:57
〇〇さん
動画のご紹介ありがとうございます。
確認しました所、当該ジャンプはスリーターンから入るパターンのフリップを試みていますが、完全なロングエッジでした。
スリーターンではなくロッカーターンになってます。
よって樋口先生は間違っていませんね。
あれは、見間違えてしまうようなレベルじゃないです。
ということは、コールしたTSのみならずTC及びATSもコールに対して異議を唱えなかったという、2重の明らかなミスを犯している可能性があります。
樋口先生もテクニカルチームも両者専門家ですから本来なら、ジャンプの見分けで片方が間違いを犯すなんて考えられないのですが。。。(驚)
さらにテクニカルチームは3名の眼で見てるのに。。。
ですが、もし…選手がスリーターンではなく、敢えて難しいロッカーターンからのルッツを意図して試みたという主張(テクニカルもそう判断した)という可能性もあるので
この選手のジャンプは、昔からの両方のジャンプを確認しなければなりません。
ユーロなどの大舞台でのミスジャッジ?は大問題でしょう…
メダル争いをした選手なら各国巻き込んだ大騒ぎになるかもしれません。
オーソドックスなフリップの入り方をして、ロングエッジになるタイプの他の選手にも同様な判定を犯している可能性がありますよね。
ISU European Figure Skating Championships 2010
http://www.isuresults.com/results/ec2010/index.htm
仮にジャッジパネルのGoE判定にミスがあっても、上下カットでカウントされなかったり、もし含まれたとしても平均化されるので影響は微々たるものですが
テクニカルの認定ミスやDG判定・ロングエッジ判定などに誤りがあれば競技結果への影響は大きい。
だからこそ、テクニカル資格はナショナルクラスを経験した選ばれし人々ですし
もし間違いがあっても、訂正が出来る様に判定などに見解の相違がある場合は3名の多数決になります。
今回のケースはTSのコールミスだけでなく、監督役(TC)・補佐役(ATS)が異議を唱えなかったのか?という2重の問題です。
野次馬的なツッコミをいれるとしたら…
この選手はフリップ(プロトコル上はルッツ)だけしか試みていませんがもし両方試みていたらどうなるのか?
両方のジャンプをコンボを含めて4回試みたらどうなるのか?
なんて、ちょっとイジワルな発想がよぎります。
たださきほどの、レアケースのルッツ(スリーターンではなくロッカーターン)で試みた&認定したという可能性もありますから
解説者として見た樋口先生の見解(フリップのエラー)も正しく(コチラが普通)
テクニカルの認定(レアパターンのロッカーターンからのルッツ)も正しいのかも知れません。(かなり無理がある)
ロッカーターンでルッツを跳んだいるとしたら、見事なアウトエッジ踏み切りですし。
スリーターン後にカウンターを当てたようにチェッジしてLBI~LBOになった訳でなく、ターン直後に跳び上がってますから
『コレが私のルッツの跳び方よ』と言われてしまえば、そのように受け取る事も出来ます。
直接コーラーに見解を求めたら、上記に書いた理由でルッツだとコールしたと言うかもしれないのです。
一応、当該選手の他の競技会動画とプロトコルを確認しましたが
3Fの"e"判定が多いですよね。。。
普通に見ればフリップのエッジエラーの認識で大丈夫でしょう。
中略
※ このあと…友人のテクニカル経験者と意見交換をしました。
2010/02/04 (Thu) 01:17:38
>今回のケースはTSのコールミスだけでなく、監督役(TC)・補佐役(ATS)が異議を唱えなかったのか?という2重の問題です。
>レアケースのルッツ(スリーターンではなくロッカーターン)で試みた&認定したという可能性もありますから
>解説者として見た樋口先生の見解(フリップのエラー)も正しく(コチラが普通)
>テクニカルの認定(レアパターンのロッカーターンからのルッツ)も正しいのかも知れません。(かなり無理がある)
上記のように書いてましたので、当該トピックを読んだ方々はユーロのテクニカルチームの誤審?と取られる方もいらっしゃるかも知れません。
当該選手のジャンプはフリップの"e"もしくはルッツを試みたか明確(エッジは明確ですが)ではなかったので
3名のテクニカルチームは当該ジャンプをレビュー扱いで一旦保留して
他のジャンプ要素にフリップ&ルッツをどちらかもしくは片方をもう一度跳ぶかどうかを見て
演技終了後にレビュー判定に入ったケースと推察できます。
一般的なケースではないですが、スリーターン後にカウンターを当てたようにチェッジエッジしてしまい
LBI~LBOになって跳び上がった訳でなく、ターン直後からアウトエッジのまま跳び上がってますので
LFO~LBOのロッカーターンをしてルッツを跳んだと認定する事を誤審とは呼べないレベルです。
そして、フリップの"e"ともルッツともどちらにでも取れてしまうようなケースでしたので
『スケーターズ・フェイバー』
(ハッキリとしない場合はスケーターの利益になるように判定する)として扱った可能性が高いです。
ISUハンドブックには回転不足の項目に書かれているのですが
その他の項目でも、ハッキリとしないようなケースではスケーターが不利益を被らないように判定しています。
ISU テクニカル・パネル ハンドブック(日本語版)
http://www.skatingjapan.jp/data/fs/pdfs/comm/hb2009-single2009j.pdf
PS 利益になるようにと書いてあるので誤解を招きそうですが 選手が不明確なケースで"不利益を被らないように"という趣旨のものです。
**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**
このような備忘録ですが…
個人的に問題と思うことは以下の部分…
果たしてユーロという世界選手権に次ぐ権威のある競技会のテクニカルを任される審判が誤審をしたのか?ですよね。
私も最初は誤審?ではないかという感じのコメントを書いてしまいました。
3名のテクニカルチームが誤審を起こすだろうか?っと考え直し調べてみたんですよね。
テクニカルチームはチェックすべきエレメンツについてレビューで映像確認した後に判定を確定するはず。
3名のチームがフリップの"e"ともレアな入り方のルッツとも受け取れるレビューを見て、今回のチームはレアな入り方をしたルッツと認定した。(と、解釈できる)
ただ他の競技会でのTugba KARADEMIR選手のジャンプはフリップの"e"と判定される事が多かった。。。
一般的に見れば、彼女のプレパレーションではフリップの入り方ですが
私の見る限り、インエッジが皆無でスリーターンをしたのではなく
ロッカーターンをしてアウトエッジから直ちに踏み切ったように見える。
当然、樋口先生も一般的に見ればフリップを試みているのだろうと思ったからこそ、あのように解説した。
TV放送中ですから、手短に説明するにはフリップのエラーだと話すのは自然です。
(時間があれば十分な説明も入れる事が可能でしょうが)
ですが、フリップはスリーターンもしくはモホークで跳ぶものとして定義されている訳ではないので
スリーターン後にLBI~LBOにチェンジエッジしてしまうケースで踏み切れば"e"判定もやむなしですが
今回のような、ロッカーターンになり、LBIにならずLBOのまま踏み切れば、例えフリップっぽいプレパレーションでもレアケースのルッツだと認定する事も可能だという事です。
モホークからの入り方のプレパレーションでも、モホークではなくチョクトーを入れLBOで踏み切ればルッツですから。
プレパレーションのパターンとエッジの状態を定義せずにルール運用を続けていくと、このようなケースはいずれ大問題になるような気がする。
そもそも試みようとしたジャンプという認定には何をもってして判断材料にしているのか? って言うのを、以前から疑問に思っています。
エッジのエラーを取り締まるのなら、どちらのジャンプを跳ぼうとしたのか? の、判定が一番重要になるはず。。。
踏み切りのエッジだけを見るのならばエラーという定義自体の存在が無くなり
フリップとルッツはひとつのジャンプになり、5種類のジャンプになるはず。
フリップとルッツを別のジャンプとしてエッジのエラーを判定するのならば、どちらのジャンプを試みようとしたのか? という、試みようとしたジャンプの認定をプレパレーションのパターンで定義せねばならないはずだという事。
もしくはプログラムコンポーネンツシートの提出を義務付けて、一部の例外(ザヤックルール回避措置など)を除いて基本的にエレメンツ予定の変更を認めないとか…
個人的にはCoP(新採点システム)には、まだまだ改善したり、進化させねばならないルールがたくさんあると思います。
※ 映像を見る前のコメントと見てからのコメント、そしてテクニカル経験者と意見交換したあとのコメントというように
私の今回のケースのルールに対する考え方にも変化があり、読みづらかったと思いますが勘弁してください。
今私は、短い時間の中で,むしろ慣例(一般的な見解)にとらわれる事無く、ルール運用の問題点も踏まえた上で
見たままの見解で試みようとしたジャンプの認定をしたテクニカルチームだったのかもしれないと思い始めています。。。
テクニカルパネルの審判は名前が公表されていますし(GoEジャッジもですが、どのGoEを付けたのかは秘匿されている)同じテクニカル経験者からも異論が噴出するかも知れない…
ISU内部でも問題視されるかも知れない。
そういった意味でも、かなり勇気のある判定を下したような気がしますし、ジャンプの定義の問題を取り上げてもらい、今後の改正に繋がるかもしれない事例になった気がします。
まぁ当のTugba KARADEMIR選手本人はフリップを跳ぼうとしてただけかもしれないんですけどね。。。
フィギュアスケートは本当に奥が深い…
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上記部分までが2月初旬に書いた内容です。
以下の部分は、バンクーバーオリンピック後の後日談として3月初旬の記載です。
Tugba Karademir選手はバンクーバーオリンピックに出場しました。
映像は画質が悪いですが、SPの演技です。
YouTube - Tugba Karademir 2010 vancouver kis olimpiyatlari
http://www.youtube.com/watch?v=ExggA2jAVgU
Ladies - Short Program : Schedule and Results : Vancouver 2010 Winter Olympics
http://www.vancouver2010.com/olympic-figure-skating/schedule-and-results/ladies-short-program_fsw010201aj.html
バンクーバーオリンピック公式ページ内のリザルトページには
プログラムコンポーネンツシートの内容も記載されています。
女子SPのプログラムコンポーネンツシートと判定要素
実施予定 Triple Lutz + Double Toeloop
判定 Triple Flip + Double Toeloop 6.80 -2.20 4.60
女子FSのプログラムコンポーネンツシートと判定要素
実施予定 Triple Lutz + Double Toeloop
判定 Single Flip 0.50 -0.12 0.38
Tugba Karademir選手が意図したジャンプはルッツの可能性が上がりました。
映像ではユーロの時と同様のプレパレーションでジャンプを試みています。
そして、今回の判定はフリップのエッジエラーとなりました。
この事実は、非常に興味深いものとなりましたね。
普通に見れば競技関係者はフリップのロングエッジと判断する…
ですが、選手は難しい入りのロッカーターンからのルッツを意図していた。(可能性が高い)
もしくは、Tugba Karademir選手は日頃の競技会ではフリップのエラー判定が多い訳ですが
ロッカーターンをしてルッツを試みたと判定されたらルール上は減点される事はないのですから
あらかじめプログラムコンポーネンツシートにはルッツの実施予定と書いているのかもしれません。
要素の構成予定表はありますが、テクニカルパネルは試みられた要素を見たまま判定をするのですが、ルール上に入り方の定義がないことから
一般的な入り方としてみればフリップを意図して試みたと判断する方が自然です。
ただ、選手はプログラムコンテンツシートの提出と必ずしも一致させなくても良いわけですから
提出された内容を考慮するのならば、ルッツを試みたと認定してもらえれば
フリップのロングエッジと判定されなかったとも言えます。
※ Fの"e"と判定されますと基礎点も下がりますしGoEも概ね-2されますので大きなミス扱いとなってしまいます。
ユーロのテクニカルは、レアケースのルッツかもしれない?という判定が、正しかった可能性もあると言うこと。
可能性があると書くよりも、スケーターズフェイバーを採用した可能性が上がったと考えられます。
そして、今回のテクニカル・パネルがフリップのロングエッジと判定したのが
間違っていると決め付けるのも良くありません。
要はジャンプへの入り方に定義が無く、エッジが間違っているかどうかは
一般的な入り方を基準にして見ているのか、跳ぶ直前のエッジの状態を基準に見ているのか
ルール運用上の問題点があるからだと思います。
Wrong edgeの運用を明確化したのなら、ISU テクニカル・パネル ハンドブックに
フリップとルッツを試みるとはどういう事かという補足説明が入るだけで解決できる問題だと感じます。
選手が試みようとしたものをジャッジは事前に聞く事が出来ません。
また、選手が試みようとしているジャンプをジャッジに知らせる必要もありません。
ジャッジ団は試みたジャンプを見たまま客観的に判断するのが任務です。
ジャッジ団がどのような理由で判定をしたのかも我々は知る事が出来ませんが
映像とDetail(プロトコル)などを見て推察する事は可能です。
疑惑のように扱われ、それを簡単に誤審だ!と、決め付けるのは簡単です。
もし誤審でなかったら、どの様な経緯で判定されているのかを調べていけば
ある一定の結論らしきものが見えてきます。
今回のケースは競技経験者であっても見解が分かれるような部分です。
この様なケースはルール運用部分の難しい所でもあります。
そしてフィギュアスケートは非常に奥が深いって事がこの様な事例からも伺えます。
ISUで、どの様に受け止められるかは解りませんが、今後、ロングエッジ判定のあり方について
議論のテーブルにあがるかも知れない事例となったような気がしますね。
様々なエントリーでも書いていますが、より公平公正を期するために今後もルールの部分改正は続くでしょう。
Wrong Edge判定に関して先の掲示板の投稿にジャッジ経験者と推察できる方のコメントが参考になると思います。
【FS資料室 質問用掲示板】 Sakuraは私。
http://tac3g.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=2739909
【testさん投稿】 以下引用…
ジャッジはGOEの判定やPCSの判定をする審判ですので、正しくは「TS(テクニカルスペシャリスト)やTC(~コーラー)などの技術審判サイド」です。
ジャッジも踏み切りエッジを自分で見て自分で判断します。
TOからeや!の情報が送られてきますが、ジャッジ自身がTOと異なる判断をすることは許されていますし、TOからの情報が来る前に自分の判定を下さなくてはなりません。
TOが e や ! を付けたからと言って機械的にGOEをマイナスしているわけではないのです。
TOからeや!の情報が送られてきますが、ジャッジ自身がTOと異なる判断をすることは許されていますし、TOからの情報が来る前に自分の判定を下さなくてはなりません。
TOが e や ! を付けたからと言って機械的にGOEをマイナスしているわけではないのです。
あと多くの方が誤解しているようですが、eや!が付いていないからといって必ずしもエッジが正しいと判断がされたわけではありません。
e や ! が付いていないのは、あくまでTOから見て e や ! と判断されなかったと言うだけのことです。
撮影のアングルや映像の鮮明さによっては明確な判断が下せないこともあります。
そう言うときは選手の利益になるように決定を下します。
e や ! が付いていないのは、あくまでTOから見て e や ! と判断されなかったと言うだけのことです。
撮影のアングルや映像の鮮明さによっては明確な判断が下せないこともあります。
そう言うときは選手の利益になるように決定を下します。
TOから見て e でも ! でもないように見えたが1番ジャッジからは明らかに e だったということもあり得るのです。
フリップとルッツの違いは本来は入りと踏み切りの際の体の回転方向と思います。
ジャンプの回転と同じ向きに回転しながら踏み切りに入りそのままジャンプするのがフリップ、緩やかに反対向きに回転しながら踏み切りで一気に反転(カウンター)して跳ぶのがルッツです。
その結果必然としてフリップはインエッジで、ルッツはアウトエッジで跳ぶのが正しいとされてきました。
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