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★高橋大輔【Blues For Klook】を観察してみた…★

2012 世界選手権&国別対抗戦も終わり、シーズンオフならではの話題が目白押しですね。

羽生結弦選手のブライアン・オーサーコーチへの師事ニュースも驚きました。
新たなステップとして、チャンピオンコーチから、たくさん吸収して成長の糧にして欲しいです。

★世界を見据えたIJSルール対応力★ 羽生結弦の挑戦
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-164.html
★羽生結弦…世界への扉★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-174.html

と・・・タイトルから離れていきそうになった…
Mar 2012 Daisuke Takahashi 高橋大輔 FS
http://youtu.be/FHjf25eDWJA



D.Takahashi


WS00082.jpg 

2012 WTT M-FS-1 Daisuke TAKAHASHI
http://youtu.be/c212-aG8zPs



D.Takahashi.WTT

WS00083.jpg 

高橋大輔選手の世界選手権 国別対抗戦FSスコア比較表

水色
はWC比マイナス ピンクはWC比プラス

WC基礎点GoEスコアWTT基礎点GoEスコア
要素名  要素名  
4T  10.3  0.1410.444T10.30.1410.440
3A8.5  1.8610.363A8.51.8610.360
3S4.20.704.903S4.21.005.20+0.30
CCSp43.20.503.70CCSp32.80.643.44-0.26
CiSt43.91.405.30CiSt43.92.106.00+0.70
FCCoSp43.50.714.21FCCoSp43.50.714.210
3A+3T13.86 x0.1414.003A+3T<12.54 x-0.7111.83-2.17
3F+2T7.26 x0.507.763F+2T7.26 x0.707.96+0.20
3Lo5.61 x-0.205.413Lo5.61 x0.806.41+1.00
3Lz+2T+2Lo10.01 x0.4010.413Lz+2T8.03 x0.308.33-2.08
3F<4.07 x-0.803.273F5.83 x0.906.73+3.46
ChSt121.903.90ChSt121.80
3.80-0.10
CCoSp43.51.004.50CCoSp43.50.934.43-0.07
79.918.2588.1677.9711.1789.14+0.98

WCWTT
PCSスコアPCSスコア
SS8.71SS9.32+0.61
TR8.14TR9.04+0.90
PE8.61PE9.54+0.93
CH8.61CH9.39+0.78
IN8.82IN9.50+0.68
factor 2.0085.78factor 2.0093.58+7.80

このようにスコアを並べて見れば、良くわかると思います。
実質的にTESでは3A+3T<の-2.17がもったいなかった。
3連続はとっさに中止したのだと思います。
ここでも-2.08を取りこぼしてる形にはなりますが
演技の流れは良かったように感じます。
その後の3Fへのスピード感など…好影響。

総獲得GoEが増えている
事からも、質の面の+評価が多いという事は
SSやTRにも好影響を与えています。

その、良い流れが、演技に余裕を生み、相乗効果として
表現技術にあたるPE/CH/INも押し上げたのでしょう。

PCSが盛られているっ! てのは、単に数字だけを見た印象でしょう。

NET上で話題になった映像の紹介です…

映像は高橋大輔選手のFS 【Blues For Klook】
小窓に世界選手権 本体画面に国別対抗戦が同期しています。
高橋大輔選手 FS 【Blues For Klook】 比較
http://youtu.be/8NON-y1VXQI


※ WC小窓の音声が流れています。

【今回は敢えて比較映像の感想を書きます】

4Tのプレパレーションが変わってますが、影響はない変更。
4T&3AのGoEが奇しくも同じですが、4Tの出来栄えは同程度
3AGoEは似たようなものですがWTTの着氷時の表現など、印象が上がる。
3Sの音楽タイミングなどが合っている。
CCSp3は6回転に満たなかった感じ。回転速度が速い。

CiSt4は良く滑ってます。(1:30)あたりのエッジワークは唸る。
身のこなしなどもスムーズで、WTTはノッている様子がわかります。
FCCoSp4は回転速度が速く、次の要素向かい出しが早くなり余裕が出てます。
3A+3T< UR判定は致し方ないレベル。(WCもヤバかった)(スケーターズフェイバーかも)
3F+2T 3Lo共に容易く跳び、余裕がある。
3Lz+2Tは+2Loを省略したが、その後のスピードが上がり3Fにつなげている。

【高橋大輔選手のインタビューより】
『競技会で自分と他の選手の5コンポーネンツを見比べると、PCSで高い点を取らないとダメだと実感するんです。
国別対抗戦の審判の方々は、ちょっと気前がよかったのかもしれませんけど…
高い点が出た事は嬉しかったですね。
自信になりますし、自分が進んでいる道は間違っていなかったとわかりました。
あんなに9点台が出た事は今までなかったですからね。』


日本人らしく、謙遜していますが、会場の盛り上がりが後押しした可能性もありますが
小さなミスは散見されましたが、PGを壊すことなく、流れの中で終始滑っていた事は確か。
個人的には、WCから調子を維持し、非常に高いモチベーションを持ったまま大会を迎えた。
何よりも、日本代表チームのキャプテンとして、自分がチームを引っ張る。という自負が
世界選手権で持ち帰った課題も短い期間で修正して、特にPE/CH/INに大きく現れたのだと思います。
ファン・代表選手達の応援が、凄く滑走に好影響を与えて、のびのびと滑っていました。
見比べて感じるのは、一つ一つのスケーティングや所作などが大きいという事。(抽象的ですが)
世界選手権に比べたら、良い意味で肩の力が抜け、音の取り方をはじめ
5コンポーネンツ全体で得点を押し上げたのは、そういった
スケート本来の部分(肌で感じるスケート部分)が更に良い方向で出たからでしょう。
来シーズンは、どんな進化?を見せてくれるでしょうか…楽しみですね。
世界選手権Gala錬習映像や国別対抗戦Gala練習映像にヒントがあった気がします。
(良かったら後で見てくださいね)
Galaでの錬習映像を観ながら、来期のPG構成に妄想を膨らませてます。(笑)
(来期PG構成予想の妄想コメントお待ちしてます♪)
★スケートの神様と対話する男!?…高橋大輔★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-177.html

【Twitterより】
今回のWTT EXでも高橋大輔選手は3Lz+3Loをやったよな。URっぽかったケロ…
来期は+1点の挑戦をやるつもりなんだろか? 
しかし、この1点のインパクトは大きい…夢のある1点です。
特に+3Loを跳ぶ為の回転制御が難しい男子のジャンプだから貴重。

+1点のインパクト…単体ならば、1点は1点。
だが+3Loなのだ。もうひとつ+Comboに+3Tを組める。ここが本当の狙い。 
そしてライバル選手にも凄いアピールになる。 
高橋大輔は武器をひとつ増やしたと…

仮に+3Tと+3Loを装備したら? 
もし4Tと4Fを装備したら? が、ソチへ向けての布石では?

(3A or 3Lz)+1Lo+(3S or 3F) も破壊力スゲ~ぞ。
全部入りのMax構成って何?(他人任せ)

はい。 もちろん、妄想ですから高橋大輔選手の体力面の事まで考えてません(キリッ)(爆)
ジャンプ構成を鬼仕様にしたら、PCSどころかPG後半が崩壊するかもしれません。
自分でやる訳じゃないので(オイ) とりあえず、夢の部分だけ妄想してます。

と、このような妄想をお待ちしてます。。。

【figure skate memo】 ジャンプ基礎点計算
http://deep-edge.net/tools/bvcalc.html

さて…映像を、あ・え・て比較で書きましたが。。。
閲覧者の皆さんは、WCとWTT両方を観た方が多いでしょう・・・
『WCとWTTではそれほど違いがあるように見えないのに何故、高橋選手の得点は上がったのだろう?』
『やっぱ団体戦はお祭り大会だからか…?』
『なんと言っても、高橋選手はホームだからな。。。』
などのような感想を抱いた人は多いのかもしれません。
もっと凄いのも目にしましたが、触れません。(汗)
高橋大輔選手 ISU大会成績一覧
今回、記事にはテクニカル及びジャッジパネルメンバーを掲載しました。
審判達は、彼の滑走を両大会とも見たのでしょうか?
少なくとも、両競技会のパネルメンバーは違います。
見たとしたら、現地に行くか、皆さんと同じ様にTVで観戦しているのです。

大事な事がもうひとつ…過去の競技会で選手の滑走を審判は参考にしません。
審判達は、先入観も入れずに、今、目の前で起こってる事だけを審査しています。
もちろん、対選手比較でも審査していません。
ルールに基づいて、円卓会議で話された注意事項やテーマに則って審判業務に当たります。

敢えて、今回私も映像を見比べながら感想を書きましたが、少なくとも審判は自己感想を参考にはしないんです。
普通のファンの方々は、いつものクセで、対選手比較や記憶による本人比較の視点で競技を見てる。

審判達は、記憶の中に,個々の選手の滑走を覚えてるかもしれませんが
自分達がパネルに入る時は、完全にニュートラルな視点で客観的に審査します。
国際ジャッジでも、割り当てられなければパネルには入れない。
ISU国際競技界を年間に何度もパネル入りする審判はそれほど多くはないはずです。
いつも同じメンバーで採点をしているのなら、本人比較もある程度出来ますが
国や文化も違う、価値観など違う審判が、ランダムに入っているのですから
違う競技会であの選手は急に上がった、下がった。というのは比較する事に少し無理がある。
良いパフォーマンスをすれば上がるし、悪ければ下がる。
ただ、その相場というかレベルは出場人数やメンバーの違いもあるので
全体的に高い目や低い目の傾向が出る。という事は起こります。
国別対抗戦は歴史の浅い大会ですが、ISUの公式戦です。(五輪は違います)

先のエントリーにも記載していますが、TVで観ても、実際の会場で感じる印象とは違いがあります。
WCとWTTの両方をジャッジ席裏で観戦した人は、凄く少数でしょう。
ほとんどの方は、WTTは生観戦してもWCはTV観戦でしょう。
TVから受ける印象ほど、曖昧なものはありません。

風を切る音、エッジの音、ジャンプ踏み切りや着氷の音や振動。
高さや幅…リンク全体を使ったパターンや方向性…数を上げればキリが無い。
カメラは寄り引きやパーンを駆使しますから、かなり慣れないとスピード感はわかりません。
世界のTOPシニアだったら【SS】など、平均で7.50以上獲得していたら素晴らしい滑走能力ですが…
8.50や9.50レベルは、それぞれ、さらに凄い力量差があるんです。
TVなどではわかりづらい部分もあるのですが、そばで見れば全然違います。
スケートが上手くなればなるほど、凄く難しい事をいとも容易く出来てしまう能力を有する。
容易くやっているから、そのやっている内容が難しい事なのか?簡単な事なのか?見分ける力が必要です。

世界中の関係者が絶賛するような選手達は、そのスケーティングやエッジワーク・フットワークを駆使した上で
物凄い身体バランスで上半身まで使って、時には軸まで外す(ハズすと普通コケる)ような動きを、簡単にやっちゃう。
競技会で高い成績を残した選手達は、素晴らしいスケーティング能力を有しているんです。

【TV観戦じゃ採点競技の結果検証は難しい】
競技経験者であっても、TVではわからないことが多いんです。
ただ、競技経験者は、滑走感覚がわかりますから、ある程度は見えてます。
ジャンプの種類や質の判断やエラーの有無などは画面を通してもだいたい判りますが…。

スピード感などのTVではわかりにくい部分は、注目点を変えて推察してます。
例えばショートサイドコーナーを抜ける時のバンク角度や様々なターンなどを行う時の身体の動きや
加速の変化で、だいたいあれぐらいで滑っているな。。。って判るんです。
回転不足やWrong Edgeを気にすれば、エッジばかりに注目してしまう人が多いと思います。
でも、競技経験者やジャッジは身体全体を見ています。

Q 『全部を一度に見る事が出来るの?』 
A 『出来ますし審判は見ています。』
出来なきゃ、審判出来ませんからね。

山ほどもある、複雑怪奇なルール(笑)を全て暗記して、瞬時に判断するんです。
ジャッジパネルはGoE評価のプラス面とマイナス面(エラー)を瞬時に判断するのですから
エラーにばかり気を取られてはいけないんです。

審判はTOのレビュー映像も見るのですが、実際は目視段階で、ほとんどの場合正確に判定しています。
新システムが採用されてから、たくさんのBlogや掲示板などで
採点結果や競技結果に対して、疑問や不満も出ている事には残念に思っていますが
私なりの拙い説明でも、少し違った視点でフィギュアスケート競技を見てもらえたら幸いです。

★ルール考察を考察する…★ 考察のアプローチとは?
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-176.html
★観客席・TV観戦・ジャッジ席…印象度の違い★
http://openaxel.blog14.fc2.com/blog-entry-182.html

★PCS 《Skating skills》 解説映像集★
★PCS 《Transitions》 解説映像集★(映像翻訳コメント募集中)
★PCS 《Performance/Execution》 解説映像集★
★PCS 《Choreography》 解説映像集★(映像翻訳コメント募集中)
★PCS 《Interpretation》 解説映像集★(映像翻訳コメント募集中)

最後まで、読んで頂きありがとうございました。   
よろしければ、お気軽にコメントも、お寄せ下さいね。

私のスケートを見る視点はみなさんと少し違う部分がありますのでご了承下さい。
FS関係者でも立場の違いで見るポイントはみんな違います。
コーチはコーチならではの視点・コリオはプログラムを、ジャッジはジャッジングポイントを
選手は何か参考になる事はないか?って感じで経験者でも違うのです。

★Figure Skating Guideline★ 【タイトルリスト】
http://openaxel.blog14.fc2.com/archives.html#achieve

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この記事へのコメント

No title - きれじろう - 2012年04月27日 21:32:41[ 再編集・削除 ]

sakura様

すごく勉強になります!
そもそも私はWCとWTTでジャッジの顔ぶれが違う、という発想がすっぽり抜けていました。
私のような外部の人間にとって、貴重な記事だと思いますのでしばらく熟読させていただきます。

ここの判断が生でないと難しい - バルタントモゾウ - 2012年04月28日 12:44:36[ 再編集・削除 ]

>物凄い身体バランスで上半身まで使って、時には軸まで外す(ハズすと普通コケる)ような動きを、簡単にやっちゃう。<

演技の狙いとしてなのか、ミスから来ているのか?
体操ではありえないシチュエーションなので、高橋選手のような予定されたものならわかっても、そうでないものはわかりにくい。

プルシェンコのようにジャンプの軸を狂いを空中で強制的に持ち直すと言う凄さはわかりやすいのだけどな~~~。

ありがとうございます。 - Sakura - 2012年04月28日 19:55:21[ 再編集・削除 ]

v-22きれじろうさん

こんばんは。。。

> すごく勉強になります!
> そもそも私はWCとWTTでジャッジの顔ぶれが違う、という発想がすっぽり抜けていました。
> 私のような外部の人間にとって、貴重な記事だと思いますのでしばらく熟読させていただきます。


国際審判資格を持つジャッジの数は、世界に目を向けると、かなりの人数になりますから
国際大会に派遣されるのは、年間に1、2回程度(国内で数回)ではないでしょうか…
テクニカル審判は、数がまだ少ないので、もう少し頻度が上がるかもしれませんが。

ジャッジ達は、統一された教育を受けていますが、採点競技ですから
その時毎に、違いが出てくるのは当然だと思いますし、選手側のパフォーマンスにも差が出ます。
PGを見た印象で、選手のパフォーマンス力が変わらないように見えても
審判達は、かなり細かい部分まで審査しています。

良いものには、思い切った評価を! という、通達もありますので
凄いパフォーマンスの滑走には、いつもよりグッと上がる事もありますね。

凄く張り詰めた空気感の中で、凄いパフォーマンスが出たときは観客もジャッジも飲み込まれます。
要素などの出来はいつも通りでも、会場全ての空間を支配したかのような演技というのは時々見かけますよね。

スケートの特性 - Sakura - 2012年04月28日 20:27:54[ 再編集・削除 ]

v-22バルタントモゾウさん

こんばんは。。。

> >物凄い身体バランスで上半身まで使って、時には軸まで外す(ハズすと普通コケる)ような動きを、簡単にやっちゃう。<

> 演技の狙いとしてなのか、ミスから来ているのか?
> 体操ではありえないシチュエーションなので、高橋選手のような予定されたものならわかっても、そうでないものはわかりにくい。
> プルシェンコのようにジャンプの軸を狂いを空中で強制的に持ち直すと言う凄さはわかりやすいのだけどな~~~。


一番判りやすい事は、可能な限りレベルの上から下まで全て見る事ですね。
体操競技でも、ちびっ子からTOPアスリートまで、そのレベルの中でどの選手の技術が凄いのか。
そういった、技術の見比べは必要だと思います。
同じ技を行っても、レベルの違いが大きい選手の比較では雲泥の違いがあるように。

スケートも同じで、例えば、ステップ動作のリンクを片足だけでつなぐステップ。

凄い選手は、難しいパターンを組み合わせて多様な方向へターンをしながら、加速を続ける。(減速しない)
並の選手は、最初の勢いだけで、徐々にスピードが落ち、時には途中で足を付いてしまうことも。
ステップ間のパターンの組み合わせ次第では凄く難しくも、簡単にもなる。

簡単なパターンでも、上半身の効果的な動きで凄く綺麗に見せる選手もいます。
でも、それが本当に凄いのか? は、滑っている内容によるんです。
複雑なパターンでも、上半身がぎこちなく、スピードが不足し、バランスを何度も崩しかける。
こういったことも、技術を見比べる事が出来る眼力が必要ですよね。

スケート技術 Skating Skills

定義:
総合的なスケーティングの質
スケーティング能力(エッジコントロール・フットワーク・加速させる能力)
氷上での流れや正確さ。

基準: 
体幹のバランス、膝の使い方、正確な足裁き
リズム、パワー伝達、体幹を使った効率的な推進能力
重心を効率的に使う、無理のない加速
クリーンでコントロールの効いた滑走能力
ディープエッジを使ったコントロールされたステップ
パワー(エネルギー)・スピード・加速の多様性
多様な方向・回転方向・フォア・バックのスケーティング
片足スケーティングの習熟度や両足スケーティングの少なさ


SSの定義/基準の中で、どの様なスケーティング動作が当てはまるのか?
まで、経験上の感覚や、上級者/下級者などの能力の違いを知っていないと
非常に判断が難しいと思います。

世界のTOPスケーターが凄いことは誰でも知っていますが
普通のレベル(初級/中級/上級)と、超上級レベルの技量差を知る人は少ない。

だから、いつも、身近なレベルの競技会に足を運んで欲しいと言ってるんです。

TOPスケーターがやったステップ動作をノービスやジュニアぐらいの標準的な選手がコピーしている…
そういったのと、見比べる機会があれば、見るだけでも違いは歴然なのですが…
当然、逆のパターンで、標準的な選手が行ったステップをTOPスケーターがコピーして見せる。
そういった事を見比べられないから、なかなか判りにくいんですよね。

見る訓練を積み重ねれば、必ず違いが判って来るようになります。

このレベルの違いは - バルタントモゾウ - 2012年04月28日 20:54:36[ 再編集・削除 ]

>凄い選手は、難しいパターンを組み合わせて多様な方向へターンをしながら、加速を続ける。(減速しない)
並の選手は、最初の勢いだけで、徐々にスピードが落ち、時には途中で足を付いてしまうことも。 <

ワールドクラスでもはっきりとしていますけどね。

私がテレビ映像で判別がつかないのは、バランスを崩したと見える振り付けの部分のことです。

意識してバランスを崩しているのか、足の疲れからなのか?

演技後半部分でよく見かける体勢の危うさが意図したものなのかとか、ジャンプを降りてからすぐにターンを入れる(フローが感じられない)様な向きの変更が、プログラムとして意識されたものなのか、そうではなく流れが止まりそうになったために、スピードを得るために氷をプッシュするのか?


安藤選手のコンビネーションで、すぐに前向きに滑り始める部分があって、音に遅れまいとしてなのか、元からそういうプログラムなのかが判然としません。

振付師が考えているものならば、私が「ここでもう少しタメがほしいのに」と思う部分にそう言う動きが難しいということなのか、そういう点が判断しにくいと言う意味だったのですが。

コンパルソリー - バルタントモゾウ - 2012年04月28日 21:07:50[ 再編集・削除 ]

昔、この採点をしている映像を見たときに、なぜ足をけらずに、片足だけで長いこと滑れるのかが人間技とは思えませんでしたね。

少しだけの時間なら出来ても、到底サークルを描くところまでは到達できませんでしたね。

Re: このレベルの違いは - Sakura - 2012年04月28日 22:43:17[ 再編集・削除 ]

v-22バルタントモゾウさん

> ワールドクラスでもはっきりとしていますけどね。

上位グループと下位グループでも、この辺りは結構な差が出ますね。

> 私がテレビ映像で判別がつかないのは、バランスを崩したと見える振り付けの部分のことです。
> 意識してバランスを崩しているのか、足の疲れからなのか?


エート。 バランスを崩したというのは、高橋大輔選手の滑走の出来事でしょうか?
SPのステップ開始直後のつまずきの件ですか?

> 演技後半部分でよく見かける体勢の危うさが意図したものなのかとか、ジャンプを降りてからすぐにターンを入れる(フローが感じられない)様な向きの変更が、プログラムとして意識されたものなのか、そうではなく流れが止まりそうになったために、スピードを得るために氷をプッシュするのか?

+GoEを獲得する為にジャンプ着氷直後にターンを入れる、いわゆる出の工夫と
バランス力に欠けて、すぐにターンやステップ動作に以降してしまうのとの、見分けは難しいかも。
上体の動きで判別するしかないですね。 バランス崩してる時は所作がおかしいです。

> 安藤選手のコンビネーションで、すぐに前向きに滑り始める部分があって、音に遅れまいとしてなのか、元からそういうプログラムなのかが判然としません。
> 振付師が考えているものならば、私が「ここでもう少しタメがほしいのに」と思う部分にそう言う動きが難しいということなのか、そういう点が判断しにくいと言う意味だったのですが。


このケースも映像と音楽を聴いた上で、状況を見てみないとなんとも言えないですね。

所謂、着氷の伸びを演出するのも+効果ですし、直後に難しいターンなどの出の工夫を入れるのも+効果で
どちらの+面を獲得しようと意図するのかは、PGの音楽や予定された次の動作との兼ね合いもあります。
そして、そのどちらの動きもPCSに関連するので、PG上の振り付けの意図も感じねばならない部分ですね。

高橋選手のと言うわけではなく - バルタントモゾウ - 2012年04月28日 23:41:59[ 再編集・削除 ]

全ての選手に対してのことです。

特定の選手にのみと言うのではなく、ターンの最中の動きの動作の中でもよろめいた感じがしたりする時に、ピックが引っかかったものなのか、そういう振り付けの意図なのかという部分の見分けが、バランスのとり方の上手な選手の場合には見分けがつきませんね。

ワールドクラスでも12位以下あたりだと、ミスなんだろうと思うのですけどね。




出の工夫もあうのでしょうけれどもリンクの使い方の都合でターンしなければならないとか言う面もあるのでしょうが、それならジャンプの入りの位置をもう少し前にすればいいのになとか思ったりしますね。

特にコンビネーションジャンプの飛び始めの位置がリンクそばになることが多いのはなぜなんだろうと良く思うのですよ。

リンク際に着氷すると、ランディングの方向性や滑走距離が限定されるので、なんとなく窮屈な感じを受けます。

安藤選手に限らずですが。

コンパルソリーは原点 - Sakura - 2012年04月29日 02:34:52[ 再編集・削除 ]

v-22バルタントモゾウさん

そのようなBlogもあるんですね。
身近なレベルの滑走技術と、ご自身で感じた滑走技術の難しさを肌で感じれば
少しずつ、いろんな事がわかってきますよ。
TOPスケーターの動きは、地上でストップやスローかけながらマネしてみる。とかね。

> 昔、この採点をしている映像を見たときに、なぜ足をけらずに、片足だけで長いこと滑れるのかが人間技とは思えませんでしたね。
> 少しだけの時間なら出来ても、到底サークルを描くところまでは到達できませんでしたね。


コンパルソリーの技術はスケーティングの原点です。
一番簡単なセミサークル(半円)でもサークルエイト(円)でも、正確に最後まで足を付かずに戻ってくるのは難しい。

昔のTOPスケーターは7級レベルですので、パラグラフ(2個の円)+ターン(ブラケット・ダブルスリー)を
描く能力があります。
エッジの一番滑る場所にじっと正確に乗った上で、身体を動かしても乗り位置を変えずに一定のカーブに乗り続ける。
地味ですが、非常に高度な技術が要求されます。

現代スケートは、その技術の大切さをフリースケーティング技術の中で取り戻させようと
ルールなどに織り込んで、選手の成長を促してるんです。

上手いと誤魔化しも上手い。 - Sakura - 2012年04月29日 02:45:44[ 再編集・削除 ]

v-22バルタントモゾウさん

> 特定の選手にのみと言うのではなく、ターンの最中の動きの動作の中でもよろめいた感じがしたりする時に、ピックが引っかかったものなのか、そういう振り付けの意図なのかという部分の見分けが、バランスのとり方の上手な選手の場合には見分けがつきませんね。

上手な選手は、バランス能力などが優れているので、少々トウが引っかかったり
乗り位置が悪く、バランスを崩しかけてもカバー能力が高いので、ミスったように見せずに
カバーリングするんですよ。

ジャンプのチートなどや、転倒してもおかしくないURでの着氷技術も
上手だからこそ、上手くごまかして降りてる。 って事もあるんです。
それを審判は見逃さないんですよね。

> 出の工夫もあうのでしょうけれどもリンクの使い方の都合でターンしなければならないとか言う面もあるのでしょうが、それならジャンプの入りの位置をもう少し前にすればいいのになとか思ったりしますね。
> 特にコンビネーションジャンプの飛び始めの位置がリンクそばになることが多いのはなぜなんだろうと良く思うのですよ。
> リンク際に着氷すると、ランディングの方向性や滑走距離が限定されるので、なんとなく窮屈な感じを受けます。


リンクの端の方まで助走をつけるのは、十分なスピードが必要なためと
PG上、出来るだけリンクを広く、方向性も多様で、同じパターンを使わない工夫をするからです。
ちびっ子スケーターの競技を見ればわかりますが、リンク中央だけで、こちょこちょやっているようでは評価が上がらない。
まぁフェンスぎりぎりまで、広く使って、窮屈なPG印象を与えてしまうのは本末転倒なんですが。
要素の配置なども、PG上の大切な評価項目です。

コンパルソリー - バルタントモゾウ - 2012年04月29日 07:49:56[ 再編集・削除 ]

丁寧な説明ありがとうございます。
調子に乗って過去の疑問も少し教えてください。

アイスダンスの場合、うまいペアは、同じ時間でも下位のペアよりも滑走距離が長く、ジャッジ席の前で終わるのではなく、リンクはしの方で終わっていますが、シングルのコンパルソリーも、同じ時間数での滑走距離も評価の基準に合ったのでしょうか?

当時は伊藤さんがなぜコンパルの点数が負けるのかがわからなかったのですけど、そういう点も含まれてたのでしょうかね~?

Re: コンパルソリー - Sakura - 2012年04月29日 21:05:25[ 再編集・削除 ]

v-22バルタントモゾウさん

> アイスダンスの場合、うまいペアは、同じ時間でも下位のペアよりも滑走距離が長く、ジャッジ席の前で終わるのではなく、リンクはしの方で終わっていますが、シングルのコンパルソリーも、同じ時間数での滑走距離も評価の基準に合ったのでしょうか?

> 当時は伊藤さんがなぜコンパルの点数が負けるのかがわからなかったのですけど、そういう点も含まれてたのでしょうかね~?

アイスダンスの事は詳しくないのですが…
上手なカップルの場合は、同じパターンでのひと蹴りの伸びなどが格段に違います。
ただ、パターンダンスの場合は、ダイアグラム通りに行うので、パターンの終了地点はだいたい同じだと思います。
同じパターンダンスでも一歩の伸びやスピードに明確な差が現れ、スピードが上がるという事は
エッジワークが深くなければ、パターンから飛び出します。

シングルのコンパルソリーに関しては、滑走距離には大きな差はありません。
如何に、図形を正確に3本ずつ揃えるか? 正確なターン技術があるのか?
一定のカーブで、正確な円を閉じているか? などを判定しています。

伊藤みどりさんのコンパルソリーがヘタだった。
というのは、世界レベルでの話であって、全日本選手権を8連覇以上しているうえで
それほどヘタだったわけではありません。
少なくともコンパルソリーで3番以内に入っていなければ、優勝できませんから。
フリースケーティング能力比、という観点だったら、少し苦手としていた。って感じですね。

尚、世界TOPレベルのコンパルソリー技術は、当時、日本のレベルを遥かに上回っていました。

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