★回転不足の見方★ 審判はこう見ている・・・
ISUフィギュアスケート世界選手権2012も近づいてきました♪
日本代表選手達も、シーズンの集大成を締めくくるために万全の準備をしていることでしょう。
今回は世界選手権で回転不足による判定でもめたりしないように映像&画像で
審判はどの様に判定しているのか?を見てみましょう。
特定選手の判定で、審判の誤審だ! 認定された、認定されていない…。
と、FSファン同士がもめたりしないように、正しい見方を確認してください。
作為的な映像やBlogなどで紹介された、誤った見方をしないためにも。
好きな選手が受けた判定、嫌いな選手が受けた判定を対比させ審判は誤審をしているっ!
と、いう感じで、書いてあるケースは結果ありき。で、書いている事もありますから。
日経コラム【フィギュア『回転不足』って何なのか】
http://s.nikkei.com/rT1Mpn
本来は日経コラムに許可を得るべきなのでしょうが記事中の画像に回転不足の説明を付けちゃいました。
まず、、回転不足かどうなのか?を見る練習をしましょう。
Michael Weiss先生のジャンプ映像でチェックしてくださいね。
ジャンプの質を見る訓練はシングルやダブルを見れば解りやすいです。
最高難度のトリプルやクワドは非常に難しいです。
もちろん、当然ながら回転不足など皆無です。
着氷の姿勢や適正なブレードの角度、その後の流れを覚えて欲しいのです。
短い映像ですので是非、全て見て下さいね。
The Axel Junp
http://youtu.be/mFGLGFv8Mu0
The Toe Loop Junp
http://youtu.be/SaecLU_69Ak
The Salchow Junp
http://youtu.be/H_KZeYwD2dU
The Loop Junp
http://youtu.be/oh4EIzmvmYk
The Flip Junp
http://youtu.be/7Zb8C7lnYVk
The Lutz Junp
http://youtu.be/UNmTZlo0tc8
さて、目が慣れてきたところで本番です。
サンプル映像の選定に迷いましたがこちらの選手の映像を使わせて頂きます。
映像の選手の方には、感謝しています。
【3/14追記】
Blog記事作成を優先してて、参考映像の選手は誰なのだろう?
を、後回しにしていましたが、どうやらChelsea Christopher選手のようです。
Chelsea Christopher 2011 Skate Cleveland FS
http://youtu.be/uVeNGhjC-zo
下記の参考映像は高難度ジャンプにチャレンジした練習ですね。
他にも、4Tや3Lzの映像もUPされています。 非常にポテンシャルも高く、素晴らしい選手ですね。
My Quad Toeloop Attempt
【3/14追記終わり】
My Triple Axel !!!!!
http://youtu.be/nuYML5Uy27s
FINALLY. It's not entirely clean, but it's extremely close and it gets better every time (:
I finally got a landed one on tape!
さて、閲覧者の皆様には、この映像はどの様に見えたでしょうか?
回転不足でしょうか?
もし回転不足ならDG? UR? それとも認定レベル?
等間隔では有りませんが、映像をキャプチャしました。
※ 説明上、静止画を使っていますが、実際のテクニカルの判定はノーマル速度もしくはスロー再生です。
画像はクリックで拡大します。



踏み切り時のブレードの向き ↑ を基準にしている訳ではありませんので要注意。
誤った認識で、映像や画像で、説明しているサイトやBlogがあります。


以下のコマから~5コマは連続キャプチャです。

この時点では、まだ着氷していません。 基準となるのは空中の進行方向(緑のライン)です。

↑ このコマが着氷の瞬間です。(体重が乗った瞬間)
DG判定の可能性が非常に高い位置です。
ブレードの向きだけでなく身体全体の向きも含めて、総合的に判断します。
※ ルール上の回転不足判定の基準は1/2以上の不足がDG判定 1/4以上の不足がUR判定です。
拙Blogでは回転不足判定の基準を1/2(180度)1/4(90度)と括弧付きで補足的に説明していますが
技術審判が180度/90度の角度で判断している訳ではありません。
あくまでルール(テクニカル・ハンドブック)の記載通り1/2の基準 1/4の基準をテクニカル・オフィシャルのミーティングで意識合わせした上で、判断しています。

もし仮に、この着氷の瞬間であれば、UR判定の可能性になります。
※ 分度器などを表示して角度を測っている映像や画像がありますが
計り方自体を間違っていて、さらに結論を誘導しているケースがあります。
着氷角度が問題ではなく、あくまで回転の不足が1/2もしくは1/4の基準を元に判断しているという事です。

【3/14 映像追加】
Triple Axel Slow Motion
http://youtu.be/IoUGQ0gTsWI
スローモーションVer 3A映像の説明のためにUPしました。
※ 再生速度は1/5に設定しています。
サンプル画像の説明を踏まえて、TOPスケーター達の映像を見て下さいね。
Figure Skating Triple Axel History -Ladies-
http://youtu.be/29SMYaEwGyM
3-3, 3A, quad collection -Figure Skating Ladies-
http://youtu.be/l-IT72GWrWE
最後に、DG判定は2種類存在します。
今回はメジャーな回転不足判定の紹介です。
もうひとつのDG判定事例は以下の記事を参照してください。
★もうひとつのダウングレード判定!?★ DGを探そう!【問題編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-171.html
★DG判定を探そう!?★ スロー再生で確認!【解答編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-172.html
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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https://twitter.com/#!/Skater_Sakura
2010年よりTwitter上でつぶやいたフィギュアスケート関連のツイート集をまとめています。
FSルールの説明や技術考察など、FS観戦に役立てば幸いです。
Skater_Sakura フィギュアスケート関連ツイートまとめ
http://togetter.com/mt/Skater_Sakura
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日本代表選手達も、シーズンの集大成を締めくくるために万全の準備をしていることでしょう。
今回は世界選手権で回転不足による判定でもめたりしないように映像&画像で
審判はどの様に判定しているのか?を見てみましょう。
特定選手の判定で、審判の誤審だ! 認定された、認定されていない…。
と、FSファン同士がもめたりしないように、正しい見方を確認してください。
作為的な映像やBlogなどで紹介された、誤った見方をしないためにも。
好きな選手が受けた判定、嫌いな選手が受けた判定を対比させ審判は誤審をしているっ!
と、いう感じで、書いてあるケースは結果ありき。で、書いている事もありますから。
日経コラム【フィギュア『回転不足』って何なのか】
http://s.nikkei.com/rT1Mpn
本来は日経コラムに許可を得るべきなのでしょうが記事中の画像に回転不足の説明を付けちゃいました。
(画像元記事をリンクしたので許して)


まず、、回転不足かどうなのか?を見る練習をしましょう。
Michael Weiss先生のジャンプ映像でチェックしてくださいね。
ジャンプの質を見る訓練はシングルやダブルを見れば解りやすいです。
最高難度のトリプルやクワドは非常に難しいです。
もちろん、当然ながら回転不足など皆無です。
着氷の姿勢や適正なブレードの角度、その後の流れを覚えて欲しいのです。
短い映像ですので是非、全て見て下さいね。
The Axel Junp
http://youtu.be/mFGLGFv8Mu0
The Toe Loop Junp
http://youtu.be/SaecLU_69Ak
The Salchow Junp
http://youtu.be/H_KZeYwD2dU
The Loop Junp
http://youtu.be/oh4EIzmvmYk
The Flip Junp
http://youtu.be/7Zb8C7lnYVk
The Lutz Junp
http://youtu.be/UNmTZlo0tc8
さて、目が慣れてきたところで本番です。
サンプル映像の選定に迷いましたがこちらの選手の映像を使わせて頂きます。
映像の選手の方には、感謝しています。
【3/14追記】
Blog記事作成を優先してて、参考映像の選手は誰なのだろう?
を、後回しにしていましたが、どうやらChelsea Christopher選手のようです。
Chelsea Christopher 2011 Skate Cleveland FS
http://youtu.be/uVeNGhjC-zo
下記の参考映像は高難度ジャンプにチャレンジした練習ですね。
他にも、4Tや3Lzの映像もUPされています。 非常にポテンシャルも高く、素晴らしい選手ですね。
My Quad Toeloop Attempt
【3/14追記終わり】
My Triple Axel !!!!!
http://youtu.be/nuYML5Uy27s
FINALLY. It's not entirely clean, but it's extremely close and it gets better every time (:
I finally got a landed one on tape!
さて、閲覧者の皆様には、この映像はどの様に見えたでしょうか?
回転不足でしょうか?
もし回転不足ならDG? UR? それとも認定レベル?
等間隔では有りませんが、映像をキャプチャしました。
※ 説明上、静止画を使っていますが、実際のテクニカルの判定はノーマル速度もしくはスロー再生です。
画像はクリックで拡大します。



踏み切り時のブレードの向き ↑ を基準にしている訳ではありませんので要注意。
誤った認識で、映像や画像で、説明しているサイトやBlogがあります。


以下のコマから~5コマは連続キャプチャです。

この時点では、まだ着氷していません。 基準となるのは空中の進行方向(緑のライン)です。

↑ このコマが着氷の瞬間です。(体重が乗った瞬間)
DG判定の可能性が非常に高い位置です。
ブレードの向きだけでなく身体全体の向きも含めて、総合的に判断します。
※ ルール上の回転不足判定の基準は1/2以上の不足がDG判定 1/4以上の不足がUR判定です。
拙Blogでは回転不足判定の基準を1/2(180度)1/4(90度)と括弧付きで補足的に説明していますが
技術審判が180度/90度の角度で判断している訳ではありません。
あくまでルール(テクニカル・ハンドブック)の記載通り1/2の基準 1/4の基準をテクニカル・オフィシャルのミーティングで意識合わせした上で、判断しています。

もし仮に、この着氷の瞬間であれば、UR判定の可能性になります。
※ 分度器などを表示して角度を測っている映像や画像がありますが
計り方自体を間違っていて、さらに結論を誘導しているケースがあります。
着氷角度が問題ではなく、あくまで回転の不足が1/2もしくは1/4の基準を元に判断しているという事です。

FINALLY. It's not entirely clean, but it's extremely close and it gets better every time (:
I finally got a landed one on tape!
上記、映像の説明にもあるように、Chelsea Christopher選手自身は
まだ回転が足りていない事をわかった上で公開しています。
高難度ジャンプへの挑戦は、普段の地道な練習からスタートします。上記、映像の説明にもあるように、Chelsea Christopher選手自身は
まだ回転が足りていない事をわかった上で公開しています。
【3/14 映像追加】
Triple Axel Slow Motion
http://youtu.be/IoUGQ0gTsWI
スローモーションVer 3A映像の説明のためにUPしました。
※ 再生速度は1/5に設定しています。
サンプル画像の説明を踏まえて、TOPスケーター達の映像を見て下さいね。
Figure Skating Triple Axel History -Ladies-
http://youtu.be/29SMYaEwGyM
3-3, 3A, quad collection -Figure Skating Ladies-
http://youtu.be/l-IT72GWrWE
回転不足を目視する場合、ブレード・靴を凝視してしまいがちですが
身体全体の向き(背中やおしり)などと同時に見る方が判りやすいです。
それと、氷のしぶきやトレース痕のカーブ(急なCの字)なども目安になります。
※ 尚、TV映像は審判の判定映像ではありません。
テクニカル審判は同じ位置から見ていますが、演技審判は横に広がり
JP1~JP9までリンクのロングサイドに広がっていますので見え方が違います。
GoE評価にバラつきが生じる理由の多くは見え方の違いです。
★ジャンプの回転不足考察…★
★回転不足判定の誤解?★
★回転不足判定の誤解?★ アンサーエントリー
最後に、DG判定は2種類存在します。
今回はメジャーな回転不足判定の紹介です。
もうひとつのDG判定事例は以下の記事を参照してください。
★もうひとつのダウングレード判定!?★ DGを探そう!【問題編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-171.html
★DG判定を探そう!?★ スロー再生で確認!【解答編】
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-172.html
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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2010年よりTwitter上でつぶやいたフィギュアスケート関連のツイート集をまとめています。
FSルールの説明や技術考察など、FS観戦に役立てば幸いです。
Skater_Sakura フィギュアスケート関連ツイートまとめ
http://togetter.com/mt/Skater_Sakura
拙Blog記事を参考にしていただく事は、非常に嬉しい事ですが
記事引用や転載は、基本的に連絡をして頂きたく存じます。
Blog記事内容の無断転載・引用はお断りします。
Blog記事のご紹介&トラックバックして頂ける場合は連絡不要です。
リンク元URLをサイト内で明記して下さればありがたいです。
★Figure Skating Guideline★ エントリー 一覧
画面の向こうには、数多くの閲覧者の方々がいらっしゃいます。
選手個人及び関係者 コメント投稿者・閲覧者などへの記述には
礼節や一般社会常識を守って頂けますよう、お願い申し上げます。
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やむを得ず、しかるべき措置を取る場合があります、予めご了承下さい。
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- ★'11-'12シーズン ルール改正★ 修正部分 (2011/05/26)
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この記事へのコメント
参考動画のChelsea Christopher選手のは本当に3Aなのでしょうか?
何度見てもダブルにしか見えないのですが。
あと4Tにしても3回転にしか見えません。
過去の戦績も調べてみたのですが、PBが110点台の選手なのでちょっと高難度が跳べるというのは信じがたいのです…
何度見てもダブルにしか見えないのですが。
あと4Tにしても3回転にしか見えません。
過去の戦績も調べてみたのですが、PBが110点台の選手なのでちょっと高難度が跳べるというのは信じがたいのです…

コメントありがとうございます。。。
> Sakuraさん、丁寧な解説ありがとうございました!
いえいえ、ちょっと画像加工は骨が折れましたが、なんとか完成できました。
皆さんの参考になれば幸いです。
コメントが以前に比べ少なくなったので、嬉しいです。
ただ、本当に役立っているのか?の疑問が残っちゃうんですけどね。
> 日経コラムのイラストが、意外にもすごく分かりやすいですね、直接解説してくださると。
選手のストロボ写真などは、浅田真央選手のものはありましたが
使うことに抵抗がありましたので、日経コラムの画像がちょうど良かったんです。
>ジャンプの映像集ですから、楽しめました。(とはいえ、成功・UR・DGの見極めは全くもってムリ!!!)
ノーマルスピードでの見極めは困難ですよね。
これは、慣れというか、ずっとシングル・ダブルから見慣れていないと難しいと思います。
なので、敢えて、シングルとダブルの、お手本となりそうな映像を紹介しました。
> こうして見てみると、女子選手でも3Aを跳んでいた選手、たくさんいますよね。
今はURやDG判定に苦しむことが多い真央選手も、昔の映像を見ると、着氷が違いますね。
そういう違いを厳密に判定してこそ、競技として競う意味があるのだと再認識します。
真央選手本人が一番頑張っていると思います。ニースでぜひ決めて欲しいです!
競技会での成功者となると数人になりますが、練習ベースでは相当数の選手が挑戦しているでしょうね。
浅田真央選手は数シーズン前の状態へ戻すために努力していますから頑張って欲しいですね。
ただ、3Aだけにこだわるのではなく、佐藤コーチの推進している総合力をつける練習が実を結んでいくでしょう。
> そして圧巻はやはり伊藤みどりさん!!
> 続けてみていると、背景の流れるスピードが他の選手とは違うくらいに感じられます。あの高さや飛距離は、猛烈な助走スピードがあってなのかな。回転不足、ないですよね~。そして3A-3T!すごすぎる。
伊藤みどりさんの3Aは圧巻ですが、成功していないケースでは現行ルールのUR付近の着氷になってしまい
彼女も言及しているように、『回転不足だと、私は転倒しちゃいます。』と、なる事もありました。
バックスクラッチ姿勢のまま回転しながら降りてきて、転倒回避しやすい着氷技術が進歩したので
厳密に判定しないと、正確に降りる選手と、ごまかし気味の選手との技術差を分ける必要が出来たんです。
> 変わっているなぁと思ったのは、ハーディングさんの助走。ルッツ跳ぶの?!という感じ・・・
ハーディングさんの3A助走は特徴的でしたね。 ルッツっぽい軌道もですが、かなり直線的に滑ってきます。
成功ジャンプも含めて、ハーディングさんの3Aは一番UR付近の着氷が少なく開きながら降りてくる余裕がありましたね。
> 3-3からクワドまでの映像集も、よく集めたな~と感動。DGやUR導入後の選手のものは、きちんと試合で認められた映像を使っているようですよね。
全てが認定レベルかというと、かなり怪しいジャンプも散見されます。(^_^;)
6.0時代は、回転不足気味の着氷でも、無難にランディングしていれば、比較的OKだった印象がありますね。
>DG導入後、シニア女子ではもう3-3は誰も跳ばないかと思うほどでしたが、最近はSPでの3T-3Tは上位選手けっこう跳びますし、UR導入の成果でしょうか、見ているほうは楽しいです。
ルール策定は、選手たちの成長を促す目的も含まれていますので
導入当初の1/4基準でのDG判定は厳しい。 との批判もありましたが、その後の改正の効果は
確実に選手の挑戦意欲と成長に役立っていますね。

はじめまして、でいいのかな。。。
ご訪問&コメントありがとうございます。
> 参考動画のChelsea Christopher選手のは本当に3Aなのでしょうか?
> 何度見てもダブルにしか見えないのですが。
> あと4Tにしても3回転にしか見えません。
> 過去の戦績も調べてみたのですが、PBが110点台の選手なのでちょっと高難度が跳べるというのは信じがたいのです…
ノーマルスピードの映像では、高難度ジャンプの見極めは難しいと思います。
映像は、スローモーションが挿入されていないので、ダブル、トリプルに見えたのかもしれませんが
ちゃんと3A及び4Tは試みています。
ご本人も映像コメントに回転が足りていませんが・・・と、言及されていますが。
PBが110点台の選手であったとしても、3Lzまでマスターしているのですから
自然と、次の目標である3Aや4Tに挑戦する事は選手の上達意欲からは当然の行為です。
映像ではDGレベルでの着氷となっていますが、練習ベースでは挑戦し続けていかなければ
ジャンプ技術の成長の大切な部分を諦める事になります。
信じられないとの、ご指摘がございましたので、スローモーション化した映像を公開したほうがよろしいでしょうか?
時間はかかりましたが、一応、準備は出来ています。
他の閲覧者の方から 『スローモーション化した映像を早く見たい!』
との、要望も寄せられたので、画像説明の後に、映像を追加公開いたしました。
との、要望も寄せられたので、画像説明の後に、映像を追加公開いたしました。
ずっと、謎だったコメント…
みなさんのコメントを読み返していて、気がついた事がいくつかあったので再考察。
ひとつは1度の事を、2種類の意味がある事を再認識。
ひとつはルール部分の読み取り方、解釈の仕方の違い。
以下、謎だったコメントを、色を変えて記載しておきます。
【投稿者 Wさん】
>アクセルは他のジャンプと違い最後の回転を半回転しかしてません
回転の不足が1/4以上1/2未満がUR、1/2以上の不足がDGとルールで決まってるので、3Aは45度以上90度未満の不足がUR、90度以上の不足がDGになります
90度以上180度未満の不足がURなら、3回転してたった1度回転しただけで、
70%の点数がもらえる事になります
>4回転は3回転+181度回転しないと70%の点数はもらえません
アクセルは最後の回転が180度なので、1/180回転しただけでUR
他のジャンプは最後の回転が360度なので、約1/2回転したらUR
1/180対1/2になり、不自然だと思います
>90度以上180度未満の不足がURなら、3回転してたった1度回転しただけで、70%の点数がもらえる事になります
私、上記の部分が謎だったんです。 1度は角度の事だったんですね。
要するに3回転 +1度(角度)だけでも回転すれば… でUR判定の範囲に入る。 と、言いたかったのですね。
では、ルールにはどの様に記載されているのでしょうか…
【コミュニケーション 1611号抜粋】
ジャンプ/スロウの回転が容認できるのは“不足している回転数が1/4回転まで”の場合である.
この場合にはジャンプの基礎値はそのまま与えられ各ジャッジによりGOEが判断される.
ジャンプ/スロウが“回転不足判定(Under-rotated)”となるのは
“回転不足が1/4回転よりは 大きいが1/2回転未満”の場合である.
“回転不足判定”はテクニカル・パネルから各ジャッジへ示され
プロトコルでは要素名の後ろに ”<” 記号が付される.
“回転不足判定”の場合には、減ぜられた基礎値(BV)が与えられる.
減ぜられた基礎値とは、意図したジャンプ/スロウの基礎値の70%であり
四捨五入して小数点以下1桁まで求める.
(例: ジャンプの基礎値が6.0である場合には、“回転不足判定”されたジャンプの価値は4.2となる.) (引用終わり)
減ぜられた基礎値は70%である。 と、書かれてますよね。
UR判定の場合は基礎値から30%減ぜられる。 でも、良さそうなのですが…
欧米諸国と計算の文化が違うからかな。(引き算は難しいから?)
投稿コメントに違和感を感じたのは、70%をもらえる。 と、考える、ルールの受け取り方です。
選手は好き好んで3割減ぜられた70%の基礎値を狙って跳びません。
必要回転数分を過不足なく回ろうとして跳ぶのですから、結果として、1/4以上足りなければUR判定の基礎値に減ぜられ、1/2以上足りなければDG判定となり、ひとつ下の回転数の基礎値へ引き下げられるのです。
普段のジャンプがDGレベルしか回らず(前向き着氷レベル)UR判定(70%基礎値)の領域まで回ろうと、チャレンジする訳ではありません。
ですので、”たった1度(角度)回るだけで70%がもらえる”は、現実的な考え方ではなく、私には、回っていないレベルのジャンプを身の危険を冒し、70%の基礎値を得るために挑戦する。という、概念がなかったので、1度を(回数の1度)だと思い込んでしまった。
ずっと気になってたんですが、ナンセンスな考えかただし、ジャンプの回転数を分割して考えてしまう事の方が、大きな誤解なので、そちらのレスを優先しちゃったんです。
エラーの判定なのだから、減点される。 というのが、スケーターの通常感覚で、わざわざエラー判定を受けるレベルに無謀な挑戦はしないですよね。
3Aのジャンプを3回転+半回転と分割し、最後の半回転で回転不足を判定する。
という、見解について…
私は『そもそもジャンプの回転数を分割して考える事がおかしい』 という点を説明したのですが。
やはり、ちゃんと説明するべきだったかと。 (追い討ちかけるみたいで嫌だったんですよね)
>3Aは45度以上90度未満の不足がUR、90度以上の不足がDGになります
もし、上記の見解がルールに織り込まれていたら、3Aは、非常にリスクだけが異常に高いジャンプになってしまいますね。
完全にクリーンなレベルで着氷しないものは、URかDG判定続出しますね。
>○○競技会、○○選手の3Aは完全に回りきっていました!
なんて、書くから・・・ 余計に書けなくなっちゃった。
主張部分に大きな自己矛盾があったのを、ちゃんと指摘してあげた方が良かったのかなぁ…(´・_・`)
みなさんのコメントを読み返していて、気がついた事がいくつかあったので再考察。
ひとつは1度の事を、2種類の意味がある事を再認識。
ひとつはルール部分の読み取り方、解釈の仕方の違い。
以下、謎だったコメントを、色を変えて記載しておきます。
【投稿者 Wさん】
>アクセルは他のジャンプと違い最後の回転を半回転しかしてません
回転の不足が1/4以上1/2未満がUR、1/2以上の不足がDGとルールで決まってるので、3Aは45度以上90度未満の不足がUR、90度以上の不足がDGになります
90度以上180度未満の不足がURなら、3回転してたった1度回転しただけで、
70%の点数がもらえる事になります
>4回転は3回転+181度回転しないと70%の点数はもらえません
アクセルは最後の回転が180度なので、1/180回転しただけでUR
他のジャンプは最後の回転が360度なので、約1/2回転したらUR
1/180対1/2になり、不自然だと思います
>90度以上180度未満の不足がURなら、3回転してたった1度回転しただけで、70%の点数がもらえる事になります
私、上記の部分が謎だったんです。 1度は角度の事だったんですね。
要するに3回転 +1度(角度)だけでも回転すれば… でUR判定の範囲に入る。 と、言いたかったのですね。
では、ルールにはどの様に記載されているのでしょうか…
【コミュニケーション 1611号抜粋】
ジャンプ/スロウの回転が容認できるのは“不足している回転数が1/4回転まで”の場合である.
この場合にはジャンプの基礎値はそのまま与えられ各ジャッジによりGOEが判断される.
ジャンプ/スロウが“回転不足判定(Under-rotated)”となるのは
“回転不足が1/4回転よりは 大きいが1/2回転未満”の場合である.
“回転不足判定”はテクニカル・パネルから各ジャッジへ示され
プロトコルでは要素名の後ろに ”<” 記号が付される.
“回転不足判定”の場合には、減ぜられた基礎値(BV)が与えられる.
減ぜられた基礎値とは、意図したジャンプ/スロウの基礎値の70%であり
四捨五入して小数点以下1桁まで求める.
(例: ジャンプの基礎値が6.0である場合には、“回転不足判定”されたジャンプの価値は4.2となる.) (引用終わり)
減ぜられた基礎値は70%である。 と、書かれてますよね。
UR判定の場合は基礎値から30%減ぜられる。 でも、良さそうなのですが…
欧米諸国と計算の文化が違うからかな。(引き算は難しいから?)
投稿コメントに違和感を感じたのは、70%をもらえる。 と、考える、ルールの受け取り方です。
選手は好き好んで3割減ぜられた70%の基礎値を狙って跳びません。
必要回転数分を過不足なく回ろうとして跳ぶのですから、結果として、1/4以上足りなければUR判定の基礎値に減ぜられ、1/2以上足りなければDG判定となり、ひとつ下の回転数の基礎値へ引き下げられるのです。
普段のジャンプがDGレベルしか回らず(前向き着氷レベル)UR判定(70%基礎値)の領域まで回ろうと、チャレンジする訳ではありません。
ですので、”たった1度(角度)回るだけで70%がもらえる”は、現実的な考え方ではなく、私には、回っていないレベルのジャンプを身の危険を冒し、70%の基礎値を得るために挑戦する。という、概念がなかったので、1度を(回数の1度)だと思い込んでしまった。
ずっと気になってたんですが、ナンセンスな考えかただし、ジャンプの回転数を分割して考えてしまう事の方が、大きな誤解なので、そちらのレスを優先しちゃったんです。
エラーの判定なのだから、減点される。 というのが、スケーターの通常感覚で、わざわざエラー判定を受けるレベルに無謀な挑戦はしないですよね。
3Aのジャンプを3回転+半回転と分割し、最後の半回転で回転不足を判定する。
という、見解について…
私は『そもそもジャンプの回転数を分割して考える事がおかしい』 という点を説明したのですが。
やはり、ちゃんと説明するべきだったかと。 (追い討ちかけるみたいで嫌だったんですよね)
>3Aは45度以上90度未満の不足がUR、90度以上の不足がDGになります
もし、上記の見解がルールに織り込まれていたら、3Aは、非常にリスクだけが異常に高いジャンプになってしまいますね。
完全にクリーンなレベルで着氷しないものは、URかDG判定続出しますね。
>○○競技会、○○選手の3Aは完全に回りきっていました!
なんて、書くから・・・ 余計に書けなくなっちゃった。
主張部分に大きな自己矛盾があったのを、ちゃんと指摘してあげた方が良かったのかなぁ…(´・_・`)

私のレスは消しておきました。
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(とりあえず完了、必要に応じて加筆訂正ありの予定)
ジャンプの回転不足について新しい知見を得たので、勉強し直す。ちなみに過去の認識はこちら「回転不足。といっても私の頭のことじゃないです」(←リン...
URL :
みどりさんすごい。 - まる子 - 2012年03月13日 20:30:58[ 再編集・削除 ]
日経コラムのイラストが、意外にもすごく分かりやすいですね、直接解説してくださると。
さらに、ワイスさんのお手本ジャンプ、練習中の選手の映像と続けて見てみると、素人ながら違いがはっきり分かる気がしてきて・・・そこから3Aその他の高難度ジャンプの映像集ですから、楽しめました。(とはいえ、成功・UR・DGの見極めは全くもってムリ!!!)
こうして見てみると、女子選手でも3Aを跳んでいた選手、たくさんいますよね。今はURやDG判定に苦しむことが多い真央選手も、昔の映像を見ると、着氷が違いますね。そういう違いを厳密に判定してこそ、競技として競う意味があるのだと再認識します。真央選手本人が一番頑張っていると思います。ニースでぜひ決めて欲しいです!
そして圧巻はやはり伊藤みどりさん!!
続けてみていると、背景の流れるスピードが他の選手とは違うくらいに感じられます。あの高さや飛距離は、猛烈な助走スピードがあってなのかな。回転不足、ないですよね~。そして3A-3T!すごすぎる。
変わっているなぁと思ったのは、ハーディングさんの助走。ルッツ跳ぶの?!という感じで、びっくりしました。こんな跳び方もあったんですね。
みどりさんもハーディングさんも、現役時代からテレビで見ていましたが、こんなふうに跳び方が違っていたなんて、当時は全然思いませんでしたから、自分もよく勉強したもんだと呆れます。ようするに、フィギュアスケート大好きなんですね。
3-3からクワドまでの映像集も、よく集めたな~と感動。DGやUR導入後の選手のものは、きちんと試合で認められた映像を使っているようですよね。DG導入後、シニア女子ではもう3-3は誰も跳ばないかと思うほどでしたが、最近はSPでの3T-3Tは上位選手けっこう跳びますし、UR導入の成果でしょうか、見ているほうは楽しいです。印象的だったのは、昔のキャロライン・ザン選手。今とは跳び方が全然違いますね。ただ跳べるだけ、じゃダメなんだなぁ。「美しく跳ぶ」というのも大切なんですね。
長くなりました。また記事を楽しみにしています。