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★PCS再考察… 5コンポーネンツとは?★

Program Component Scores(構成点)について再考察…

★総構成点(PCS)考察…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-50.html

以前にも考察していますが…
少し考え方の変化もあり、思うこともありますので、お付き合い下さいませ。

簡単なおさらい…
★プロトコルから学ぶ…★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-112.html

新採点システム(IJS)もしくは(CoP)と標記しています。

要素点 Technical Score + 構成点 Program Component Score

要素点はひとつの要素(技)にあらかじめ定められている価値尺度(SOV)と 
その出来具合によって加減評価される演技点(GOE)の総合計。 

構成点は5つの項目(各10点満点 0.25刻み)の合計点…
それに所定の係数を掛けて合計してあります。

① スケート技術  Skating Skills
② 要素のつなぎ   Transitions
③ 演技力/実行・遂行力 Performance/Execution
④ 振付け     Choreography
⑤ 曲の解釈   Interpretation


これに…転倒などの要素違反や演技時間違反・音楽違反・コスチュームや
小道具の違反の減点を含めた 総合得点で争う事になります。

Program Components Overview
http://www.isu.org/vsite/vfile/page/fileurl/0,11040,4844-152077-169293-64120-0-file,00.pdf
Program Components Explanations 
http://www.isu.org/vsite/vfile/page/fileurl/0,11040,4844-152086-169302-64121-0-file,00.pdf

上記PDFファイルよりも新しくPCSについて書かれた資料があるかも知れません。
各国で行われているジャッジス・セミナーで配布されているのかも。
個人的な意訳も入っているかもしれませんが
スケートの感覚に近い表現にしたつもりです。

フィギュアスケート資料室 - 構成点の基準(全種目共通)
http://www.geocities.jp/judging_system/single/pc.html 
上記フィギュアスケート資料室様の翻訳も参考にさせて頂きました。

青字は個人的な5コンポーネンツの説明

① スケート技術 Skating Skills
定義:
総合的なスケーティングの質
スケーティング能力(エッジコントロール・フットワーク・加速させる能力)
氷上での流れや正確さ。

基準: 
体幹のバランス、膝の使い方、正確な足裁き
リズム、パワー伝達、体幹を使った効率的な推進能力
重心を効率的に使う、無理のない加速
クリーンでコントロールの効いた滑走能力
ディープエッジを使ったコントロールされたステップ
パワー(エネルギー)・スピード・加速の多様性
多様な方向・回転方向・フォア・バックのスケーティング
片足スケーティングの習熟度や両足スケーティングの少なさ

スケート技術 Skating Skills 
PCSの最重要ファクターとしてスケーティングスキルがベースだと思います。
極論になるかもしれませんが…
この要素が最も高い選手が上手な選手とも言える訳です。
SSは全てのエレメンツを含め全体を評価していると考えてます。

映像ではスピードや一歩の伸びなど見分けにくい部分も多く判り辛い。
深いエッジワークをこなし、尚且つスピードも豊富で
一歩の伸びやカーブを使う加速に優れ、膝の柔軟性を十分に使って氷に乗る技術…
膝や体全体を使う、効率よく氷を推す力と膝の柔軟性を使った引く(伸ばす)技術。


ターンなどステップ中に減速してしまったり両足を簡単について
バランスを回復しているような選手は上がりません。
絶対的なスピードや、そのスピードを維持したままのエレメンツ実行力
また、その正確さ、ダイナミックさなど、ゆっくりやれば簡単なことでも
他を圧倒するスピードの中で実行出来る能力などTV観戦では伝わりにくい事もあります。


★PCS 《Skating skills》 解説映像集★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-159.html

② 要素のつなぎ Transitions
定義: 
全ての技術要素間をつなぐ、多様で複雑なフットワーク、ポジション、動作、ホールド。 
シングル、ペアでは技術要素の出入りも含む。 
基準: (多様で複雑なフットワーク、ポジション、動作、ホールド。) 
・多様性  
・難度 
・複雑さ  
・質 
・パターン(アイスダンス) 
・パートナー間の仕事量のバランス(アイスダンス) 
・ダンス・フットワーク、ホールド、つなぎの動作の難しさと多様さ(アイスダンス) 
要素間のつなぎには長短があるので、ブレード・身体部分それぞれを 
どのように使うかは、音楽に従属させて良い。 
(クロスカットは少ない方が望ましい。) 

要素のつなぎ Transitions
プログラム中のエレメンツをつないだり、その価値を高めることによって
要素が孤立せずにプログラムの一部をなすような
いろいろなステップや動き、要素を評価する。
プログラム全体の密度の濃さやバランスを繋ぐことを表すと考えてください。

基準とされる内容は少なく抽象的ですが
スピードやパワー、フットワーク、ポジション、動作などを
多様性・難度・複雑さ・質・独創性などを複合的に判断しており
高度なプログラムの技術的見地が必要な項目です。
この要素のつなぎも、技術力の高さに裏づけされた
エレメンツ実施能力が伴っていなければ、それほど評価は上がりません。


★PCS 《Transitions》 解説映像集★(映像翻訳コメント募集中)
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-160.html

③ 演技力/実行・遂行力 Performance/Execution

定義:
音楽や振付けが意図するところを表現するための、肉体的、感情的、知性的な関わり。
また、動きの質と正確さ。ペア、アイスダンスでは動作の調和も含む。
基準:
・肉体的で、感情的で、知性的な関わり合い
  全てのスケート種目でスケーターは、音楽の理解力を身体的表現において誠実に実行する
・身のこなし
  肉体内面から出る、表現の力。動作の流れが自然に行われる身のこなし
・スタイルと個性
  スタイルは、音楽によって喚起される独創的な表現や動作。
  個性は、スケーターの嗜好や着想と芸術的志向が合わされ
  プログラムの概念、スタイル、内容にもたらされるもの。
・ボディ・アラインメント
  洗練された身体・手足のライン、動作の正確な実施で特徴付けられる
・多様性とコントラスト
  テンポ、リズム、力、動きの大きさ、難易度、形、角度を多様に
  また身体を多様に使っているか、また強弱をつけているか。
・投影(プロジェクション)
  スケーターのエナジーと観衆との目に見えないつながりを獲得しているか
・ユニゾン(アイスダンスおよびペア)
・パートナー間の演技のバランス(アイスダンス)
(ペア・ダンスの一部省略)

演技力/実行・遂行力 Performance/Execution
フィギュアスケートは芸術か?スポーツか?などの議論を呼ぶ演技力と解釈されている項目…
プログラムの音楽性の表現・ハイライトやストーリー性・キャラクター性などを
スケーティングで表す能力の評価だと思います。

観衆との目に見えないつながり(スケーターが内面から打ち出すエナジー)
を観衆が受け止め、その肉体的、感情的、知性的な関わりを
感じる事が出来ているか? って部分は、みなさんが一番ストレートに
感じる事が出来る項目だと思います。


★PCS 《Performance/Execution》 解説映像集★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-161.html

④ 振付け Choreography   
定義:
空間バランス、統一性、空間利用、パターン、構造、フレーズの原理に従って 
すべての動作を計画的に展開させた独創的なアレンジ。 
基準: 
・目的: (意図、概念、ビジョン、ムード) 
  プログラムの意図や概念に基づいた質の高いデザイン(ビジョンやムード)になっているか 
・調和あるプログラム構成 
  プログラムの美的追求を達成させる為に各部が等しい重要度で貢献しているか。 
・統一性
  すべての動作が目的を持ってつながっているか。プログラムに統一性があるのは、ステップ・要素・動作がすべて音楽によって動機づけられ、また、大きくても小さくても各部がすべて全体の中で必要不可欠に思え、根底にビジョンがあったり、全編を貫く象徴的な意味があったりする場合である。 
・スケーターの表現・共有空間の利用 
   スケーティング動作の各フレーズが、360度全ての観衆との対話が成立するように配置されているか。 
・プログラム・パターンの独創性、配置 
  滑走方向がバラエティに富み 興味を引く工夫がなされプログラムがデザインされているか。 
・フレーズとフォーム(音楽のフレーズに合わせた動作や各要素の構成) 
  動作が音楽のフレーズに合わせて構成されているか。フレーズには起承転結などの一連の動作。 
  フォームとは、適当な数と順序のフレーズによって表現されたアイデア。 
・目的、動作、デザインの独創性 
  音楽や根底にあるビジョンから喚起される独創的な構成や調和を追及しているか。 
・創造性および独創性(アイスダンスのみ) 
  両者が、一つの作品を作り上げることを目指し、ステップ、動作を同じくすることで 
美しい構成を追及することに等しい役割を担っているか。 
 
振付け Choreography
要素のつなぎ・実行力/遂行力とも連動しますね。
要素やそれらをつなぐステップに関連したプログラムのレイアウト。
独創的な振り付けや、音楽にマッチした雰囲気などを表現や調和する才能。
上半身の動きが十分で、訴えかける振り付けは、観る者の心を打つ。
全ての観衆との対話が成立するように目に見えないつながりを獲得する力。

プログラムを作るコリオグラファーが様々な演出項目を
リンク一杯に散りばめ、偏る事無く、意図、概念、ビジョン、ムードを
スケーティングの表現の中で実現させているか?を審査しています。

★PCS 《Choreography》 解説映像集★(映像翻訳コメント募集中)
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-162.html

⑤ 曲の解釈 Interpretation
定義:氷上の動きを通じた、音楽の独創的、創造的表現。
テンポ・リズムを様々に使ったり、メロディ、リズム、調和、音色、歌詞、様式など
音楽のニュアンスを反映させる技巧や表現。音楽解釈の熟達度。

基準:
・音楽にしっかりと合った楽々とした動作
  リズムやテンポの正確さ・効果的な動作・無理のない流れを氷上に表現しているか。
・音楽のスタイルや特色の表現
  プログラム全体を通し、身体表現で、音楽の特徴、様式、キャラクターを表現しているか。
メロディ、調和、リズム、音色、歌詞、形式など音楽の構造に喚起される、ムード、様式、形態、主題を描写しているか。
・音楽フレーズの巧みさ、ニュアンスの表現(アイスダンスではさらにアクセントと速度変化)
  作曲家や演奏者が音楽の強度、テンポ、原動力に細かな変化をつけるために用いた芸術的手法(ニュアンス)を、スケーターが、洗練された巧みな技で表現しているか。
・音楽の特徴を反映させる両者の関係
   音楽の解釈やニュアンスの等しい理解(解釈のユニゾン)が築かれているか。
・タイミング(オリジナル・ダンスおよびフリー・ダンスのみ)
  音楽を自分たちのものにできているか。

曲の解釈 Interpretation
振り付けや実行力/遂行力とも密接に関係のある要素…
音楽の雰囲気と特徴を表現する身体表現。
音楽の世界に引きこむような優秀な選手は曲の理解も素晴らしいものを持っていますね。
音楽の世界観を身体表現で伝える能力なのかと思っています。


★PCS 《Interpretation》 解説映像集★(映像翻訳コメント募集中)
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-163.html

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質の高いスケーティングとは何? ターンとは?って観察に最適かも。
ターンの正確さ推す能力、引く(伸ばす)能力…

YouTube - Elektra Hetman Twizzles Turns & More
http://www.youtube.com/watch?v=p0tib4Hc95E&NR=1



私…誤解されてる部分もあるかと思いますが…
CoPシステムは絶対ではないと思っていますし、完全だとも思っていない。
むしろもっと進化・改正させていかねばならないとも思っています。

Blogに寄せられたコメントや質問・ご意見などを見ていると
ひょっとして、PCSは大きな誤解の元で解釈されているのでは?との疑問が…

PCSは6.0システムにあったアーティスティック・インプレッション(芸術点)とは違うのです。

6.0システムの表現点(Presentation)や芸術点(Artistic Impression)
と、解釈して見ている方も未だに多いのでしょう。

スケートの芸術面は2~3項目とも言える訳です。
個人的には芸術面と(曖昧な表現)してしまうのは非常に違和感があります。
とても便利な言葉ですが、芸術面だけを評価していないから。 
このあたりが審判と一般の方々の感覚とのズレが起こる要因だと思います。

プログラム・コンポーネンツ・スコア(プログラム構成点)ですので
技術点と芸術点のような仕組みで採点されていません。

要素点 Technical Score + 構成点 Program Component Score
なのです。

PCSは技術的見地の上にプログラム構成における
コンポーネンツを個別に評価している点数だと認識してください。

PCSに疑問を持った方は、一度、音楽の音を消して見るとか
5項目を個別に注目して、5回滑走を見て下さい。

あんな難しい項目を一度に全部見極める事は不可能だと思います。 
正直私も同時に全部を正確に見れません。あんなの絶対に訓練が必要です。
世界のトップスケーター達の技術力は非常に高い。

★ルール考察を考察する…★ 考察のアプローチとは?
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-176.html

審判達も何年間も下の方のクラスから順を追って訓練し続けているのですから。
いきなり、世界のトップクラスのコンポーネンツ力を図る事など不可能です。
ましてや対選手同士の比較で見るなど、ナンセンスなのですから。

PCSを見る場合…ジャンプなどのエレメンツを無視して(成功・ミス)
プログラムの注目点を変えた視点で見ることも勉強になります。
人間は印象・イメージに流される…先入観も捨てる事が重要。

同時に、相対評価対選手同士を比べるのもナンセンスです)で判断しない事も重要。
他の競技会や過去の同じ選手や他選手と比べても意味がない。
その時々の審判も違います。
得点を目安程度にする事は可能ですが
絶対評価として採点されている競技を相対的に論じる事はナンセンスですよね。

認定評価 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E8%A9%95%E4%BE%A1
絶対評価 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E8%A9%95%E4%BE%A1 

『解説者の○○氏がこう言ってた…』 よく、寄せられるパターンですが… 
解説者がジャッジならば、説得力は高いですが解説者は元チャンピオンであっても、ルールの専門家とは限りません。 

PCSを付けた理由は、その審判にしか説明出来ないのですよね。 
GoEは、この基準を採用したのであろうと推察は可能ですが。 

JP(ジャッジ・パネル)の審判は、これまでの審判生活で培った 
競技を見る能力・知識・経験・理念・価値観などを鑑みた上で自身の誇りとプライドを持ってジャッジします。 

審判達のコンポーネンツを見る基準はルールに照らし合わせた基準が個々に存在しているはずです。 
5コンポーネンツに関する、考え方や得点を付ける基準は審判ごとに区々です。 

フィギュアスケートとは? 5コンポーネンツとは? 
各コンポーネンツに示された定義と基準を審判個人個人が、どのように受け止め、解釈して、採点に反映させるかは審判の自由なのです。 
採点の自由も有りますが、その責任も重大です。 
あまりにも逸脱した点数を付ければ、降格や資格停止など重い罰則も用意されていますし、管理システムも存在します。 
みなさんがご覧になるような、国際・国内メジャー競技会の審判席に座る事が出来る人物は10~15年以上のベテランジャッジです。 
審判の中にも能力に???マークが並ぶ人物が居るかも知れません。 
『無難な点数しか並べていない…』という審判が居ると告白した専門家も居ますよね。 

個人的には、高いor低い 点数を付ける審判よりも、こちらの方が問題だと感じます。 
アフター・ジャッジスミーティングで、どういった理由でこの得点を付けたか?の質問に明確な理由や説明を出来ずに、しどろもどろになる方が問題でしょう。 
(国内・国際メジャーレベル以上のジャッジではありえないでしょうけど) 
そういったことも踏まえて、多種、多様な考えや価値観が出るPCSは多人数での平均化という手法が公平性を担保しているのだと思います。 
個人的にはランダムカットなど不透明な事は止めて単純に平均化すべきだと思っているのですが。 

ISU Communication1631 (PDF) 

ジャッジングの評価に関する数学的基準
http://www.skatingjapan.jp/data/fs/pdfs/comm/comm1631j_p2e.pdf

2003-2004シーズンから6年以上が経過し、選手側にも5コンポーネンツの理解が進みPCSに対応する能力が高まっています。
プログラムの内容は違いますが、同じ選手を年度ごとに見て下さい。
その対応力や技術力が上がれば、PCSも伸びます。
シーズン序盤と終盤では点数的には同じぐらいだとしてもプログラムの構成力はUPしているはずです。

ジュニア・シニアの国際レベルでのデビューシーズンでPCSの評価が低いのは世界基準レベルに達しておらず
世界基準の高さを目の当たりにした選手達が、目の色を変えて世界基準に近づくためのPCS強化に乗り出すのです。

大きく伸びた選手は、技術向上と共にPCSを引き上げる能力を身につけたのです。
3Loまでの選手が3Lzまで跳べたというような明確さは無くても個別の項目ごとに注目すれば見えてくる部分は必ずあるはず。

5コンポーネンツの評価部分の多くは基本的に滑る技術の土台の上に成り立っています。
ジャンプ技術などとは違い、一度獲得した能力は磨きがかかります。
跳べていたジャンプが跳べなくなった…というような、技術の劣化が起こりにくいのです。

審判個人の主観的な部分や価値観が入り込む余地がある採点競技は
その、存在の意義を問われる不可避の宿命なのでしょう。


ですが、競技に携わる者たちは、審判達は正しい判断・公正な判定をしてくれるものだと信じた上で競技に臨みます。
同じように審判達も、その期待に応えるべく、勉強し責任を持って判定します。

大観衆の声援や拍手の大きさとPCSは必ずとも一致しない時もあるはず。
そこに不満が残る気持ちは、ある程度は理解出来ます。
だけど、PCSを付ける審判は長年競技を見続けた技術的な見地も信頼のおけるプロの眼です。
大歓声の技術が簡単なケースもあります…

技術的に裏づけされたプログラムをより魅せる工夫を数多く披露している選手には高いのです。 
技術力の高さに裏づけされた高い表現の能力を見抜く力が必要なんです。 
採点競技は非常に難しい&理解に苦しむ。 
みなさんの共通認識でしょう。

こういった元競技経験者のBlogでの説明にも
間違いが有る可能性もありますし、説明する努力に限界も感じます。

やはり、公式な競技ルールの説明や解説を行う必要性があると思います。
時代は、どんな事でも情報公開へ進んでいます。
ISUや各国のスケート連盟には、情報公開化へまい進して欲しいものです。

★観客席・TV観戦・ジャッジ席…印象度の違い★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-182.html

【追記】2012.1.4

個人的にはコンポーネンツに関して、コチラのサイトで紹介されている内容。
(旧6.0システムの説明)
サイト全体を読んで頂けたら、新旧システムが共通の土台の元になっているのがわかると思います。

関西学生フィギュアスケートの世界
http://www.nona.dti.ne.jp/~t-fujii/figure/

試合の豆知識など、読み応えがあると思います。

★Figure Skating Guideline★ エントリー 一覧
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-109.html

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最後まで、読んで頂きありがとうございました。   
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私のスケートを見る視点はみなさんと少し違う部分がありますのでご了承下さい。
FS関係者でも立場の違いで見るポイントはみんな違います。
コーチはコーチならではの視点・コリオはプログラムを、ジャッジはジャッジングポイントを
選手は何か参考になる事はないか?って感じで経験者でも違うのです。

Skater_Sakura Twitter
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2010年よりTwitter上でつぶやいたフィギュアスケート関連のツイート集をまとめています。
FSルールの説明や技術考察など、FS観戦に役立てば幸いです。

Skater_Sakura フィギュアスケート関連ツイートまとめ
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この記事へのコメント

ファンとジャッジの距離が縮まるように。。 - kママ - 2010年11月18日 22:16:07[ 再編集・削除 ]

Sakuraさん、新エントリー更新していただき有難うございます。
首をなが~~くしてお待ちしてました(笑)
比較的長くブログにお邪魔させていただいていてますのでエントリーをするたびにレスの対応等でご苦労されているのは重々承知してますがやはりこうしてエントリーを更新して下さる事はとても大切な事だと思うので忘れた頃にでもまた更新をよろしくお願いします。
m(__)m

今回のエントリーの内容に少し関連しているように感じたインタビュー記事をご紹介させていただきます。
ワールドフィギュアスケート43号でトリノワールド終了後の高橋選手のインタビュー内容です。

高橋選手の前に滑ったブレジナ選手の演技が良かったのに点数があまりよくなかったので得点に観客がブーイングをしていたがそんな中で演技をしに行く事に気持ちの乱れがなかったかと記者の問いに、
高橋選手は大丈夫でしたと答えてました。
何故かと言うとバンクーバーOPの前にトリノOPの男子の映像を第三グループからはじめて見て皆それほど良くかなったのでビックリしたそうです。
観客の声援が凄かったので皆凄いいい演技をしていたのだと当時は思っていたので精神的に圧倒されてしまったのだと答えてました。
そういう経験をふまえて今回はトリノのお客さんの声援に左右されないようにしようと思ったそうです。

観客が見た演技とスケーターが実際見るところはやはり違うので本当のプログラムの出来ばえと観客が見たものとの見た目の乖離があるのでしょうし、採点するジャッジであれば尚更細かいところを見ておられるのだと思うので差が出てしまうのかもしれませんね。

もうひとつ高橋君が他の記事で言ってた事ですが振り付けもスケーターでない人が振付けることは難しいこと言ってました。地上と氷上では違うのだからだと・・・。

今期の高橋選手のインタビューや演技を見ていると観客にもジャッジにも楽しんでもらえる、評価してもらえるような演技を今まで以上に目指してるように思えます。
以前、荒川さんのインタビューで「金メダルをとれる選手になることと人の記憶に残る選手になることとどちらか一つ選んでと言われた時、高橋選手は両方と答えてひとつに選びませんでした。
それってファンが見てもジャッジが見ても同じ感覚の演技をめざしてるのだと思います。。
高橋君が目指す理想の演技ってそういうことなんじゃないでしょうか。。

ファンとジャッジの感覚が同じなるそんな演技をしてほしいなと私も思ってます。。

嬉しい記事更新です - まる子 - 2010年11月19日 22:39:01[ 再編集・削除 ]

Sakura先生、記事の更新をありがとうございました。特に、今シーズンに入ってから大変気になっておりましたPCSの話題でしたので、とても勉強になります。先日は他のエントリーのコメント欄で「PCSの算出係数を考え直しては」などと、素人考えを寄せてしまいましたが、その後チャットで他の常連メンバーさんと話す機会もあり、詳しい方の話を伺うと、自分が思ったほどTESとPCSのバランスが激しく崩れているわけではないのかな、とも思い直しているところです。

Sakuraさんが記事中で述べておられるように、SSに関しては特に、テレビで見て分かることが非常に限られていますね。一度でも生で観戦した方は、その経験から想像したりもできるのでしょうが、私のように経験がなく、またチャンスも当面はない、という「おうちスケートファン(Winterさんのこの表現が気に入っています)」には、大変やっかいな項目です。今回のGPSでも、色々と疑問に感じていたことはあったのですが、スケアメを生観戦されたWinterさんのお話は、モヤモヤを解消するのに十分でしたし、他の観戦歴の長い常連コメンテーターの方たちのご意見も役に立ちました。

私が「疑問に感じていた」と書いたのは、ジャッジの採点を疑ってのことではありません。ジャッジがなぜそういう点数をつけるのか、という理由が分からない、という意味です。
今シーズン、私はSakuraさんが繰り返し書いていらっしゃる「ジャッジは公平・公正です」という言葉を、まずは100%信じてみよう、と思っています。ですから、出てきた点数は、必ずジャッジがなんらかの根拠と自信を持って出した点数だと思っています。しかし、その根拠が、素人には本当に分かりにくいのです。

そこでSakura先生にちょっとした解説者になっていただきたいのです。選手同士の比較や、他試合の比較はナンセンスとおっしゃいますが、ジャッジの出した得点の理由を類推することは、経験者であるSakuraさんだからこそ、説得力があります。高得点を出した選手の滑りを、Sakuraさんならばテレビ画面を通してでも、「ここが評価されているのではないか」と類推することが可能ではないでしょうか。そういう、観戦のポイント、ジャッジが高得点を与えるポイントを解説していただくことで、私たち素人ファンの「観戦スキル」も、徐々にあがっていくと思うのです。ファンも、新採点システムに適応するように、観戦スキルをあげないといけないですからね。

私たちファンも、ジャッジを信頼したいのです。出てきた点数に疑問をはさまず、納得して順位を受け入れることができれば、競技の観戦を心から楽しむことができます。好きでジャッジを批判しているわけではありません。素人観戦者とジャッジ(点数)の溝を埋めるためにも、ぜひぜひブログでのプチ解説をお願いしたいと思う次第です。ご一考くださいませ。

No title - そる - 2010年11月20日 02:10:37[ 再編集・削除 ]

あらためて解説していただいて勉強になりました。

スケーターのプログラムを観ていて、ベクトルが観客の方を向いているか(外向的)、それとも自分自身の次の技の方を向いているか(内向的)で、タイプが分かれるような気がしています。
美しいポジションをとっていても、表情をつけていても、なんとなく観客に語りかけているようには思えない選手もいますし。
最近PCSが高く出る選手はどちらかというと前者のタイプに多いように思えていましたが、はっきりとPEの中に
「・投影(プロジェクション)
  スケーターのエナジーと観衆との目に見えないつながりを獲得しているか」
という項目があるのですね。

ぜひ、ご提案のとおり、音を消して、各項目ごとにプログラムを見直してみたいです。

ありがとうございます - chibiuma - 2010年11月21日 10:22:36[ 再編集・削除 ]

PCSの解説本当にありがとうございます。採点の基準がわかりにくく、配点も大きいことから、採点の理由が明確にされていくことは本当に大切だと思いますし、見ている側は納得したいという思いがあります。TESは解説がされてきているので、素人でも理解しやすくなってきました。もっともっと理解したいと思います。
私は競技場で見るのは年に1回あるかないかですが、それでも、テレビより選手のスピードや個性、迫力を印象深く感じます。だからテレビ観戦だとPCSは余計わかりにくいように感じます。
また、ミスをしてもPCSの点が高い場合と、ミスをすると点に反映される(もしくはされやすい)場合があるような気がしています。評価は積み重ねられていくものという面があるということなのでしょうか。
もっと点が高くでてもいいのに、と思うのはファン心理。点数はとにかく、これからも頑張っている大好きな選手たちを応援していきたいと思います。

言葉不足で・・・ - まる子 - 2010年11月21日 15:55:51[ 再編集・削除 ]

Sakuraさん

前回のコメントでは、本文に「PCSを付けた理由は、その審判にしか説明出来ないのですよね。 」とお書きになっているにもかかわらず、「ぜひ解説を」とお願いしてしまい、申し訳ありませんでした。

補足させていただくと、私が解説していただきたいな~と思うのは、特にSSについてのことでして・・・。本文で青字解説されている部分が、とても難しいのです。つまり「一歩の伸び」とか「膝を十分に使って氷に乗る技術」などはもちろん、極め付けが「効率よく氷を推す力と膝の柔軟性を使った引く(伸ばす)」!!「引く」?「伸ばす」??もう、本当にサッパリ分からないんです(苦笑)。もちろんテレビ観戦という理由は大きいかもしれないのですが、いかんせん、現地ですべての試合を見ることは不可能ですし、Sakuraさんに「この選手は膝の使い方がすごく上手なんですよ」とか、「この選手はすごく一歩が伸びているでしょう」とか「こういう選手のスケーティングが『効率よく押す』スケーティングですよ」などと解説していただけたら、選手のタイプも分かるし、とても興味深いと思ったのです。あとは、テレビでの見た目以上にスピードが出ていそうな選手とか。点数の比較ということではなく、どういうものが「上手なスケーティング」なのか、という解説をぜひお願いしたかったのです。

これはTRにも言えることで、私などが見て分かるのはせいぜい、ランやクロスが多いか少ないか程度のことで、「このステップからジャンプに入るのは相当難しい」とか、「この振付(上半身)でこのステップ(足元)をこなすのは難しい」とか、「昨年よりも難しいことにチャレンジしている」とか、そういう一言解説があると、より演技を楽しむことが出来る気がするんです。どういうことが難しくて、どういうことが高度な技術なのか、そういうことが全く分からないのです。でも、それって私だけではないと思うのですよね。たぶん、Sakuraさんなどからすると「見りゃ分かるだろ?」と思うようなことが、素人には全然分からないんです。私も、チャットなどで詳しい方にお話を聞くと「なるほど」と思いますが、チャットは限られた方しか来ませんし、来室のタイミングが合わなければ会話に参加できません。ですから、ぜひともブログ本文でプチ解説を、とお願いしました次第です。

選手個人の名前を挙げるのは、(批判コメントなどのことも含めて)難しいのかもしれませんが、経験者の解説に素人が批判を寄せることこそナンセンス。と、私は思っていますので、応援コメントの準備もできてます(笑)。本当に一言でいいので、解説してくださると嬉しいです。どうぞ宜しくお願い致します。

振り付け - Sakura - 2010年11月23日 07:12:45[ 再編集・削除 ]

v-22kママさん

>振り付けもスケーターでない人が振付けることは難しいこと言ってました。
地上と氷上では違うのだからだと・・・。


そうですね…
スケートは動の中に静があり、静の中に動があるスポーツ

この基本原則を完全にイメージ出来なければ、非常に難しいと思います。
スパイラルもスケートは静止では出来ませんが、滑りながらなら出来る。
滑りながら動きを入れても、バランスを崩す動きの振り付けはNG…
だから、全体概念やキャラクター性・ストーリー性などの助言や
静止状態などポージングのイメージを教わるのならOKな感じですね。

Re: 嬉しい記事更新です - Sakura - 2010年11月23日 08:01:00[ 再編集・削除 ]

v-22まる子さん

> Sakura先生、記事の更新をありがとうございました。
特に、今シーズンに入ってから大変気になっておりましたPCSの話題でしたので、とても勉強になります。

先生はやめてね。(笑) 
あれ(にゃん先生)はチャット用…こそばいので。


先日は他のエントリーのコメント欄で「PCSの算出係数を考え直しては」
などと、素人考えを寄せてしまいましたが・・・(略)

それほどバランスが悪いという事はないと思いますよ。
係数というのは旧システムから同じですし、何で必要なんだ?
って、子供の頃から考えてましたが、数多くのサンプル(ん十年)の積み重ねですから。
誰それために…って考えほどナンセンスな理屈は通用しない歴史があります。

> SSに関しては特に、テレビで見て分かることが非常に限られていますね。
「おうちスケートファン(Winterさんのこの表現が気に入っています)」には、大変やっかいな項目です。
スケアメを生観戦されたWinterさんのお話は、モヤモヤを解消するのに十分でしたし、他の観戦歴の長い常連コメンテーターの方たちのご意見も役に立ちました。

5コンポーネンツに関しては、新しいエントリーに
もう少し具体的に見るポイントを説明していますので、そちらを。


> 私が「疑問に感じていた」と書いたのは、ジャッジの採点を疑ってのことではありません。
ジャッジがなぜそういう点数をつけるのか、という理由が分からない、という意味です。
> 今シーズン、私はSakuraさんが繰り返し書いていらっしゃる「ジャッジは公平・公正です」という言葉を、まずは100%信じてみよう、と思っています。
ですから、出てきた点数は、必ずジャッジがなんらかの根拠と自信を持って出した点数だと思っています。
しかし、その根拠が、素人には本当に分かりにくいのです。

ジャッジングの理由は、その審判のスケートを見る、あらゆる経験と価値観や
その重要度の違いなど、全て勘案されて出されたものであるので
例えば、私の感じた部分と乖離があっても、この方との価値観とは多少違いがあるのだな…
と、思うしかないんですよね。(^_^;)

でもね、直接、目をみて話す間柄になっている、昔の競技者同士ってのは
大同小異はあるけど、スケートを見るって部分は、だいたい同じなんですよ。
そして、付き合いのある人間は、その人間性や、ジャッジの仕事振りなど
あらゆる側面を見ます。
現場で接する限り、不公平なことをする意味なんかどこにもないんです。
どこにそんな意味がある?って世界です。

世界のトップレベルの世界は違うんだよ!って、ご意見も出そうですが
貴方は、その世界を間近に見続けたの?って返すしかありません。
噂や疑惑の話が膨らんだ情報を見ても、そこから先は、その人の憶測ですよね。
本当に流失したらヤバぃ情報なら蜂の巣をつついたような大騒ぎになりますよ。

> そこでSakura先生にちょっとした解説者になっていただきたいのです。
選手同士の比較や、他試合の比較はナンセンスとおっしゃいますが、ジャッジの出した得点の理由を類推することは、経験者であるSakuraさんだからこそ、説得力があります。
高得点を出した選手の滑りを、Sakuraさんならばテレビ画面を通してでも、「ここが評価されているのではないか」と類推することが可能ではないでしょうか。
そういう、観戦のポイント、ジャッジが高得点を与えるポイントを解説していただくことで、私たち素人ファンの「観戦スキル」も、徐々にあがっていくと思うのです。
ファンも、新採点システムに適応するように、観戦スキルをあげないといけないですからね。
>
> 私たちファンも、ジャッジを信頼したいのです。出てきた点数に疑問をはさまず、納得して順位を受け入れることができれば、競技の観戦を心から楽しむことができます。
好きでジャッジを批判しているわけではありません。
素人観戦者とジャッジ(点数)の溝を埋めるためにも、ぜひぜひブログでのプチ解説をお願いしたいと思う次第です。ご一考くださいませ。

えっと…上の件に関しては、このあとのコメントでコメントされているので
いいですよね。(^_^;)
TESなら、ほぼ、こういった理由でしょう。って説明出来ますが
PCSの感性の部分は推測の域を越えられないんです。
技術部分のこういったところは、評価されていますよ~ってぐらいだけなんです。
コレは…解説者も同じでしょ。(笑) 
彼らもジャッジの頭の中の感性の部分は解説できない。

その部分を怒る人もいますが…
いったいどうしろと? 人の心の中や感じた事など解ったらエスパーですよね。

プロジェクション - Sakura - 2010年11月23日 08:06:19[ 再編集・削除 ]

v-22そるさん

ご訪問&コメントありがとうございます。

> あらためて解説していただいて勉強になりました。
>
> スケーターのプログラムを観ていて、ベクトルが観客の方を向いているか(外向的)、それとも自分自身の次の技の方を向いているか(内向的)で、タイプが分かれるような気がしています。
> 美しいポジションをとっていても、表情をつけていても、なんとなく観客に語りかけているようには思えない選手もいますし。
> 最近PCSが高く出る選手はどちらかというと前者のタイプに多いように思えていましたが、はっきりとPEの中に
> 「・投影(プロジェクション)
>   スケーターのエナジーと観衆との目に見えないつながりを獲得しているか」
> という項目があるのですね。
>
> ぜひ、ご提案のとおり、音を消して、各項目ごとにプログラムを見直してみたいです。


投影の項目は観衆が一番ストレートに感じられる部分ですので
スケーターのエナジーがどこに向かっているのか?ってのは
理解しやすいのではないかと思います。

さらに、技術的見地の中に、高度な技術力の土台に成り立っているか?
簡単な事を見栄えよくしているだけではないか?
なんて、部分が見えてくれば、高い選手や低い選手との違いも見えてくるかと思います。

Re: ありがとうございます - Sakura - 2010年11月23日 08:20:54[ 再編集・削除 ]

v-22chibiumaさん

ご訪問&コメントありがとうございます。

> PCSの解説本当にありがとうございます。
採点の基準がわかりにくく、配点も大きいことから、採点の理由が明確にされていくことは本当に大切だと思いますし、見ている側は納得したいという思いがあります。
TESは解説がされてきているので、素人でも理解しやすくなってきました。
もっともっと理解したいと思います。

TESは技術解説ですから説明しやすいんですよね。
PCSは技術部分とプログラムの構成と表現のミックスですし
感性の部分の説明が困難なんです。
5コンポーネンツはジャッジ達はレクチャーや訓練を受けていて
ある程度の意思決定の統一感はあるでしょうけど
価値観の部分や、感性の部分は、彼らが定義や基準を
自らの経験などを踏まえて、絶対評価に反映しているのかは
説明のしようがない部分なんですよ。

> 私は競技場で見るのは年に1回あるかないかですが、それでも、テレビより選手のスピードや個性、迫力を印象深く感じます。
だからテレビ観戦だとPCSは余計わかりにくいように感じます。
> また、ミスをしてもPCSの点が高い場合と、ミスをすると点に反映される(もしくはされやすい)場合があるような気がしています。
評価は積み重ねられていくものという面があるということなのでしょうか。
> もっと点が高くでてもいいのに、と思うのはファン心理。
点数はとにかく、これからも頑張っている大好きな選手たちを応援していきたいと思います。

TESもPCSも、現場で幅広く見ていくことが一番の近道なんですけどね。
トップレベルの1点の差よりも、もっと下のレベルの1点の差は如実に出ます。

ミス(転倒)などのPCSへの反映度合いは
要するに、そのミスがプログラムを壊しているか?なんですよね。
素早くリカバリーし、何事も無くプログラムの世界観に戻る選手と
明らかに引きずった印象になる選手との差は歴然だと思います。

対選手比較ではなく、全体のレベルの中でとの比較の方が
バイアス(贔屓目)などを排除できてわかりやすいと思います。

Re: 言葉不足で・・・ - Sakura - 2010年11月24日 21:24:25[ 再編集・削除 ]

v-22まる子さん

こんばんは…
思いついたものを本文中に追記してます。

> 前回のコメントでは、本文に「PCSを付けた理由は、その審判にしか説明出来ないのですよね。」
とお書きになっているにもかかわらず、「ぜひ解説を」とお願いしてしまい、申し訳ありませんでした。

ようやくチャットでお話をしましたが…
PCSの項目は定義や基準はありますが、これが基本的に絶対値というもので
図る事が出来ない部分を審判の解釈で絶対的に評価している訳ですから
同じぐらいの価値観であれば、推測は可能ですが、無理があるのですよね。

> 補足させていただくと、私が解説していただきたいな~と思うのは、特にSSについてのことでして・・・。
本文で青字解説されている部分が、とても難しいのです。
つまり「一歩の伸び」とか「膝を十分に使って氷に乗る技術」などはもちろん、極め付けが「効率よく氷を推す力と膝の柔軟性を使った引く(伸ばす)」!!「引く」?「伸ばす」??もう、本当にサッパリ分からないんです(苦笑)。

YouTube - Elektra Hetman http://www.youtube.com/watch?v=p0tib4Hc95E&NR=1

こういった映像は如何でしょ…
ダンサーのスケーティングやステップはこの推す・引くの能力を十分に使います。
膝の柔軟性でゆっくり伸ばした時の加速が見られる選手が能力が高いのですよ。

TRについても加筆しています。
春先でしたっけ…さんざんあ~だこ~だやりましたが
たくさんのサンプル(トップシニアだけでなくジュニアなども)を見るのが近道です。
比較で見ないように気をつけていけば、徐々にわかってくるかもしれません。
技術の土台に乗り、その中で如何に工夫しながら繋げていくか?って部分です。

ありがとうございました - まる子 - 2010年11月25日 15:38:57[ 再編集・削除 ]

Sakuraさん

ご丁寧にありがとうございました。
スケーティングに関しては、加筆部分はもちろんですが、なんといっても、映像が一番分かりやすいですね。ああいう感じが、評価の高いスケーティングということなんですね。シングルだと、この部分に、各エレメンツの実行力などを加味してSSの評価を出していくのかな。今まで、スケーティングを見るのに足元ばかりを注目してしまっていたのですが、今度は膝にも目を向けようと思いました。

TRも、エレメンツの間に難しいターンとかを入れてるかどうか、みたいな見方ばかりで考えていたのですが(でも分からなかった)、本当は「つなぎ」という言葉どおり、演技の中でいかにエレメンツが孤立しないか、ということが本質なのかなと、今回初めて気がつきました。(何度も説明してくださっているのにスミマセン!!)次のフランス大会、また試合の見方が変わりそうで、今からワクワクします。

たくさんのサンプルを、といわれても、何しろ限られた趣味の時間、ついつい好きなトップスケーターの演技ばかりを見てしまう私ですが、これからもよろしくお願い致します。お礼まで。

PCSは絶対評価? - Y.T. - 2010年11月28日 01:44:53[ 再編集・削除 ]

小塚選手、優勝、そしてGPF進出おめでとうございます。
何よりも彼のPCS、特にSSが高橋、チャン選手とほぼ互角にまで評価されたことが、嬉しいです。
私は小塚選手の評価が異常に低いと主張してきたけど、やっと石頭のジャッジにも彼の滑りと演技の素晴しさが理解されたようですね。

だから言うの。PCSなんて実績と相対評価と絶対評価の混ぜこぜだと。

よく、異なる大会の点数を比べても意味がないと言われるけど、それは絶対評価でないことを主張しているようなもの。何故なら、絶対評価では「異なる集団との比較」が成立することが重要な柱だからです。
ISUがパーソナルベストを認めているのはその証拠。

ところが、それだとバンクーバー五輪とその前後の大会の採点や評価とは整合性がないんですよね。
鈴木明子選手のPCSは五輪だけ59点台ですが、その前後の大会では52点台です。
この52点と59点はほぼ等価なんですね。

つまり、この点ではPCSは絶対評価ではないことを示しています。

こうした矛盾を孕んでいるPCSに疑問が集中するのは自然なこと。
3回も4回もコケた選手が高いPCSに助けられ、優勝・準優勝するなどは、その最たる矛盾でしょうね。

No title - 恵 - 2010年11月28日 15:45:04[ 再編集・削除 ]

はじめまして。
ツイッターからこのブログに辿り着きました。
最近フィギュアスケートの魅力に気付いて勉強しています。
しかし、いろいろな意見を読んで混乱するばかりです・・・。
経験者の管理人様の記事を読んでとても勉強になりました。
素人にはやはり理解できない部分が多いです。
採点したジャッジの方が点に対して説明するような場はないのでしょうか?
ジャンプの失敗は比較的分かるのですが、スピンやステップのレベルの差だったりは分かりません。
どこの放送でも説明はありませんし、解説者の方はこの選手は○○が綺麗、上手いなどおっしゃられてもその難易度でジャッジの評価は違ったりします。
実際に会場で見るのと違い、テレビでしか見ないのでやはりその部分を理解するのは難しいのでしょうか?

建前と本音 - まる子 - 2010年12月01日 12:41:46[ 再編集・削除 ]

Y.T.さん

こんにちは。いつもY.T.さんには反論的なコメントを差し上げているような気がして申し訳ないのですが、Y.T.さんなら、私が書くことが「反論的」ではあっても「反論」ではないとご理解くださるかと思います。

Y.T.さんの先のコメント、PCSが絶対評価であることへの疑問について、私は全面的に同意しています。他の試合とスコアを比較することが出来ない以上、絶対評価であるわけがありません。仮に、全く同じ審判団がすべての試合を採点することにしたら、もしかしたら絶対的な評価に近いものが出てくるのかもしれませんが、現実的には無理ですよね。だから私は、絶対評価というのはあくまで「建前」の話で、実際には「相対評価」的に運用されていると思っています。Y.T.さんと私が違うのは、私はもう「建前」に付き合ってルールを云々することを諦めてしまったという点でしょうか。「諦めた」というとネガティブですね。建前を建前として、本音とは違うんだということを「認めた」、というほうが正しいかもしれません。

ルールをどんなに正しいと思う方向へ改めても、採点をどれだけ公平と思われる方法で行っても、出てきた順位と素人ファンの心の内には、必ず乖離があるでしょう。なぜなら、素人ファンの目はジャッジの採点基準を理解できないからです。旧採点時代のほうが乖離が少なかったなんていうのは、幻想だと思います。当時は、今のようにツイッターやブログなどという、個人の不満を手軽に流布する術がなかったから、素人ファンの見解が独り歩きして、いつの間にか正論のようになってしまう、ということがなかっただけではないでしょうか。

結局、相対評価だろうが、絶対評価だろうが、結果的に出てくる順位は変わらないと私は思います。ISUはベストスコアを認めていますが、例えばグランプリシリーズだって、ファイナル出場はスコアではなく順位をもとに決めますし(同点の場合はスコア比較になるので、そこが残念です)、オリンピックや世界選手権への派遣も、主に国内大会(または他の試合も含めた)の順位を参考に選出されているように思います。結局は、フィギュアスケートというスポーツの性質からして、順位を出す、つまり相対的に評価していく、ということしか出来ないのだということを、現場では皆さん承知なのではないでしょうか。現場でも本気で「絶対評価」だと思っているなら、グランプリシリーズだって、6試合をとおしてスコア順に並べて上位6人を選べばいいのですから。

PCSの内容が不可解であると疑問を呈すること自体は、自然なことだと思います。実際、どうやって採点しているのか本当に難しいですよね。私も、しつこくSakuraさんに解説をお願いしています(笑)。でも、それが選手の大会での評価が不当である、順位がおかしい、ということに直接つながるとは考えなくてもよいでしょう?
少なくとも私は、出てきた順位が正当であると信じるようにしただけで、ガラリと観戦を楽しむことができるようになりました。

Y.T.さんにはY.T.さんの観戦スタンスがあると思います。私などよりもずっと観戦歴が長く、競技への思い入れも深いことでしょう。だからこそ、試合を見ることがストレスなんだろうな、ルールに不満があるんだろうな、と感じるコメントが、心に痛いです。

長文失礼致しました。私はこうして色々な考え方の人と語り合うことが好きなので、ついつい自分とは違う考えの方に対してコメントをしてしまうのですが、よろしければまたY.T.さんのお考えもお聞かせください。
PCSの内容を理解することは本当に難しいですが(私はもちろん理解してませんよ^^;)、シーズンの残り試合を、Y.T.さんが楽しく見られたらいいなと願っています。

Sakuraさん、微妙にエントリーの内容とずれたコメントですみません。。。。

PCSミステリー - Y.T. - 2010年12月01日 20:54:43[ 再編集・削除 ]

まる子さん。
コメント、ありがとうございます。
とても気を使った丁寧な書き方をされ、恐縮いたします。
ご安心下さい、私は冷静ですから(笑)

Falling stars
by Sonia Bianchetti
November 2010

フィギュア界のご意見番、ソニア・ビアンケッティさんもチャン選手の不可解なPCSに、皮肉まじりの辛辣な批判を書いています。

…There must be a new rule somewhere in the ISU Regulations that states that inProgramComponents, a jump landed directly on the buttock deserves more credit! Otherwise, how can anyone explain marks ranging from 8 to 9 awarded by some judges in Program Components to Chan,…

ビアンケッティさんも「ダイレクトに尻で着氷したら、もっと高いPCS評価を出せとの、新ルールがISU文書のどこかに書いてあるに違いないわ」

やはり、誰でも変だと思うことは一緒なんですね。

諦めるというのは、何か悲しい感じもしますね。
ビアンケッティさんのような影響力はないにせよ、ファンの声は何らかの形でISUや日本スケート連盟に影響を与えると信じています。

フィギュアが単なる組織と選手だけの内輪のスポーツにとどまらず、よりメジャーなスポーツに発展していくためには、ファンの声を無視することは出来ないと思います。

何故なら、ファンがいてこそのフィギュア競技と私は信じているからです。
ビアンケッティさんも「選手が自分の主張をしたり、観客にコミュニケートする時間の余裕が無く、観客に向けた演技ではなくジャッジに向けた演技をせざるを得ないルールである限り、失ったファンが戻ってくることはないであろう」
と悲憤をまじえた警鐘を鳴らしています。

旧採点法で重視された「演技全体の流れや完成度」が軽視され、ジャンプ等で4コケした選手が優勝してしまうようなルールによる競技では、いずれ日本や韓国でも人気が低下していくでしょう。

確かに選手それぞれの滑りや演技、高度な技を楽しめば良いし、私もそのように色々な選手の演技を楽しんではいます。フィギュアファンなら皆そうでしょう。
下位の選手やノービスの選手の演技は点数をあまり気にせず見れますし、また彼等、彼女等の演技を見るとトップ選手達がいかに凄いことをしているかも分ります。

しかし、やはりスポーツである以上、勝敗や優劣がファンの目にも明快であるように改善して欲しいと願うものです。
フィギュアは自分との戦い、孤独なスポーツと言われますが、荒川さんや村主さんは「ライバルの存在、あの人には負けたくないという思いと、ファンの声援がモチベーションを支えてくれた」と言っています。

また、選手やコーチの出した著作や発言から、ジャッジから如何に0.1点でも高い得点を得ようと健気な努力をしているのを知ると胸が熱くなります。
ジャッジとなるべくお話しをしたり、衣装一つでもお金と相談しながらアレコレと工夫に工夫を重ねたり、涙ぐましい努力ですね。

競技スポーツである以上、点数や順位を競うのですから、「比較」するのは当然ですし、何のかんの言いながらもファンは誰が勝つか、胸をワクワクさせるわけです。
だからこそ、採点にファンがシビアになるのは自然の成り行きと思うのです。

そうでなければ、アイスショーだけを見ていれば済むことですから。

残念なのは、日本にはビアンケッティさんのような「ご意見番」がいないことです。
荒川静香さんに期待しているのですが、残念ながら平凡な解説者に留まっています。たぶん、採点批判を語るなど許されない雰囲気、プレッシャーがあるのでしょう。

ビアンケッティさんが「転倒祭り」と呼ぶように、今季のGPSはやたらと転倒が多いという印象があります。データを取ってはいませんが。
これがルール改定による影響なのか、偶然なのか、あるいは五輪後のシーズンとて、キム選手、ロシェット選手、ライサチェク選手、プルシェンコ選手など、トップ選手が「休養」になっているため、レベルが低下しているためなのか、不明ですが。

書いているうつになにやら支離滅裂になってしまいましたが、ご容赦を^^;

難しいと思います。 - Sakura - 2010年12月02日 02:03:59[ 再編集・削除 ]

v-22恵さん

ご訪問&コメントありがとうございます。

そうですよね。
NETでも、様々な意見が飛び交ってますし混乱されて当然だと思います。

採点に関して、ジャッジなどが、その採点に関して説明する事は
現実的に非常に難しいでしょう。
でも、その代わりには不十分かもしれませんが
プロトコルが競技終了後に公表されています。

TVの解説者は現役ジャッジならば、正確に解説出来るのでしょうが…
選手経験者といえども、具体的に断言していくケースは少ないですね。
自分にはこのように見えましたが、ジャッジはどう判断するか…
ってフレーズが気になるとは思います。

また、TVなどでは、あまりにも専門的な解説は行わないですね。
BSやCSなど、専門チャンネルの放送は、解説も専門的だそうです。

> しかし、いろいろな意見を読んで混乱するばかりです・・・。

> 素人にはやはり理解できない部分が多いです。
> 採点したジャッジの方が点に対して説明するような場はないのでしょうか?

> 実際に会場で見るのと違い、テレビでしか見ないのでやはりその部分を理解するのは難しいのでしょうか?

絶対評価考 - Winter - 2010年12月02日 02:52:52[ 再編集・削除 ]

>絶対評価では「異なる集団との比較」が成立することが重要な柱
私もこれは少々引っかりましたのでY.Tさんがご指摘なさりたい点、よく分かります。チャットで疑問をぶつけてみたりしちゃいました。

その中でちょっと新しく勉強したことがありました。
絶対評価の中には「到達度評価」と「認定評価」があるということです。

Sakuraさんがエントリー手直しして触れてくださっています。
a.到達度評価-明確な評価規準及び基準があり、それに基づいて評価
b.認定評価-評価者が「満足のいく成果」と認めたかどうかによる評価。評価基準が明文化されない。芸事に関係するものや理解の深さの判定など、計測・測定が困難な事柄の評価に用いる。

絶対評価といえばaの到達度評価しか頭に無かったので新鮮でした。Sakuraさんが「異なる大会の点数を比べても意味が無い。」と仰るのはこれのことかと。まさにPCSは「計測・測定が困難」ですよね。そのため連盟も最大限の努力をして評価規準を示しているのが本エントリーに当たると思うのですが、その運用は各審判がbの認定評価を用いて行うわけです。何しろ計測は不可能ですから。

で、その各審判の「認定基準」は明文化されていませんから第三者がそれを推測することは困難ですし、異なる集団や評価者間での比較の意味が薄れます。何となく相対評価的なものが入り込んでいる感じがするのはこのためかと。でもこれも絶対評価の一つに分類されているのです。

では各審判が自分の好き勝手な「認定基準」を設けて何でもあり状態かと言うと、私はそうは思いません。Sakuraさんが何度も強調されているように本来は数値化が不可能といえる「芸術性」や「出来栄え」を客観的に評価するべく最大限の努力をした結果が現在の完全とはいえない採点システムだと感じるからです。

地元コーチ達と話していて何が「満足のいく成果」かを言語化して説明することはとても難しいことだと実感しました。その「体感」を持っている経験者たちがおかしいと思ったら審判に説明を求めることが出来るシステムがあるのならば、そこで問題になっていないのであれば、それは許容範囲内なのではないでしょうか?これ以上の客観性をどう確立すればよいのでしょうか?(転倒とPCSの件については両論ありますが、納得論のほうが多いように感じます。長くなるのでこれは別の機会に…。)

各審判の「認定基準」に許容範囲内の差異がある以上、疑問は常に付きまとうでしょう。ファンのスケート離れを心配するY.T.さんのご意見には深い愛を感じます。でも具体的な改善案も無く、体感で理解できる経験もないおうちスケートファンとしては、疑問は「わからない事」として質問するに留め、まる子さんの仰るように連盟や審判の努力に信頼を寄せて演技を楽しんでみるのもまたいいものですよ。

PCSミステリー - Y.T. - 2010年12月05日 14:09:05[ 再編集・削除 ]

Winterさんの引用された「認識評価」は、私には難しくて歯が立ちません。

要するに、PCSにおいて、ジャッジは絶対評価を目指してはいるが、現状は相対評価、絶対評価、過去の実績の混合による採点という過渡期と考えるしかないでしょうね。

浅田選手フリー演技のPCS比較。
フランス大会:56.22 7.21 6.75 6.75 7.14 7.29
NHK杯……:56.22 7.46 6.86 6.64 7.21 6.96

フランス大会の方が出来映えが良かったことは100人が見れば、100人とも同じ意見でしょう。
各技術面のエレメンツにおいても、スピン、ステップ、スパイラルのいずれも全てフランス大会の方が出来映えは上でした。

ところが、PCSは全く同じ点数であり、むしろ、SS、TR,CHは下がってしまうという奇怪な数値になっています。

これは絶対評価では起こり得ないお話です。
つまり「大会毎に審査基準(又は目安)は異なり、その基準(目安)に従って絶対評価と相対評価の混合的採点が行われている」と解釈すれば、ずっと理解できます。もちろん異なる集団(大会)の採点比較などナンセンスでしょう。しかしISUは「比較できる」という観点から様々な大会ルールを設け、採点記録なりを認定しています。ここは矛盾しているのです。

安藤選手のフリーでも、五輪よりも世界選手権の方が全体の滑りでも技術点でも明らかに上だったのに、逆にPCSは下がってしまうという奇怪な現象も、これと同じように考えれば理解できます。

しかしながら、点数も評価も極めて主観的であったとしても、えこひいきや不当な採点は無いだろうと、一定の信頼は置いてフィギュアを観戦しているつもりです。

あるとすれば誤審、判定ミスの類でしょう。またはルールの問題でしょうね。
フランス大会、女子フリーではコルビ選手の3Lzは転倒したものの、回転は認められていました。
しかし、スロー再生を見れば誰でも分りますが、靴があらぬ方向に向いて着氷しているのがわかり、UR判定は最低のラインだったでしょう。明らかに技術役員のミスと思います。
これがGPF進出や、世界選手権の優勝や表彰台を左右するポイントであれば大騒ぎになることでしょう。

絶対評価 - Y,T - 2010年12月15日 21:47:22[ 再編集・削除 ]

GPFへの出場資格

①合計ポイント上位6選手が出場する。

②複数の選手のポイントが同点で並んだ場合は最高順位の高い選手が出場資格を得る。

③最高順位も同じだった場合は「総得点の高い」選手が出場資格を得る。

ISUのバイオを見れば分るように、パーソナルベストという記録が、ショート、フリー、PCS、総合得点等にわたり、それぞれどの選手にも明記されています。
キムヨナ選手の場合はもちろんバンクーバーの得点が全て、パーソナルベストとして明記されています。

また、選手もパーソナルベストが出ると喜びます。
(シーズンベストもある)

以上のことからISUは異なった集団における採点数字は「比較できる」としていると、見なさざるを得ない。
つまり、採点は普通に言われる絶対評価と認識しているからでしょう。

もし、そうでないとすれば、大会毎に異なるから比較出来ないというのであれば、パーソナルベストなど、ナンセンスであろうし、喜ぶのもナンセンスだし、GPFの基準に「総合得点」があるのもナンセンスと言えるでしょう。五輪のような特別な大会における採点のパーソナルベストはなおのことナンセンスであろう。

絶対評価と相対評価 - Y,T - 2010年12月15日 23:23:55[ 再編集・削除 ]

単なる個人記録としても、全く意味がないでしょう、ということです。

しかし、浅田選手はキムヨナ選手の世界最高得点を越えたいと言っていましたね。
越えることに、何の意味もないハズですよね。

織田選手は昨季、PCSでオール7.00以上を貰うことを目標としていました。それは実現されましたが。
しかし、これも意味がないハズですよね。

B大会で初めて得たオール7.00は、その前のA大会におけるオール7.00未満の点数とは比較できないのに、何故織田選手は悔しがり、喜ぶんでしょうね。

私が申し上げたいのは小難しい理論ではなく普通に「絶対評価」がISUの採点であるということです。
それでよいと思います。
ただ、現在は未だ「過度期」にある関係上、絶対評価の「公平さ、正確さの純度」はまだまだ低いでしょう、ということです。相対的評価や実績による濁りがまだあるでしょう、ということです。

そうではくては、五輪のインフレ得点など理論的に説明が出来るはずもありません。

PCSミステリー - Y,T - 2011年01月07日 01:46:59[ 再編集・削除 ]

今季の鈴木明子選手と村上佳菜子選手のPCSほど、ファンの間で論議を招いたものは少ないでしょう。

国家公務員に準えれば、村上選手はキャリアで鈴木選手はノンキャリアでしょうか。
コツコツと地道に積み上げて来た鈴木選手のPCSに、シニアデビューしたばかりの村上選手が一気に並んでしまいましたからね。この先はたぶん、追い越されるでしょうね。

私は両選手の演技が同じように好きですが、やはり村上選手の演技には粗もあれば姿勢の悪さがあります。この辺はタラソワさんも指摘していましたね。
一方の鈴木選手の演技はやはり円熟した所作が見る人を曳き付けます。
ファンも長い間見てくれば、目が肥えてきますのでごまかしは効きません。
しかし、何故かPCSはほぼ同一線上なんですね。もちろんジャッジには根拠があっての採点なんでしょうが、この辺は誰からも説明がないので、ファンは常にツンボ桟敷に置かれています。

しかも、ルッツとフリップの両方に「e」がつく、ステップはレベルが低い等、何故か鈴木選手には厳しいのでは?と思えるような判定や採点がありました。
従って、世界選手権に選定される為には、鈴木選手は一つのジャンプのミスも許されない状況だったのでしょう。それがプレッシャーとなって今回のジャンプミスに繋がったのかもしれません。
PCSのアドバンテージがあればまだ気持ちに余裕が持てたであろうにと、同情してしまいます。
もちろん、この辺は現役選手としての時間が少ないであろう鈴木選手に肩入れしたくなるファンの心理もありますが。

チャン選手のこと - Y,T - 2011年01月12日 01:22:53[ 再編集・削除 ]

ISU国際ジャッジでもある城田さんが報知新聞にコラムを連載しています。
ちょっと古い情報ですが、その城田さんもさすがにチャン選手の「高止まりPCS」には少々首を傾げているようですね。

…ジャンプの失敗があっても、転倒が続いても、内容に関係なく、演技構成点が定番のように高く付いているように感じるのは気のせいだろうか? 審判の義務と権限の一部に「常に完全に、公平・中立でなければならない…

立場から考えて、これが限度一杯の疑問提出でしょうね。でも、よく書いてくれたと思います。

多くのファンが変だと感じていることを、現役の国際ジャッジの中にも同じように感じている方がいるんですよね。
チャン選手も記者から「あなたのPCSは過度に高いが…」と突っ込まれていますが、チャン選手自身が高過ぎることを半ば認めていることに少し、安心しました。彼なら「高い点数が出て当然」くらい言いそうなんですが、そうではなかった。

とはいうものの、私はチャン選手は現在世界最高の滑りをするスケーターと思います。
ジャンプ以外のフィギュアの醍醐味を改めて実感したのも、彼の演技を観戦してからです。

彼の少しアクの強い雰囲気や「ビッグマウス」や「高止まりPCS」等で、日本ではジュベール選手やランビエール選手、プルシェンコ選手のようなカリスマ的人気はありませんし、高橋選手の演技と比較されて何かと批判されますが、私個人はチャン選手は彼等に勝るとも劣らぬ凄いスケーターと思います。

最近知りましたが、何と!タラソワさんがチャン選手の演技を最高級に絶賛しているんですね。
ローリー・ニコルによる最高の演技と。
凄い。さすがはタラソワさん。器が大きい。
敵愾心か嫉妬心でもあるのか、事ある毎にタラソワさんのプログラムに毒づいているカナダのトレイシー女史とは人間の器が違うようです。

また参照させていただきました - ピース - 2011年03月03日 20:04:45[ 再編集・削除 ]

PCSはほんとに難しいですね。いろいろ議論しているうちに、何か見えるものもあろうかと当ブログで取り上げてみたのですが・・
皆様にも参加いただいて、ご教示いただけるとうれしいです。

Performance/Executionについて - 20ten_npg - 2012年11月05日 12:27:53[ 再編集・削除 ]

Sakuraさん、こんにちは。
Twitterからこちらの記事にやってまいりました。
TwitterもブログもROMってはいるのですが
しばらく自分ではさっぱりつぶやかず、書き込まず、でして。。(^^;
PCS,改めて各項目の詳細を見ると、本当に細かく定義されているのですね。
自分の中では言葉の意味からざっくり捉えていたものが
なるほどな、と思う次第です。
ところで、一つだけ気になることがありまして。
Performance/Executionの日本語訳なのですが
“力”はとった方がよいのでは、と思います。
Executionの意味は“遂行、履行、実行”なので“行うこと”です。
“実行力”となると意味が変わってきてしまうと思うのです。
評価の対象は実際に行われた演技であって
演技を行った選手の能力ではないと思うのです。
日本語で実行力っていうと実行する力になってしまうと思うのですよ。
なんか重箱の隅をつつくようで、すみません。
私の中では、いわゆる演技力、表現力を評価する部分は
PCSの中の演技、振付、解釈の3つで総合的に、といった感じなのかなとおもっています。
ちなみに演技/実行の項目の定義には“正確性”という言葉があり、
いくらエレメンツとPCSの評価は別、とはいっても
エレメンツも含めての演技であり、プログラムなんだから
解釈や振付なら仮に乱れても10点つけてもまぁ、しょうがないか、とも思いますが
転倒があったり、多少なりとも乱れたところがあったら
演技/実行は10点はつけちゃだめだろうと思います。
今年は男子は国内も国際大会も混戦が予想されます。
点数の差はジャンプの成功か失敗以外に
エレメンツのレベル、出来栄え、
PCSの点数が相当影響しそうですね。
本当に選手は大変だな、と思います。
それでは。長々とお邪魔しました。




Re: Performance/Executionについて - Skater_Sakura - 2012年11月09日 05:05:25[ 再編集・削除 ]

v-2220ten_npg さん

ご訪問&コメントありがとうございます。
レスが遅くなり申し訳ありません。

> PCS,改めて各項目の詳細を見ると、本当に細かく定義されているのですね。
> 自分の中では言葉の意味からざっくり捉えていたものがなるほどな、と思う次第です。

PCSの各項目は、定義、基準も詳しく書かれていて、どの部分が当てはまるのか?
は、難しいと思いますね。

> ところで、一つだけ気になることがありまして。
> Performance/Executionの日本語訳なのですが
> “力”はとった方がよいのでは、と思います。
> Executionの意味は“遂行、履行、実行”なので“行うこと”です。
> “実行力”となると意味が変わってきてしまうと思うのです。
> 評価の対象は実際に行われた演技であって
> 演技を行った選手の能力ではないと思うのです。
> 日本語で実行力っていうと実行する力になってしまうと思うのですよ。

なるほど…その部分は、少し悩んだところだったんです。

http://ejje.weblio.jp/content/performance/execution

上記のような辞書サイトもありますし。。。

> 私の中では、いわゆる演技力、表現力を評価する部分は
> PCSの中の演技、振付、解釈の3つで総合的に、といった感じなのかなとおもっています。

演技力、表現力って言葉は、結構便利で広義の括りで言えば、どこにでも当てはまるような気がします。

> ちなみに演技/実行の項目の定義には“正確性”という言葉があり、
> いくらエレメンツとPCSの評価は別、とはいってもエレメンツも含めての演技であり、プログラムなんだから
> 解釈や振付なら仮に乱れても10点つけてもまぁ、しょうがないか、とも思いますが転倒があったり、多少なりとも乱れたところがあったら演技/実行は10点はつけちゃだめだろうと思います。

確かにそう感じてもおかしくないと思います。
審判にも個人ごとに多少違う主観があるはずなので、10点に対する考え方にも差が出てしますのでしょうね。

また、いつでも気軽にお越しくださいね。

レスありがとうございます。 - 20ten_npg - 2012年11月15日 00:48:37[ 再編集・削除 ]

sakuraさん、こんにちは。
お忙しい中、レスありがとうございました。m(_ _)m
風邪、大丈夫ですか?
お大事になさってくださいね。

”実行力”と訳してる辞書もあるんですね!
勉強になりました。

いまだ論争の絶えない(?)新採点システムですが
個人的には6.0の旧採点よりはずっと分かりやすいし、よくできたシステムだと思っています。
TESに関してはほとんど主観の入り込む余地がないくらいになってると思いますし
PCSもまったく思うところがない訳ではありませんが
sakuraさんがおっしゃる通り主観が反映されることも考慮して
ある程度の人数のジャッジの平均をとることになっているんだろうと思いますし。
改善してほしい点は、できればそろそろランダムオーダーで採点表を表示するのをやめてもらえないかなぁと。(^^;
いまは自分でなんとなく多分これとこれが同じジャッジかなぁと並べ直して見ている状態なので。
同じジャッジの点を縦で並べてくれれば
そのジャッジの採点の基準が各選手の採点でぶれていないことがもっと分かりやすいと思うのです。
陰謀説もちょっとは減るんじゃないかと思うんですけど、ね。

またお邪魔させていただきます。
どんどん冬が近づいてますので
お体、ご自愛くださいね。











保護観点かなぁ… - Skater_Sakura - 2012年12月04日 03:35:04[ 再編集・削除 ]

v-2220ten_npgさん

> お忙しい中、レスありがとうございました。m(_ _)m
> 風邪、大丈夫ですか?


またまたレス作業放置気味で申し訳ないです。
風邪は峠を越えたようです。 結構長かった。 初めての経験です。

> いまだ論争の絶えない(?)新採点システムですが
> 個人的には6.0の旧採点よりはずっと分かりやすいし、よくできたシステムだと思っています。
> TESに関してはほとんど主観の入り込む余地がないくらいになってると思いますし
> PCSもまったく思うところがない訳ではありませんが
> sakuraさんがおっしゃる通り主観が反映されることも考慮して
> ある程度の人数のジャッジの平均をとることになっているんだろうと思いますし。


旧システムには点数も参考程度にしかなりませんし、実際はジャッジの講評を聞く事の方が今後の課題を知る唯一の方法だった事を思えば、新システムは非常に解り易いです。

> 改善してほしい点は、できればそろそろランダムオーダーで採点表を表示するのをやめてもらえないかなぁと。(^^;
> いまは自分でなんとなく多分これとこれが同じジャッジかなぁと並べ直して見ている状態なので。
> 同じジャッジの点を縦で並べてくれれば
> そのジャッジの採点の基準が各選手の採点でぶれていないことがもっと分かりやすいと思うのです。
> 陰謀説もちょっとは減るんじゃないかと思うんですけど、ね。


この点に関しては私も無いほうが親切だとは思うんですけどね。
ただ、ジャッジ保護観点(他競技では事件化することもあったので)もあるのだと思います。

現在のDetail縦軸は同一JPだと聞いているので、現状のままでもそれほど問題も無いと思いますけどね。

> またお邪魔させていただきます。
> どんどん冬が近づいてますので
> お体、ご自愛くださいね。


ありがとうございます。
最近は静かなBlogになってますので、常連さん達も、コメント訪問は喜ぶと思います。
どうぞ、お気軽にお越しください。

SSの評価要素の数について質問 - barutantomozou - 2013年01月06日 02:30:41[ 再編集・削除 ]

基準: 
1.体幹のバランス、膝の使い方、正確な足裁き
2.リズム、パワー伝達、体幹を使った効率的な推進能力
3.重心を効率的に使う、無理のない加速
4.クリーンでコントロールの効いた滑走能力
5.ディープエッジを使ったコントロールされたステップ
6.パワー(エネルギー)・スピード・加速の多様性
7.多様な方向・回転方向・フォア・バックのスケーティング
8.片足スケーティングの習熟度や両足スケーティングの少なさ

さくらさんの記事の中での項目に便宜的に数字を振りましたが、原文を見るとシングルに適用される要素数は大きく6個だと思います。

1と2で一つの要素、4と5で一つの要素と見るべきではないのでしょうか?

1.体幹のバランス、膝の使い方、正確な足裁き .リズム、パワー伝達、体幹を使った効率的な推進能力
2.重心を効率的に使う、無理のない加速
3.クリーンでコントロールの効いた滑走能力 .ディープエッジを使ったコントロールされたステップ
4.パワー(エネルギー)・スピード・加速の多様性
5.多様な方向・回転方向・フォア・バックのスケーティング
6.片足スケーティングの習熟度や両足スケーティングの少なさ


こういう要素数だと原文からは受け取れるのですが?

ランダムオーダー及びダミージャッジについて - barutantomozou - 2013年01月06日 02:41:31[ 再編集・削除 ]

>現在のDetail縦軸は同一JPだと聞いているので、現状のままでもそれほど問題も無いと思いますけどね。 <

国際大会でもこれが事実なら、ぜひ公表して欲しいですね。
ランダムオーダーがジャッジ№の並びだけのシャッフルであれば、点数の確認がしやすいですから。

ダミージャッジだけは公表して欲しいですね.どの国のジャッジがはじかれたか。
陰謀論を抑えるには、そこまでは最低限は必要だと思えますね。

原文の意味 - Skater_Sakura - 2013年01月15日 01:42:12[ 再編集・削除 ]

v-22バルタントモゾウさん

レスが遅くなり申し訳ありません。

> 基準: 
> 1.体幹のバランス、膝の使い方、正確な足裁き
> 2.リズム、パワー伝達、体幹を使った効率的な推進能力
> 3.重心を効率的に使う、無理のない加速
> 4.クリーンでコントロールの効いた滑走能力
> 5.ディープエッジを使ったコントロールされたステップ
> 6.パワー(エネルギー)・スピード・加速の多様性
> 7.多様な方向・回転方向・フォア・バックのスケーティング
> 8.片足スケーティングの習熟度や両足スケーティングの少なさ


Program Components Overview
http://www.isu.org/vsite/vfile/page/fileurl/0,11040,4844-152077-169293-64120-0-file,00.pdf

原文 SSの基準
• Balance and rhythmic knee action and precision of foot placement
• Flow and effortless glide
• Cleanness and sureness of deep edges, steps and turns
• Power/energy and acceleration
• Mastery of multi directional skating
• Mastery of one foot skating
• Pair Skating and Ice Dancing – equal mastery of technique by both partners shown in unison
• Ice Dancing – compulsory dance – ice coverage


Components with Explanations
http://www.isu.org/vsite/vfile/page/fileurl/0,11040,4844-152086-169302-64121-0-file,00.pdf

Criteria:
Balance, rhythmic knee action, and precision of foot placement Flow and effortless glide
Rhythm, strength, clean strokes, and an efficient use of lean create a steady run to the
blade and an ease of transfer of weight resulting in seemingly effortless power and acceleration.
Cleanness and sureness of deep edges, steps, and turns
The skater should demonstrate clean and controlled curves, deep edges, and steps.
Varied use of power/energy, speed, and acceleration
Variety is the gradation – some of which may be subtle
Multi directional skating
Includes all direction of skating: forward and backward, clockwise and
counterclockwise including rotation in both directions.
Mastery of one foot skating
No over use of skating on two feet.
Pair Skating and Ice Dancing: Equal mastery of technique by both partners shown in unison.
Ice Dancing: Compulsory Dance – Ice Coverage

> 原文を見るとシングルに適用される要素数は大きく6個だと思います。
> 1と2で一つの要素、4と5で一つの要素と見るべきではないのでしょうか?

参考にしながら記載した日本語訳を見比べると、変ですよねぇ…(^_^;)

PCSの説明にある原文を元にされるのが間違いがないです。

1と2は似たような印象を持たれたのかも知れませんが
1は主に膝をよく使ったフットワークを通じた体幹のバランス
2は上体や膝などをリズムよく使った効率の良いパワーの伝え方(氷の推し方)や能力を指してます。 

極論かもしれないけど… - Skater_Sakura - 2013年01月15日 02:04:47[ 再編集・削除 ]

v-22バルタントモゾウさん

> >現在のDetail縦軸は同一JPだと聞いているので、現状のままでもそれほど問題も無いと思いますけどね。 <

> 国際大会でもこれが事実なら、ぜひ公表して欲しいですね。
> ランダムオーダーがジャッジ№の並びだけのシャッフルであれば、点数の確認がしやすいですから。
>
> ダミージャッジだけは公表して欲しいですね.どの国のジャッジがはじかれたか。
> 陰謀論を抑えるには、そこまでは最低限は必要だと思えますね。


極端かもしれませんが…
陰謀論を信じている人達は、アメリカなどランダムオーダーに反対を表明しているスケ連のプロトコルを分析すればいいんですよ。

現行ルールでは倫理規定も厳しく、ジャッジングに不正を働く事自体、あまりにも馬鹿げていますし…
やろうとする意味がワカラン。(笑) 
やったとしても、複数人が同じ目的で協力し合わなければいけないし
ageようとする選手とsageようとする選手の”実力差が拮抗”していないと、協力しても順位を入れ替える事は不可能ですし。
普通に考える事が出来る人ならば、やろうとしても確実に思うようには出来ない事ぐらいわかるはずです。

ある一定の影響力や社会的名誉のあるジャッジ関係者が知り合いだらけのスケート界から”永久追放”されるかも知れないリスクをホンキで犯すほどのメリットって一体何?ですよ。

陰謀論の温床についての考察 - まりごっく - 2014年08月09日 20:44:41[ 再編集・削除 ]

初めまして。
こちらの投稿ルールが分からないので、良いようにお取り扱い下さい。

羽生効果でフィギュアの話題が増え、今頃になって、陰謀論があることに気付きました。
以下、テレビ観戦者でサーシャ・コーエンを応援して、ネット上の英語資料で新採点システムの理解に努めた私が経験した、世間一般のPCSについての誤解。

1「要素」は、TESで技術、PCSで芸術性を評価する
2「氷上のバレエ」だから、バレエっぽいポーズが美しい方が加点する
3「芸術性」は、審判の主観で決めている

TES対象の要素の実行以外の部分の演技を、スケート技術的に評価している、と知らないみたいです。
いや、そっちの時間の方が全然長いのに、採点しないわけにいかないでしょ、と言うと、考えたこともなかった、と半信半疑の反応ですよ。
私の説明が正しいと証明する手軽な方法が無く、そのままです。

私は英語はそこそこ出来るので、ISU Components の動画が分かりやすかったです。
得点要素表に無いウォリウォリ、フォーリンリーフなどといった要素があり、そんな要素のうちイナバウアーはスパイラルより難しい、そうした要素の数や難度、その出来を審判が見て、PCSに反映させている。
指先の表現や足を上げた高さにごまかされず、体幹バランスやエッジを見ている。
TES要素が全く影響しないわけではなく、例えば、ジャンプの成功で気分が上がり身体が動いてスピードが出る、逆に、ジャンプ失敗の動揺で振り付けを省き音楽に遅れる、といった場合、審判は見逃さないので、PCSは上下する。
とにかく、広いリンクを動き回る選手を見ながら、制限時間内に審判が判断しなければならないことが多過ぎ、正確無比な採点は難しい。
といったことが、ずぶの素人にも分かりやすくまとまってました。
選手や保護者がプロトコルを理解する一助にもなるし、似たような教育ビデオの日本語版があっても良さそうに思います。

選手を守って絶対不利になることは言わない、ミスター・ニックスやフランク・キャロルの巧妙なレトリックはお笑いの域ですが、あの御年で、新採点システムにがっちり対応して点読みしています。
日本のトップ・コーチも、難度の割にGOEやPCSが出ないプロフラムと分かっていても、それがアイドル選手の希望なら、叶えるべく最善を尽くすしかないことがあるでしょう。
点が出ないからといって、なぜ、陰謀論に流れるファンがいるのか。

北米の報道では、最初はソトニコワの金メダルに驚いても、エレガントなキムヨナ対アクロバティックなソトニコワの、スケート技術プレゼン能力はほぼ互角、点差はジャンプ、という解説に納得する流れでした。
納得していないのは、ヨナの母国で、国外のニュースどころか、現実すら見ないタイプの人達でしょう。

日本でも同じこと。
Wikiの陰謀論の一覧を見ると、教祖と信者がいつもどこでもいたことが分かります。
気持ち良く幻想に浸っている、フィギュア陰謀論の信者には、PCSの正しい理解は必要無いから、きっと何を言ってもムダです。

フィギュア関係者は、陰謀論を気にするヒマに、フツーの人に正しいPCSの理解を広めることです。
まず、TES要素以外の演技の「技術的」評価である、という基本中の基本から、よろしくお願いします。

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